恋愛と男性心理

あと一歩、踏み込んでこない彼

love

カウンセリングサービス の浅野寿和 です。いつもお読みいただきありがとうございます。

今回はアメーバブログ「恋愛テクニック・男心のウラ・オモテ」2010年10月6日分のテキストです。よろしければお読みくださいませ。

今日はこんなテーマにしてみました。

「恋愛・結婚に躊躇する男性の心理」

例えばこんなケース。

「今はまだ付き合ってるわけではないんだけれど、彼と一緒にいる時間が随分長くなってきた。私は彼とちゃんと向き合ってお付き合いしていきたいな、と思っているけれど、どうも彼がそれを拒んでいるように思えてならなくて・・・。」

「お付き合いが始まって数年。そろそろ私は彼との結婚を意識し始めてないわけではないんだけど、彼の様子がどうも・・・。2人の未来のこと、真剣に考えている素振りが見えなくって。好きだよ、大切だよ、とは言ってくれるんだけど・・・。」

 

「たまに軽く彼をつついてみるんです。ストレートにはなかなか言えないんだけど、私達これからずっと一緒にいられるよね?って意味を込めて。

 

すると彼はいつもバツの悪そうな顔をする。時には目線をそらして話を流しちゃうんですよね・・・。これって、彼が私に本気じゃないってことなんでしょうか・・・?」

 

どこか「煮え切らない彼の態度」に不安や寂しさを感じたり、時には苛立ちや自分がちっぽけに思えてしまう、そんな方もいらっしゃるのかもしれませんね。

さて、実際にこのように「2人の関係について真正面から受け止められない状態の男性」がいらっしゃることもあるようです。そしてそのような男性の心には様々な要素が隠れていることがあるんですね。

男性が「女性を愛していない」となれば全く話は別ですが、そうではなく男性が女性に対して愛情を抱いていてもなお一歩前に進めない時、男性は未来に対して漠然とした不安を感じていたり、2人の関係の中に見える責任やその重さを感じ、未来に対して幸せなイメージを描けていない可能性があるのです。

そこで今回は、今までも「男性は責任感を強く感じる生き物」と書いてきましたが、もう一歩進めて書いてみようと思います。

例えば、女性との関係や何より彼女のことを思い結婚を考えてはいるけれども、それでも決断できなくて葛藤している男性がいるとします。(自立的な男性ほどなかなかこの葛藤している姿すら周囲に見せないものですが・・・)

その男性の意識的には「彼女との幸せな未来」に対する期待や憧れ、何より愛すべき人と共に過ごすことで感じる喜びを2人で共有したいと思っているのですが、何故か一歩前に進めない、としましょう。

そのような状況の中で男性の中に芽生えやすい感覚のうちの1つが「責任感」というもの。特に自立的な男性や、とても真面目であったり誠実な男性であればなおさら。

しかし心理的に見ると、その責任感という感覚こそ男性の中の過去の恋愛で経験した失敗や心の痛みを覆い隠す理由になっているケースもありえるんですね。

そしてその責任感の裏には、男性の中にある過去の経験から来る心理的な痛みや、自分自身に対する疑い、不全感が隠れていることも少なくありません。もちろん男性自身が意識的に理解しているかどうか?は別としてですが。

これは男性に限ったお話ではないかもしれませんが

「義務感」「役割」「責任感」

これらの感覚は人として持ってないと困るものでもありますが、一方で自分の中の心の痛みを隠すブロックになることがとても多いものです。

男性が内心隠している心理的な痛みは人それぞれで違うわけで一概には言い切れず、全てケースバイケースになってくるのですが、一例を挙げると

・過去に大失恋や異性の浮気、離婚などを経験、心の痛みを感じ、その痛みが癒えていない。

・女性との関係以外、仕事や人間関係で大きな失敗感を感じ、その痛みを未だ抱えている。

・自分の育ってきた環境で認められたり、求められた経験があまりにも希薄だった。

 

などが考えられますね。もちろんこれ以外にも理由はたくさんありますけれども。

このような過去のネガティヴな経験で感じた感情が心の中に未だ生々しく残っている場合、日常生活ならまだいいのですが、実際に過去に辛い経験をした、それと同じような状況に置かれるとまたその感覚が蘇ってくることがあるわけです。

そして、この過去の痛みが強ければ強いほど、痛みを感じる状況を真正面から受け止めることが難しくなりますよね。できれば心の痛みは感じたくはないと思うのが人の心理ですからね。どこかかわしたくなるんです。

女性との関係を直視しない、というより、今の自分が感じている感覚を感じたくない、といった行動が反射的、無意識的に湧き出てくるんです。その結果として「男性が2人の未来についてはぐらかそうとする」ということもありえるんですね。

これを心理的に見ると、男性が曖昧にしておきたいのは「2人の関係」というより「自分の心の中でくすぶっている何かしらの心理、心の痛み」であったりすることがとても多いのです。

しかし、多くの恋愛の場面で「相手は何か痛みを抱えているのかしら?」と考える人はそう多くは無いような気もします。「相手に愛されていない」「拒絶された」ことで自分の心が辛くなったり、寂しさや不安を感じますから、そちらに意識が向くことはとても自然なことですよね。

だから「そこまで彼は私を愛していないのでは?」と女性側が思われることも「その通りだなぁ」と僕はいつも思うんですけれども。ここですれ違う恋愛ってとても多いのかもしれませんよね。

ここで考えていただきた いことがあるんですね。

それが「男性がこうしなければいけない理由」なんです。自分自身も女性を想っているのであれば尚更、わざわざ誰かを拒絶してまで幸せという選択を蹴飛ばさなければいけない何か、なんですね。

この男性の中の理由こそ、男性自身誰にも明け渡したことのないもの。誰にも触れさせてこなかった痛みそのものであることがとても多いんです。そして、この男性の痛みは、男性にとって「誰もこの痛みを見せている自分を愛してはくれない」と勝手に思い込んでいる部分でもあるんです。

このような状態にある男性は、生き方自体が「とても自立的」な方が多いんです。どこか誰かを信頼するということが苦手であったり、信頼できる人も一部に限られていたり。

また、男性が女性を愛する側に立っているうちはいいのですが、女性を信頼しアテにするとなると途端に出来なくなってしまう、なんて現象も起きたりします。

つまり、自分の痛みやそれを守る責任感、時にはプライドが「パートナーを信頼して自分自身を預ける」ことの邪魔をするわけですね。

それぐらい多くの自立的な男性にとって、自分の弱さを見せることが難しいのですね。本当に過去に辛い思いをした、いまだに自分を卑下してしまう部分がある。そういう感覚を自分の外に向かって吐き出すことができないのかもしれません。

これを「強がり」と言ってしまえばそれまでかもしれませんが、そこまで強がらないといけないとしたら・・・どれだけ痛いのか?恐れているのか?恥じているのか?を想像していただきたいんです。そして、心の深い深い部分で「どれだけ分かってほしい」と感じているのか?も。

さて、もしあなたのパートナーが同じような状況にあるとしたら。もし彼がそのような言動をしたら、まずこう思ってみて欲しいんです。

「あ、彼は何か隠してる」「彼は何か気にしていることがあるな」と。

もちろんダイレクトに彼の痛みを触ろうとすると拒絶されることが多いので気をつけてくださいね。彼の気持ちを直接変えようとすると、あまりいい効果は得られないことが多いので。

 

そして、自分自身もこうチェックしていただきたいんです。

 

「私も私の不安や痛みを隠していないかな?」

 

心理学にはこのような格言があります。

 

「自分を癒していないと、人は癒せない。」

 

これを僕なりに言い換えると「自分を大切にしていないと、人を愛し抜くことが大変になる。」といった感じかな?と思っています。

自分の中にある不安や辛さ、苦しさ。そのままにしていないでしょうか?

これを隠したまま相手を愛そうとすると、よほど心が成熟していない限り「相手に愛されたい」というニーズが心の中で溢れてきます。ここに相手への執着も生まれやすいですし、強い依存心も感じやすくなり、上手く愛そうにも恋愛自体が辛く重いものになってしまう可能性だって考えられるんです。

何より2人がお互いに「分かってほしい!」をぶつけ合ってしまえば、なかなか恋愛も結婚も上手くいかないことが多いと思いません?

 

ここで大切なことは「彼を愛するために、自分を愛そう、癒そう」という意欲なんですよね。

 

彼のことが好き、だから何もかも我慢するのではなく。

彼のことが好き、だから自分の心を楽にして、元気になって、彼と向かい合おう、と思うこと。

 

何よりもあなたの笑顔が彼を癒します。男性が強い責任感を緩めるのは、彼が責任を果たしていると感じている時。つまりそれはパートナーが笑顔でいる、楽に毎日を過ごしているということにも繋がります。

でも無理して笑顔を作ろうとしなくていいんですよ。心から笑顔になれるだけ、自分を優しく扱ってあげましょう。まず自分が元気になること、楽しくなること、好きなこと。できる事からどんどん自分に与えていきましょう。

それが見つからない時、難しい時は、まだあなたの心が何か痛みや辛さを隠しているサイン。そんな時は自分の心と向かい合って癒す時間を作ることもいいかもしれませんよね。

不安な時、辛い時はその気持ちをノートに書き出してみてもいいですし、映画や音楽で涙を流してみてもいいでしょうし。気の合うお友達がいるのであれば話を聞いてもらったり。もっと深く癒すときにはカウンセリングを使っていただいてもいいのかもしれませんしね。ちょっと時間のかかる作業かもしれませんけど、チャレンジしてみてください。

何よりも大切なことは、あなたが彼と一緒に「問題」や「深刻さ」に付き合わない!こと。僕たちカウンセラーは皆さんがそうなれるようなサポートをさせていただいている、といってもいいのかもしれません。

以上、皆さんの参考になれば幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました。

カウンセリング・セミナーのご案内
カウンセリングを受ける

なりたい自分になるカウンセリングが人気!
心理カウンセラー浅野寿和のカウンセリングのご利用方法はこちら。

カウンセリングのご案内ご予約可能時間のご案内

ワークショップで心理を学ぶ!

10月18日に(日)心理学ワークショップを開催します!
毎回「なるほど!」というご感想をいただく浅野の心理学ワークショップ。男女、年齢問わずたくさんの皆さんにご利用いただいています。
今回はZOOMを使ったオンラインワークショップなので、ご自宅など皆さんのお好きな場所から参加できますよ!

疲れた心を整える心理学ワークショップ 【10月18日(日)開催】10月18日(日)「疲れた心を整える」スペシャルZOOMワークショップ 2020年10月18日(日)に、ZOOMでのオンラインワークシ...

 

 

ブログ上であなたの質問にお答え

ブログ読者の皆さんからのご質問に浅野がブログ上お答えする「ネタ募集コーナー」は現在も継続中。よろしければあなたの訊いてみたことを↓のページから送ってくださいね。

ネタ募集企画のお知らせカウンセリングサービス・心理カウンセラー浅野寿和です。 いつもご覧いただきましてありがとうございます。 さて唐突ですが、この度このブ...