アサノのコラム

■それを「恩恵」と呼ぶ。

■僕はウイスキーに目が無いのである。特にスコッチが大好きなのである。

・・・いきなりなんだ?といった感の書き出して始まる今日の記事。

記事のタイトルに「恩恵」などという言葉を使ってみたが、今日のテキストと心理学の関連性は・・・申し訳ないけれどほぼ無い。

よってまず最初に「いい記事を読んだな」と思っていただける可能性は非常に低いということだけお伝えしておきたいと思う。

■最近、僕の住む町にあるスーパーマーケットが相次いでリニューアルオープンするようなのである。


こう見えて「家事をさせられている、もとい、家事を自分から好んでする男性カウンセラー」である僕は、妻が多忙であれば一人でスーパーに出向き、食材を買い集め、飯を作る。

独身時代が長かったからであろうか?意外と家事が苦にならないのである。

むしろ中学生時代に「料理人になりたい」と憧れ、マンガ「美味しんぼ」を読み漁っては中華鍋を煽っていた、そんな過去を持っていたりする。

その当時作っていたのはもちろんチャーハン。定番である。

凝り性の僕は、それ以後洋食から和食まで、ありとあらゆるものを作っては料理をする行為によって自分の感情を満たしていたのである。

意外とこういう経験をしている男性は少なくないのではないか?と感じるのは僕だけだろうか?

さて、僕が作るものは典型的な男飯なので、女性の皆さんが作る料理のような繊細さはあまり無いのだが、それでも「美味しい」という妻の口車、もとい、率直な感想を聞くたびに勝手に気分がよくなって、また作ってしまうのである。

よって、意外と忙しい毎日の中でも、「どのスーパーは食材が新鮮!」とか「あのお店のタイムセールはお得感満載」「卵はあそこで買え!」などという情報を知っていたりする。

そう。半分主婦のみなさんと価値観を共有しているのである。よって近所の叔母さんや、身内の女性陣と主婦トークでもりあがることも少なくない。

そんな中、先日つい2年前にオープンしたスーパーが突然リニューアル宣言をした。

その店舗の取り扱う食材の種類の多さを気に入ってよく利用していたし、取り扱っていた洋酒の種類が豊富でよく利用していたのである。

その日も、仕事帰りにいつものように立ち寄ったのである。が、どうだろう。

「売り尽くし」ポップが全面に貼り付けてある、その商品棚の殆どがカラッポなのである。

調味料から冷凍食品に至るまで、全て「ない」のである。

日頃から新鮮な情報を知りえる主婦の皆さんには付いていけず、見事にやられた。手に入ったものはニッパイ物とお惣菜だけ。

なんともやるせない気分になったのである。

そんな中、ふっといつも立ち寄る洋酒コーナーに目をやると。なんだかいつもとディスプレイが異なっていることに気が付いた。

全ての洋酒が無造作にワゴンに積まれていたのである。

今までなら、少し高級感のある商品棚に整然と飾られていた愛しのギヤマンボトルが、今日は雑然と無造作に積み重ねられている。

売り尽くしとなると、彼らもこのように扱われてしまうのであろうか?

その無残な姿に「これは僕が救わねばならぬ・・・」と、強い使命感を感じた僕は、おもむろに彼らに近づき、手にとった。

とはいえ、そこに積み重ねられていたのは普段なら「年に1回」しか買うことが無いような、ちょっとお高めのスコッチ。

あぁ、かわいそうに・・・。

いつくしむようにそのボトルを手にする僕。

その瞬間、脳裏に妻の顔が浮かぶのは何故だろう?自分でもよく分からない・・・。

もちろん彼らにつけられた価値を僕は知っている。それ故に・・・助けられるものなら助けたいが、手が回らないことだってある。

申し訳ない・・・。自分は無力だ・・・。

その瞬間、脳裏に妻の勝ち誇った顔が浮かぶのは何故だろう・・・。自分でもよく分からない・・・。

溜息をつきながら泣く泣くその美しいボトルをワゴンに戻そうとした、その瞬間。彼らにいつもとは違う「黄色いラベル」が張り付いていることに気が付いた。

ん?その黄色いラベルを見てみると・・・一瞬、目を疑ったのである。

おそらく今後目にすることの無いであろう、ありえないような価格が書いてあるのである。

あぁぁぁぁ・・・。

思わず声がこぼれた。

そして私は天を仰いだ・・・。

あぁ、神様、何と素晴らしい恩恵なのでしょう。

そのボトルを大切に大切に抱きしめながら、神に感謝したのである・・・。

よくよく見てみると、全てのウイスキーが破格。もちろん僕が彼らを必死に救いだしたことはいうまでもない。

その日の僕は、まちがいなく勇者であったのだ。(そう自分では信じている。)

■・・・そして帰宅してみると、郵便受けに1通の宅配不在通知が届いていた。

一体なんだろう・・・と思い再配達をお願いすると、大きな小包が届いたのである。差出人は親愛なる友人。

おもむろに封を開けると、中にはとっても高級なウイスキーが!

その瞬間、思わず笑ってしまった。

何故なら僕のバックに詰まった愛しいボトルの数倍価値のあるものが送られてきたからである。

なんとも・・・恩恵とはこういうものか。幸運や恩恵は重なるものなのだ・・・。

その時、我が師匠は、かつてこう話していたことを思い出した。

「幸せや恩恵は無制限であるが、私たちは幸せには限りがあると感じている」と。

そしてこんな教えも聞いた。

「全て自分ひとりの力で成し遂げようとすると、恩恵は遠ざかってしまう。」

まさにその通りであった。

僕が幸運にもたくさんの素敵ボトルを手に入れたとき。間違いなくこれで恩恵は十分だと感じていた。

しかし恩恵はそれ以上に降り注いだ。

その時、いかに自分が「恩恵」に制限を感じていたか?と痛感したのである。

ということで、今、僕の部屋には普段見ることの無い、素晴らしい輝きを湛えたギヤマンボトルが何本も飾られている。

その光景を見るだけで、僕の心は癒され、今日も一日頑張ろうと思えるのである。

そしてこの恩恵はまだまだ続くと信じているのである。

僕の部屋は意外と広く、ボトルを置くスペースはまだ十分にある。そう、更なる恩恵を受け取る準備は既に万端なのである。

そしてきっとこのテキストを書くことが、更なる恩恵に繋がるのだと信じているのである。

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