日常に使える心理学

■【土曜更新】想いを伝える、ということ(テキスト版)第2回

■カウンセリングサービスの浅野寿和です。いつもありがとうございます。

【土曜更新】 『想いを伝える、ということ ~妻と僕ともう一人の父の話~』

全8回の予定・今回が第2回目。よろしければご覧くださいませ。

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*この連載テキストは、2011年7月に開催された「カウンセリングサービス・名古屋感謝祭」で好評をいただき、「ダウンロードサービス・きくまる」でもお聴きいただける、私の講演を一部テキスト化したものです。

■ここで少し妻と妻の父の話をしましょう。

実は、妻と義父との関係はかなり疎遠な時期があり、親子としての関係性が希薄であったのです。その理由はいろいろありますが、義父は若い頃、かなり無頼な人間であったそうです。

俗に言う、「飲む、打つ、買う」っていうやつですね。

家に帰ることも少なく、酒と女を求める日々。その結果、ずいぶんと妻と義母は苦労していたそうです。

妻はそんな父との関係の中で子供時代に送っていた故に、お父さんに愛されたという経験が少かったのです。

心理的に見て、「女の子はお父さんに愛されたい」という気持ちを素直に持ちます。

けれど、妻にとって大好きなお父さんはいつもいないのです。たとえお父さんが傍にいたとしても、それは「大好きだけれど、私を愛してくれないお父さん」でした。

だから、彼女は幼い頃、いつもお父さんにそばにいてほしい、愛してほしいと願い、すごくいい子でいようと頑張っていたそうです。

子供だったらいろんなものを欲しがりますよね。お菓子、玩具・・・。

でも、彼女はいくら欲しくても我慢するのです。

家の中でお父さんが「うるさい」といったら、だまるんです。

「あっちいけ」といったらあっちへ行く、そんな子供だったのです。

お父さんが「お前ひとりでがんばれ」、といったら一人でがんばるのです。

小さな子供には抱えきれないであろう悲しみや、辛い気持ちを抑えながら。お父さんに愛されたい、その一心で。

彼女はそんな生活を長い間送っていたのです。

もちろん、そんな毎日を過ごしていたら彼女に不満はたまります。

彼女も思春期を迎えた頃から父に対して嫌悪感を持つようになり、彼女はひとりで暮らすようになるのですが、彼女のココロの中には、いつもどこかで「お父さんのいいつけを守らないと、もっとお父さんは離れていってしまうのではないか」という感覚があったようなのです。

それは今も昔も変わることなく彼女の心を支配していました。

だから今、病床の父が「心配しなくていい、こちらの帰ってこなくてもいい」という一言までも、彼女は守ろうとしていたのです。

次回へ続く。

***
講演版「想いを伝える、ということ」はこちらでお聴きいただけます!>>>ダウンロードサービス きくまる

*このテキストは2011年7月に開催された、カウンセリングサービス名古屋感謝祭での私の講演の一部をテキスト化し、加筆修正を加えたものです。講演内容をテキスト化した性格上、一部文章として適切ではない表現がありますがご了承ください。

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