日常に使える心理学

■【土曜更新】想いを伝える、ということ(テキスト版)第5回

■カウンセリングサービスの浅野寿和です。いつもありがとうございます。

【土曜更新】 『想いを伝える、ということ ~妻と僕ともう一人の父の話~』

全8回の予定・今回が第5回目。よろしければご覧くださいませ。

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*この連載テキストは、2011年7月に開催された「カウンセリングサービス・名古屋感謝祭」で好評をいただき、「ダウンロードサービス・きくまる」でもお聴きいただける、私の講演を一部テキスト化したものです。

■僕は彼女にひとつの言葉、「魔法の言葉」をお守りとして伝えたんです。

彼女は僕の話を聞いて、しばらく考えたあと、荷物をまとめて義父が入院している病院に向かいました。どこか物憂げな表情を抱えたままで。

■後から聞いた話では、彼女はずっと実家に帰る道すがら、憂鬱な気分になっていたそうです。

ずっと重い気持ちを抱えたまま色々なことを考えていた、と。

「会いに行くのがいいのか悪いのか分からない。でも会いたい。けど会いに行ったら迷惑なんだろうか?・・・お父さんにまた怒られるのかな。」

・・・新幹線が目的地の駅に着いて。

そこから在来線に乗って、彼女は義父がいる病院までいく。

彼女が病院に着いて。

病院の大きな自動ドアが彼女の前で開いて・・・。

彼女は義父に近づけば近づくほどに、どんどん気持ちが重くなっていくのを感じたそうです。

これ、「罪悪感」という感情なんです。自分が悪いことしているんじゃないかという感情なんですよ。

彼女はただ父に会いに来ただけなのに。かつて父のいいつけを守ってないというだけで、自分が悪い子のように感じてしまった、その苦しさを彼女は今、また感じてたみたいです。

・・・彼女が病院の中に入り、そしてエレベーターを探し、乗り込んで病棟に向かう。

そしてナースセンターで義父の名前を告げ、病室を教えてもらい、その病室を探す。

父の名前がある病室を、彼女は見つけ、そして中に入っていく。すると、父のベッドはカーテンで囲われていて・・・。

そのカーテン、躊躇なく開ければいいはずなんですよね。

父と娘なのだから。

でも、彼女の手はそこで止まったのです。

開けられないのです。怖くて。

彼女の思考では開ければいいと分かっているんです。

大丈夫だとも分かっている。

でも彼女の「心」がそれを許さないんです。

「私、悪いことしている。」

その感覚が彼女を止めていたのです。

しばらくして・・・彼女は意を決し、カーテンに手をかけると。そこにはベッドに横たわった義父の姿がありました。

彼女と眼が合った義父は一瞬驚いたような表情をし。

しかし一瞬で昔の義父の、怖くて嫌な顔に戻り、妻に向かってこう話したのです。

次回へ続く

***
講演版「想いを伝える、ということ」はこちらでお聴きいただけます!>>>ダウンロードサービス きくまる

*このテキストは2011年7月に開催された、カウンセリングサービス名古屋感謝祭での私の講演の一部をテキスト化し、加筆修正を加えたものです。講演内容をテキスト化した性格上、一部文章として適切ではない表現がありますがご了承ください。

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