日常に使える心理学

「無い」感覚の中で「ある」を探す。

心理カウンセラー浅野寿和です。いつもありがとうございます。

それでは今日のコラムです。よろしければお付き合いください。


カウンセリングでよくお伝えすることの一つ。

「自分の魅力や価値を捉えていきましょうね」

でもなかなか難しいと感じたことって無いでしょうか?

今では皆さんにそうお話させていただく僕自身も、この癒しの世界に入る前は全くわからなかったことであり、発想として持っていないことでした。

自分の魅力や価値がないと思うから悩んでいる。正直僕はそう思っていたんですね。

が、今になって思うとなるほど、うまい心理的な罠がそこにあるのかもしれない、と感じるのです。

ふっと思い出した言葉があります。この言葉は僕が恩師だと感じているある学生時代の先生の言葉なんですけどね。

「可能性と限界はいつも同じところにあるからなぁ・・・」

その当時はなるほどと思いつつ、意味をあまり理解していなかったような気がしますが。

この恩師の言葉、今、僕の中で感じる表現に書き直すと

「自分には無い」という感覚と「自分には何かがある」という感覚はいつも共存している。

って感じでしょうか。

だから僕たちは自分に制限をかけるのかもしれません。

制限をかけて「これ以上、無いという感覚を闇雲に増やさないようにする」のかもしれません。

もちろん、それは安全で安心できることなのかもしれない。けれども、それ以上に自分の意識や感覚を外に向けることが恐ろしくなってくる。

手元にある数少ない「自分にはある」という感覚だけで満足しようと考えたり、今ある世界で全てを決め、構築しようとしたり。

もちろんそれが悪いことだとは思わないし、問題がなければそれでいいと思うのです。

ただ、何か問題や課題が目の前にあって乗り越えたいと思う時。

自分の中にある「自分にはない」という感覚の中で、1つずつ丁寧に「自分には何かがある」という感覚を拾い続けることが大切で、それが現実のような気がするんです。

いつだって私たちの中には「自分にはない」という感覚のほうが圧倒的に多いはずだから。自分にできることは・・・ちょっと夢のない話ですけど(笑)やっぱり限られているものだと思うんです。

そして本当に欲しい価値があれば、そのために学び、経験することをすればいい。そうすれば無い感覚がある感覚に変わる。

だから、無い感覚を感じて、そこで諦めてほしくないなぁと僕は思ったりするんですよ。

ちなみに、かつて完璧主義者であった僕は、何でもできる人間になろうと必死で考えたことがあります。が、正直それはもう諦めました(笑)

それよりも今できること、自分が興味があり楽しめるもの、そこでの限界突破をしていくほうがおもろい!と感じています。それが個性や適正ってもんじゃないか?「みんな同じじゃつまらないだろうし」といい意味で開き直っているんです。

そう教えてくれたのは僕の今の師匠。

「できないこと、分からないことは何にも恥ずかしいことではない」

この言葉で自分は随分を考えを改めることができました。

「無いことは恥ではない」ということ。そして、「だからお前はお前であっていい」ということ。それを教わった気がするんですよね。

今になって思えばこんなシンプルなことがわからないぐらい、僕は自分に絶望していたんだなぁと・・・そう思います。

また、どこかで私たちは「自分にはない」という感覚を、誰かとの比較の中で強化していっていることって少なくないようにも思うんです。

羨ましいのかもしれませんよね、自分にはないものを持っている人が。そりゃそうですよね。

でも、誰かの素晴らしさで自分の心の影を照らしても、それは確かに輝くどころか、劣等感を感じて逃げ出したくなってしまうのかもしれませんし、ちょっとここは考えどころだと僕はいつも思っていたりします。

無いという圧倒的な感覚の中で、「何かがある」と探す時、この人との比較は大きな罠になります。

その人よりも優れた「何かがある」という感覚でなければ意味が無いと感じさせる罠があるからです。たとえあなたの価値が見つかったとしても、その意味や輝きを「人との比較の中で」優劣をつけて判断してしまう。

何だかケチをつけちゃうことがあるんです。

そうすればまた、見つけた価値も無いことになってしまう。

そんなことを僕たちは普段意識せずともたくさんたくさん行なっていたりするんですよね。

それがいい意味での競争~高め合う関係性~なら問題ないんですが、自分の中の「無い感覚」へのワクチン的な意味合いで使用しつづけると、ちょっと副作用的な反応が出ることがある。

自分の中で消えない、成長すればしただけステージを変えて出てくる「無い感覚」を躍起になって消そうとしてしまうのかもしれませんから。

でも、それは無理だということ。自分に無いものがあっても、何かがあって、そして、それでも愛してくれる人はいるということを知ることが何より大切なのだろうと思うんですよ。

そこで大切なことは「自分なりの価値・才能」。それが「ある」と感覚で捉えること。

そうすると根拠のない安心感や自信が訪れるように僕は感じています。本当に自信をくれるのは意外とすごい自分なんですよね。

最後になりますが

自信=(「自分で自覚できる価値・魅力・経験」+「誰かの承認」)X自己承認

これは勝手な僕の考え方ですけど、こんな公式が心の中で成り立っているのかな?と思います。

例えば

▼「自分で自覚できる価値・魅力」・・・素晴らしさや価値の自覚がゼロに等しいなら、そりゃあ「誰かの承認」が欲しくなります。愛されたくもなります。でないと、自信は生まれないから。

そして人から愛されている私を「自己承認」・・・認めれば、自信が感じられるようになるかもしれない。

ただ、そしてそんな状態で、「誰かの承認」が無くなる、つまり、誰かが愛してくれ無くなったら・・・、そこにいくら「自己承認」をかけても、自信はゼロになってしまう。

もし、大切な人に愛されないというつらい現実がやってきても、「自分で自覚できる価値・魅力」があれば、自信は消えないのかもしれません。

▼また、自立された方、社会的な経験などを積んでいる方ならば、周囲からの評価を受け取り、また自分を承認するように意識すると、更に大きな自己肯定感がやってくるのかもしれませんね。

何か皆さ
んの参考になれば幸いです。

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