カウンセリングレポート

カウンセリングの実際2 ~夫婦のすれ違いの理由~

心理カウンセラー浅野寿和です。いつもありがとうございます。

今日もコラムを更新します。

よろしければお付き合いください。

前回の記事はコチラです。

さてCさんとカウンセリングの中で、彼女のお話を更に深くお伺いすると、またいろいろなことが分かってきます。

ご主人が他の女性に意識を向け、離婚を考え始めた一つの理由のようなものですね。

Cさんはある趣味でサークル活動をされていたそうなんです。それはご主人とお付き合いしている結婚前から。

ご主人との関係は長く続いていたのですが、その間に離れた時期もあったそうで、ご結婚を決断するまでにかなりの時間を要したそうなんですね。

そして、Cさんは心の中でご主人との生活を大切にしながらも、しかし結婚生活が始まる前からそのサークル活動に没頭していた。

そこで出会ったある男性の存在。

この男性こそCさんにとっては大きな存在になっていくわけですが、その男性にCさんは心惹かれていたそうなんです。辛い時などはその男性がCさんの精神的な支えになり、いろいろな話を聞いてもらっていたそうです。

そしていつしかご主人との距離はどんどん離れていった。

だからCさんご自身も「自分も悪い」とおっしゃっておられました。サークル活動に没頭したり、そこで出会った男性に心惹かれて、夫を放っておいた部分がある、と。

もちろん反省は必要かもしれません。だからといって自分をただひたすら責め続ける必要はない、僕はそう思うんですね。

そして僕にもなるほどCさんが「許せないけれども、夫を許そうと思う」と仰る意味が何となく分かってきた瞬間です。

僕がお話を聞いているとCさんの言葉の端々から感じるんですよね、ご主人様を想う気持ちを。それはよく分かりました。

ただ、今のCさんがお話いただいている言葉の裏にあるものは、愛とはまた別の心理からくるものではないか?と感じたのです。
「罪悪感」。そこから生まれる「補償行為」
心理学ではそういう言葉を使いますけどね。

「私も悪いから彼を許そうと思う」という感覚。決して悪くはないんですが、もしお互いを許そうと思うなら、罪悪感ではなく愛をもって許しを進めないと、後でCさん自身が自分を許せなくなる。

何故ならCさんは大切な人のためになら犠牲も厭わない、そんな心理パターンを持っている、そう感じていたからです。

そうなってしまえば、たとえもう一度向き合えたとしてもCさんの「幸せ感」が薄れてしまったり、ご自分を責める理由になるかもしれない。

そう僕は考えていたのです。

▼しかし、気になるのはご主人さまとの関係。ご主人と11年も長い間関わりながら、どうしてここで他の男性の存在がクローズアップされるのか?

一番近い存在であるはずのパートナーではなく、サークル活動の中にある男性を精神的な支えにするのはどうしてなのか?

ここにCさんの「心理パターン」が隠れていたのですが、これは後々お話することになるでしょう。

▼さて、このような心理学でいう「自立」のパートナーシップの問題では「お互いがお互いを許す」という感覚が不可欠だと僕は思っています。

絡まりに絡まったお互いの気持ちを解きほぐして、相手を理解し、罪悪感を選ばず、素直に自分自身の気持ちと向き合って、自分を、そして相手を少しづつ許す。

その上で、過去をなかったコトにするのではなく、一度受け入れてから、過去を水に流す。

お互いに「それは過去のこと」「もう終わったこと」と感情的な区切りを作り、「もう一度幸せになれるんだ」といった感覚を持って愛しあうこと。

そのためにはやっぱり自分を責めない状態になることが大切だと思うんですね。

逆に、それができればより強い絆で結ばれることだってありえます。

とはいえ、言うは易し行うは難し。それは僕も重々分かっています。

たとえカウンセリングを通じてCさんがご自分を許したとしても、そしてご主人を許したとしても、ご主人がCさんと向き合うかどうかは未知数でもあります。だからこそパートナーシップの問題は50:50だと僕はいつもお話するのですが。

しかし本当にもう一度パートナーシップを取り戻し再構築したいなら、そこを目指すことは大切だと僕は考えているんですね。実際に、Cさんが今後歩まれるプロセスもその流れに沿って行くことになるのです。

***

このカウンセリングの実例は数回にわたるカウンセリングをまとめたものです。また、この事例はお客様の許可のもと、プライバシーに配慮する前提で掲載させていただいているものです。

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