心理カウンセラー浅野寿和です。いつもありがとうございます。
それでは今日のコラムです。よろしければお付き合いください。
さて、カーリングって皆さんご存知ですか?
ストーンと呼ばれる大きな石を投球者が投げて、数メートル先の円の中心に向けて投げ得点を争う競技。ストーンが円の中心に行けば行くほど高得点なんですよね。
途中、スイーパーと呼ばれる人が、ストーンの前をブラシで掃くわけですが。;
この競技を見ていて、おお、これは恋愛や夫婦関係と似ている!と勝手に思ってしまったんですよねぇ(笑)
▼例えば、投球者があなた。数メートル先にある円の中心にパートナーが立っているというイメージをしてみてください。
そしてあなたが投げるストーンは、「あなたの想い」だとイメージしてみましょう。
で、です。
あなたがパートナー(円)に向かって、思いきり力加減も容赦無い感じで想い(ストーン)を投げつけたと思ってください。
どうでしょう?その思いは相手のもとにうまく届くでしょうか?
僕のイメージでは、容赦なく投げつけると、相手は避けるか?ぶっ飛ばされるか?のどちらか?だろう、なんて思ってしまいます。
それは心の面でも同じ。
相手に強い感情(それは悲しみも怒りも同じ)をぶつけると、相手は恐れを感じることがあります。強い表現は情熱的で時には必要な手段だけど、毎回ガッツンガッツンぶつければ、相手もなにか考えるかもしれませんよね?
時には至近距離でぶつけてるなんてこともあるようで、そりゃ相手は立ってられなくなるよなぁ・・・って状況に出会うことも無きにしもあらずなんですね。
またここでの問題の一つが「正しさ」であることも少なくありません。
生きる上で、正しさを主張することは大切なことですが、ただ正しさだけをぶつけても相手は怒る(ムカつく)だけってこともよくある話です。(あなたが正しさだけを主張すれば、相手は間違っていると感じやすいから、ですね)
相手に分かるように、相手にうまく届くような力加減で自分の思いを表現するほうがいいって感じですねぇ。
▼話を戻しましょう。
では、あなたがとても弱い力でストーン(あなたの想い)を相手に向けて投げたとしたらどうなるでしょう?
きっと、途中、スゥイーパー(親友や家族・カウンセラーなどがそれにあたりますね)は必死になってブラシをかけますが、失速してしまい相手に届かないかもしれませんよねぇ。
恋愛で言えば、ハッキリと自分の思いを伝えない、相手に分かってもらえるように願うだけ、相手に好きだと言わせようという戦略がそれにあたるかな?と思います。
また夫婦関係では、相手にもう何を言ってもダメよね・・・と諦めていたり、愛してくれないパートナーに与えるものは何もないッて感じが、それにあたるかもしれませんね。
また人によっては、本来投げるべき位置からより遠ざかって相手にストーン(想い)を投げる人もいるようで・・・。それはそれで大変なことだと思うんですよねぇ。
これが恋愛や夫婦関係で問題を作っている要素の一つ、「心理的な距離」なんですけども。
たとえ一緒に居続けていても、心の距離が離れている、そんなケースはよくある話といえばそうなんですよね、カウンセリングの世界では。
あなたが相手に対して
強い力で相手をぶっ飛ばし続ければ、相手はその場から降りたくなることもあるかもしれない。
弱い力しか使わなければ、確かに相手にあなたの本意は伝わらないのかもしれません。
そして、あなたがそもそもパートナーや彼から遠く離れていれば、相手に伝わるものも伝わらないまま失速するかもしれません。
ただ、ここでの問題は、どうして今あなたはそういった行動をしているのか?にあります。
どうして相手との距離が遠いのか?強い力や弱い力になってしまうのか?
そこには心理的な理由が隠れているものです。
何事も「本意は違えど、どうしてもそうなってしまう」とき、あなたが気づいていない感情や観念の影響を受けているものですから。
だから、恋愛でもパートナーシップでも、上手くいかないなぁ?と思うならば、「どうしてこうなっちゃうんだろう?」と考えていくこと。
これが問題解決の入り口だったりするんですよ。
もちろん自分を責める必要はありません。だから私はダメなんだ-なんて思わなくていいんですよね。
とにかくパートナーシップの問題で大きな要素の一つは、相手との距離感にあります。
あなたは相手とどんな距離感にあって、その距離でどんなコミュニケーションをしているのか?お友達などに客観的に見てもらえると意外といろんな発見があるかもしれませんね。
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