恋愛・夫婦の心理学

パートナーの気持ちが気になって仕方がない心理とその対処法

パートナーの気持ちが気になって仕方がない

パートナーの気持ちが気になって仕方がない女性例えば 「彼(夫)が私のことをどう思っているのか不安」 「友人が私のことをどう感じているのかが怖くて」といったご相談をいただくことがあります。

多くの方がそんな意識は持ちたくないと思いながら、しかしつい気にしてしまいようなのです。

これは放っておくと深刻なパートナーとの問題につながることもありますし、なによりそんな不安を抱えている事自体が苦しいので、なんとか解決したいと思われる方が少なくないわけです。

では私たちはどうして「パートナーの気持ちが気になって仕方がない」と思うようになるのでしょうか。

今日はその心理と理由について解説していきます。

パートナーの気持ちが気になってしまう心理

「パートナーの気持ちが気になって仕方がない」とき、私たちが感じているのは「怖れ」という感情です

「不安」と言い換えてもいいかもしれませんが、感情としては怖れです。

「相手がどう思っているか」と気になりだすことは、何かしらの理由で「パートナーのこと、もしくは今の関係が怖くなっている」と考えてみるといいかもしれません。

多くの人が「怖れ」を感じ続けることをよしとはしません。やはりそこから逃げ出したい、逃れたいと思うもの。

だから、相手の気持ちを探りたくなるし、相手に気持ちをぶつけたくなるのです。

もう無理、もう我慢できないと思い、相手に何かしらネガティヴなアプローチを仕掛けてしまうのかもしれません。

人によっては、急に相手を突き放すような言動を取り始めたり、「自分の不安を強く訴えたくなる」なることもあります。

逆に相手に無関心を装い冷たく応対し、今の怒りや、その裏に隠れている怖れや罪悪感を切り離そうとする人もいるかもしれません。

このとき、あなたが「二人の間にあると感じるもの」は、絆ではなく「怖れ・疑い」になります。

私たちの学ぶ心理学では「怖れは絆が切れているから生じる」と考えられていますから、相手がどう思っているかと感じているときは、そもそも絆が切れてしまっているのです。

しかもその絆は相手が切り離したとは限りません。

自分自身の中にある「相手は私のことを思っているのだろう」という疑いが、その絆を切る怖れを作っている場合が多いのです。

もちろんそう感じるにはさまざまな理由があるはずですから、自分を責めなくてもいいんです。

ただ、実際のカウンセリング案件の中には、「あなたが絆が切れていると感じていても、相手からは絆が切れていると感じていない、絆を切りたくないと思っていることもある」のですよね。

つまり、よほど分かりやすいパートナーとの対立、問題ががない限り「パートナーがどう思っているか気になって仕方がない」という問題は「自分自身の中の怖れによって生じるもの」と考えてみたほうがいいんです。

相手がどう思っているかという怖れは自分が感じているもの

このような怖れは、ほぼほぼ自分が感じているものです。

「相手が私を怖がらせている」といった受け身な認識をする場合もあろうかと思いますが、それは多くの場合「自分の投影によるもの」なのです。(実際に怖い思いをさせられている場合は除く。)

投影とは「自分自身の感情を人や物に映し出す心理作用」のこと。

自分が何かしらの状態を怖がっていなければ、そこまで相手の意識を探りたいとは思わないものなの。

つまり、「相手が私の怖れを煽っている」と考えると、なかなかこの怖れから抜け出せなくなってしまうことが多いのです。

「相手が私のことをどう思っているか知ることを通じて不安を解消する」という考え方も分からなくもないのですが、この方法しか使えないといわば「怖れのもぐらたたき」のようになってしまうんですよ。

いつも相手の気持ちを確かめていないと不安でしょうがなくなるわけです。

そう思うからこそ、つい相手を束縛したり、相手の気持ちを確かめ続けてしまい、パートナーシップに「信頼」「絆」が失われてしまうことも少なくないのです。

ここで「怖れは自分自身が感じているものだ」と認識することで、この怖れをどう手放すかについて考えることができるようになります。

「私のことをどう思っているか」気になる理由をさらに深堀りする

では、どうして「パートナーの気持ちが気になって仕方がない」と感じ、二人の間の絆が切れて怖がってしまうのでしょうか。

それは一体どんな理由なのでしょうか。

実はここでは様々なことが考えられるのですが、最も多い理由は「無価値感」もしくは「罪悪感」を感じてしまうことにあります。

無価値感とは「自分には(愛される)価値がない」という感覚をもたらす感情です。

罪悪感とは「自分は罰を受けるべきで、愛されるにふさわしくない」という感覚をもたらす感情です。

このような感情を感じることが嫌で怖いと感じるから、つい「パートナーがどう思っているか気になってしまう」というわけです。

ただ、更に深く人の気持ちを見つめていくと、また別の理由にたどり着くことができますよ。

実は「無価値感」もしくは「罪悪感」を感じてしまうことですら、本当の理由ではないのです。

今、「心から愛せる人」「心から愛情を注ぎたいと思う人」と出会った自分を「失うこと」が、何よりも悲しいことだと感じている。

その悲しみと出会いたくはない。

そう思うから「パートナーがどう思っているか気になってしまう」のです。

本当に感じたくない感情は「深い悲しみ(傷心)」なのです。

特に「ようやく出会えたパートナー」と出会った人、「やっとこの人を愛せると喜べるようになった私」という感覚をお持ちの人にとっては、大切な人、大切な自分というものを失うことが何より避けたいことになるでしょう。

だから、「私は大切な人を心から愛してあげたいと思う自分でいられなくなってしまうのではないか」という疑いが出てくると、どれだけ幸せな関係を構築していたとしても、途端に怖れを感じ、二人の間に絆が感じられなくなるのです。

パートナーの気持ちが気になって仕方がない更に深い理由は「傷ついている自分」にある

さて、少し話を変えます。

「パートナーがどう思っているか気になって仕方がない」というご相談は、いわゆる「普段から怖れを感じやすい繊細な方」からばかり伺うわけではありません。

いわゆる「社会的成功」を手に入れて幸せを実感されている方や、他人から見れば「魅力も自信もありそう」と思われる方からも伺うことがあります

そこでは「どこか自分は不十分である」と感じてしまうから、ついパートナーの気持ちを確かめてしまうようになるのかもしれません。

「自分は自分だから」と考えていてもなかなかこの怖れが拭えないのは、実は今までの人生で抱えた深い悲しみ(傷心)による無数の葛藤に常時苛まれているからです。

なぜか恋愛、夫婦という関係性の中だけで「自分の願いは叶わないではないか」といった葛藤を抱え続けている方が少なくないのです。

どこか「私は人を愛する自分でいられる」という確信を感じられず、どこかで「人の役に立つ自分でいなければならない」といった思いを抱えながら、パートナーとの間で(実は葛藤し苦しみながら)愛する努力を続けている方も少なくないのです。

だから、いつも「愛すること」はできても「二人の絆」が見えないのです。

無数の深い悲しみに苛まれている状態が「パートナーがどう思っているか気になって仕方がない」という問題を作り続ける本質的な理由だと僕は考えています。

自分の気持ちを整理し、洗い流すことが問題解決の鍵

「自分は愛されていないんじゃないか?」

「自分には愛される価値がないんじゃないか?」

「自分は不十分ではないか?」

こういった「相手がどう思っているか」を気にする事情・感情の多くは、自分自身が抱えた無数の深い悲しみ(傷心)による葛藤によってもたらされます。

だからこそ、こういった問題には、自分自身の気持ち・感情を整理し、ときに解放していくプロセスが有効になります。

  • 自分の今の気持ち(怖れを含めて)を人に話して受け止めてもらう。
  • 怖れを感じない、心穏やかに過ごせる時間を作る。
  • 好きなものに触れ、楽しめる時間を作る。
  • 軽く体を動かす時間を作る。

こういったことを日常に取り入れていくことで、不安を和らげることができる場合があります。

また怖れには「ボーッとする」時間を作ることが効果的に作用するので、旅行に出かけるなどをして、そういった時間を作ることもまたいい選択と言えるでしょう。

それでもなお「パートナーの気持ちが気になって仕方がない」と思うなら、それは自分自身の親子関係や過去の恋愛などからくる「無数の深い悲しみ」や「それに伴う葛藤」について扱うことが求められるかもしれませんね。

 

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