日常に使える心理学

お客様の感想 10 家族・地愛にまつわるカウンセリングとそのプロセスのお話

心理カウンセラー浅野寿和です。いつもありがとうございます。

それでは今日のコラムです。よろしければお付き合いください。


「今は一人暮らしも1年以上続いていて。去年、彼もできたんですよ。」

カウンセリングルームでは、約1年ぶりにお会いするクライエントさま(Rさん・仮名、女性)は、僕にそんな嬉しい報告をしてくださいました。

Rさんとは、2年以上前かな?まだ、名古屋にカウンセリングルームが出来る前に、初めてお会いさせていただきましたね。

もう2年以上も経つって時の流れって早いものだなあ、って思ったものです。

***

彼女がお話いただいたカウンセリングのテーマ。パートナーシップではなかったんです、最初はね。

「家族の問題」だったのです。

都市部と地方。

そういう言い方がいいのかどうか分かりませんが、都市部には都市部の、地方には地方の、またその地域にはその地域独特の抱え込みやすい問題や、それに付随する心理というものがあるんですね。

「地愛」

僕はそう呼んでいたりもするのですが、その土地に対するあらゆる意味でのこだわりが強くなる場合ってあると思うんです。

それは僕が使う言葉としては、いわゆる「郷土愛」とは感覚を異にするものといいますか。

もし、郷土愛が、一度その土地を離れても戻ってこれるような、自由さや寛容さを孕んでいるとしたら

地愛は、それはそれで素晴らしい愛なのですが、時に愛が強すぎて、自分を縛る、「掟」のようなものになりえる、という感じで僕は捉えています。

その「掟」を守るからこそ、その分、自分の人生も守られる、受け継ぐものもある、といった感じで。(例えば、住む家がある、仕事もある、地域が守ってくれる、などなど。)

僕もそもそもは三重県で育ち、その中でもどこか土着性の強い土地柄や、その土地(地域やコミュニティ)に対する愛着が強い地域で育ちましたので、そのあたりの話は敏感といえば敏感なんです。

ま、見事に僕はそこから逸脱し(笑)今は自由に動きまわっているわけですけれど。

そして、その地愛の強い地域であればあるほど、その土地やコミュニティ家族の繋がり方も強くなるようなんですね。

そこで、どうしても心理的な自立が難しくなるケースや、過剰に家族を心配したり、家族の過干渉に支配された生き方になってしまったり・・・。

それはもちろんいい意味で考えれば「絆」でもあるでしょう。

そこには脈々と「家族愛」といった愛情、家族という形を大切にする思いがあるものだと思います。

それに問題を感じなければ、とても幸せなことだと思います。

しかし、人には色々な気持ちがある。

その地愛が、自分に合う人もいれば、自分にとって合わない人もいらっしゃると思うんです。

そしてその合う合わないに、善悪はないと思うんです。それこそ個性だと思うんですね。

ただ、自分の本当に実現したい人生を歩みたいと思う時、どうしてもその「地愛」や「家族への思い」が、自分を止めることがあるようです。

心理的には、家族、両親、地域・・・イロイロなものに心理的に「癒着」してしまうんですね。

*心理的な癒着に関しては、コチラの記事(心理学講座)が的確に表現をしておりますので、参考にしてください。

自らの心理が癒着したものと、べったり心理的に貼り付いてしまい、剥がれなくなってしまう。

だから、

自分としては身動きがとれない
自由に動いてはいけない気がする
両親の、家族の、地域の言うことを聞かねばならぬ気がする。

時に、家族や両親もそのようなことを言うケースもあるのですが。(その本心は別にして)

しかし、あなたの本当の気持ちが「自由に自分の人生を謳歌したい」というものなのであれば、その感覚から抜けだす必要がありますよね。

好きな人と結婚したい。
好きな仕事で生計をたてたい。
地域の外に出たい。

(*癒着が強い場合、「本当は自分の夢を叶えたいけど、それは私には、力も経済力もないから無理、望んでも出来そうにない」という諦めのような感覚で生まれることもありますね。)

ただ、その癒着を剥がす時(あなたが自由になる選択をする時)

どうしても「悪いこと」をしている・・・という、「罪悪感」が生まれやすい(本当はコレが問題なのですけどね・・・)

なので、本当は自分の本意ではないけれど、なかなか自由に動けない傾向や、家族や親族の意志で自分の人生をある程度決められてしまうような、そんなプロセスの流れを受け入れざるをえないような感覚がしてしまうのです。

***

Rさんとのカウンセリングも、最初はその家族にまつわるテーマがメインでした。

家族との葛藤も比較的強くあったと記憶しています。

しかし、カウンセリングを重ねる中で、彼女は遂にご自分の意思で「自立」の選択をされます。

僕はカウンセラーとして、さまざまなサポートをさせていただきました。

今ある、家族に対する喜怒哀楽・・・感情を消化させたり。

自分自身の存在価値を高めていくセッションを用いたり。

もっと自由を感じられるセッションや、癒着を徐々に弱めるセッションなど。

そしてRさんは、一旦カウンセリングは卒業されることになるわけです。

そして今。

素敵なパートナーができたというご報告。

初めてお会いした時とはガラッと変わった彼女がそこにはいらっしゃいました。

本当に素晴らしいと思うんです。

なので、カウンセリングの中でも「こうすると彼はもっと喜ぶかもしれませんよ」というお話をさせていただいたんですけどね(笑)

もう、テーマが変わっているんです、カウンセリング自体のね。

本当にRさん、頑張られたと思います。凄いと思います、心から。

最後に、そもそも僕はカウンセリングの中で「完璧」を目指さないことが多いですし、自分の感情と上手に付き合えればいいと考えています。

だから郷土愛であろうが、地愛であろうが、あっていいと思っています。それも一つの愛の形なら、問題など無いと考えています。

もちろん家族・両親から受け継いでいる才能もあるはずですから。

ただ、その感覚がとにかく「自分の幸せを縛るもの」でないほどに扱えればいい、と考えているんですね。

だから、地愛を感じて、嫌悪感が出ないような状態に持っていく=「癒着を手放す」という方向性が大事なのだのだろうと思うんですよ。

それには心理的な「自立」が必要です。

でもこれは苦しいことじゃないんですよね。

自立するために、今までの自分や、家族を嫌う必要なんて無いんですよ。

あなたは自由に幸せになっていい。

そんなサポートをカウンセリングでさせていただくこともあるんですよね。

最後に、今回のRさんのお話が参考になればと思いますし、今回ご協力いただいたRさんに感謝を申し上げたいと思います。

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