ほぼ30代以降のパートナーシップって、それ以前のものと質が随分変わることがあります。
若さや勢いだけで押しきれるものでもなくなりますし。
日常的にも成熟さが求められるシーンも多くなりますし。
かといって、強くロマンスを求める自分自身を感じていたりもする。
愛されたいなーと思う反面、そんなに求めちゃいけないかな?とか。
どこか、自分がしっかりとしたオトナであることを、常に確認していたくなる、とか。
だからといって、日常的にストレスを感じて生きている私達は、パートナーシップに癒やしを求めることもあって、
だからでしょうか?
「どうすることがお互いに丁度いい楽な感覚を生むのか?がよく分からない。」
「一体、パートナーが何を求めているのか?がよく分からない。」
そんなお声をよくお聞きするでしょうか。
そもそもパートナーシップはウキウキのロマンスで始まりますが。
時間の経過とともに、パートナーとの関係性がより対等になり、相手を信頼できるような状況が続くことが何より安定する要素なんでしょう。
ただ、多くの場合、この「パートナーとの対等さを築く方法」に、いろんな誤解をしていたり、あなたなりの価値観を持ち込みすぎると、パートナーとの対等さはなかなかやってこない。
例えば、パートナーを、
感覚的にまるで「子供」のように捉えてしまったり。
弱い、守るべき存在だという認識を持ってしまう。
あなたを裁く人のように感じてしまったり。
パートナーを愛すること=あなたが我慢することと感じている。
パートナーを離さないこと=あなたの頑張りや正しさを相手に認めさせる事だと感じている。
カウンセリングの現場にいると、こういった要素が積み重なって、対等なパートナーシップではない状況が続いた時、別れや浮気などの問題に繋がっていくことがあるな、と感じます。
もちろんほとんどの方が悪気があってそうしているわけじゃないんです。
ただその方にとっての「愛する」「愛される」ということが、そういった感覚になっているだけなのでしょうね。
そこで注意深く心を見つめてみると、そもそも「愛する」ということと、「信頼すること」が、イコールになっていないという罠が多くあるようなんです。
責任感、受容、義務感、オトナという価値観・・・いろいろなものが、「悪意なく相手を信頼しない」という結果を生み出してしまう。
そんな自立された方のパートナーシップの問題は「悪意なき加害者」の問題だとも言えます。
良かれと思ってしていることが、相手のためになっていないという問題・・・。
だから「相手は何を求めているの?」という疑問が沸き上がってくるのだろうと思うんですけれども。
では、悪意なき加害者の問題とはどういうことなのでしょうか?
次回に続きます。
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