過去の感覚と今の私 1~結婚したいけど仕事も大切~
よろしければお付き合い下さい。
今回からの”ほぼ30”は、過去の感覚のお話。
私達はやっぱり未来から今の自分を想像できないから、どうしたって過去から今の自分を見つめているわけです。
まずは「恋愛・結婚」をテーマに、次のようなケースを想定して、少しお話をしたいと思うんですね。
(ほぼ30代の女性のケース、相談内容はリアルなフィクションと定義しておきます)
***
「なかなか男性に誘われてもそんな気分になれないんですよね。
恋をしたいんだけど二の足を踏んでしまいます。
出会いがないわけじゃないけれど、私にとって出会いにならないというか。
とにかく今の仕事、忙しいんです。時間がないんですよね、実際は。
だから、今の生活を考えると恋愛どころじゃないというか。
今までも彼がいた時期はありましたけど、何だかお互いに忙しくてすれ違う事が多くて。
彼から別れようと言われたり、私から別れようと言ったり・・・いろいろでした。
そういえば「忙しい人ばかり好きになってきたのかな?」とも思うんですけど。
そう。実は今の職場は3つめなんですけど。
以前の職場、嫌になっちゃって転職活動したんですけど、それがかなり大変で。
そう思うと、今の仕事、忙しくて時間がないけれど続けたいという気分なんですよね。
とはいえ、周りの女性を見ると彼がいたり、もうすぐ結婚って方が多くて。社内でもプライベートでも。
そう思うと出遅れ感、みたいな感覚が抜けなくって。正直焦らないわけじゃないです。気付かれないようにはしていますけど。
ただ、結婚のための恋愛っていうもの私は違う気がするし。
でも、結婚より仕事?と聞かれれば、それは違う。
気に入ってくれる男性がいるなら、恋愛してもいいのかな?って思うんですけど。
そんな気分にはなれないし。
こんなじゃ結婚はむりかも?って自分でもそう思うんですけど・・・。
よっぽど好きになれる人がいれば別なのかな~とも思うんですけど。
んーどうすればいいんでしょうね?」
こういったお話、意外と少なくないかも?と個人的には感じています。
20代の頃のように自由な発想が影を潜め始めるほぼ30代以降。
だから、とても現実的な部分に意識がむきやすい。
夢や希望だけで人生を語り始めない時期でもあり、逆に言えば自分の今置かれている状況や限界なども感じやすくなってくるような気がしています。
そんなあなたを、いつの間にか縛っている感情があるんですが、実はそれにあまり気づかないことが多いのです。
だから、いろんな過去の影響があなたを縛ってしまうから、なかなか前に進めないのかもしれません。
ではその感情は何か?と言いますと、これは後日に書くとして。
こういったケースのご相談、僕の中ではこのあたり、気になるところです。
・男性に好意を持たれても抵抗感を感じる・・・その理由は?
・仕事と恋愛。どちらかを取るしかないか、という発想。両立という発想が生まれにくいのはどうして?
・忙しい人を好きになる、自ら忙しい状況を手に入れてしまうのはどうして?
・恋愛→結婚という構図に何かしらの抵抗感を感じるのはなぜ?
・あなたの幸せというヴィジョンがどこにあるのか?
もちろんそう感じてしまうことが悪いことじゃなく、そう感じる理由はきっと、「過去の体験」の影響、なんでしょうね。
さて、僕としては「問題解決!」という視点ではこのケースをあまり見つめません。
逆に、あなたの発想や観念の限界を越えていくほうが、より楽になるのだろうと思うんです。
そして多くの場合、全て「悪意」からは捉えることはしない。よっぽど反社会的なことは別ですが。
これはそもそもエゴエゴな考え方で、僕というカウンセラーはそのスタンスから物事を考えはじめません。
もちろんご相談をお受けすると、考えられることは数限りなくありますが、まずはこの見方を取り入れていただくと、今の迷いや心の揺れは消えやすくなるかな、と僕は思うのです。
つまりこういったご相談に隠れた、「あなたの愛情」「善意」・・・良かれと思って行動していることに鍵が隠れているのではないか?ということ。
ここを探っていくのが僕のカウンセリングスタイルの「肝」だと思っています。
ということで、先に上げた僕の気になる部分を一つづつ取り上げて解説する、僕のご提案編は次回から数回に分けてお届けします。
よろしければ次回もお付き合い下さい。
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