前回の記事の続きです。今回の”ほぼ30”は、過去の感覚のお話。
※前回アップした事例を先にご覧いただくとより分かりやすいかと思います。
今日からは僕の解説編。
こういったケースを想定して前回のテキストで「僕の中ではこのあたり気になるところ」と書きました。今日から一つづつテキストにしていきますね。
今日はまずココから。一つの考え方として参考にしてくださいね。
最もシンプルな例は、男性に言い寄られた時、女性の心の中で「女性性」の部分の痛みを感じそうになると、反射的に抵抗感や不安、面倒な感じを感じることもあります。
過去の失恋、片思い、いろいろな男性との関わりの中で感じてきたものの影響ですね。
また、ほぼ30代以降の女性の皆さんのお声をお聞きすると、「女性としての心の揺れ・不安」なんてお話をお聞きすることもありますね。
自分の女性としてのあり方、年齢のこと、一人で居続ける未来への不安などなど・・・。
これも『変化』なのかもしれませんね。
心が20代の頃とは格段に違って心が「揺れる」のかもしれません。
だから、抵抗感、前に進む怖れ、男性を受け入れる不安、愛される不安を人一倍感じることもあるのかな?と感じます。
※この辺りのお話は「ほぼ30代からの心理学#7 その2の2」を参考にしていただけると幸いです。
さて、心理学の中に登場する考え方にこのようなものがあります。
「愛情と承認関係のなかで幸せを感じる」心理と
「自分のパワーや能力を発揮して幸せを感じる」心理
僕は、この双方の心理のどちらかだけ満たされても、人って幸せ感を感じにくくなるものだと思っています。そもそも心は全てバランスで出来ていると考えられていますからね。
そして自立している方ほど、恋愛も仕事も対人関係も、「自分のパワーや能力を発揮して幸せを感じる」方向にバイアスがかかっている、そんな感覚を覚えることもありますね。
そして恋愛や対人関係を、自分のパワーを発揮する、という感覚で捉えすぎると、あまり楽しく無いと感じることにつながるでしょう。
この感覚の中であなたが「仕事と恋愛どっちを取る?」と聞かれれば、仕事を取る方がいても不思議じゃないのですよね。
それぐらい実は、「愛情と承認関係のなかで幸せを感じる」ことが大切。
しかもどこかこの感覚を、何かしらの理由で、「あえて」遠くに感じている方が少なくない気がしています。
「分離感」(人の輪から離れてしまってる感覚)ですね、そこにあるのは。
この分離感を感じた時、誰かに愛情を投げかけられると、まず人は嫌な感覚を覚えることが多いんです。
素直にありがとうとは言いにくい。むしろ、ネガティヴな感覚を感じるんですね。
それはどこか、迷子の子供が不安に押しつぶされそうになっていて、やっと母親を見つけふっと安心した時。
その瞬間に湧き出してくる、怒り・不満だったり、悲しみだったり、いろいろなものが湧き出すことに似ているかもしれません。
だから、実は「異性に好意」を持たれることで、嫌悪感を感じてしまう。
どこかまだ分離していても大丈夫な世界は、恋愛より仕事、かもしれませんしね。
男性に好意を持たれると抵抗感を感じるのは、そんな心の動きがあるから、と考える事もできるのです。
そう考えると、このパターンを抜け出す鍵は、あなたが「愛情と承認関係」の中にある感覚を求めること。
でもどうしてその関係性を求めなくなっているのでしょうか?
そういったお話を深く見つめていくと、そこにはまた「あなたなりの想い」が込められていたりすることもあるようです。もちろんいい意味での、ですけどね。
と、今日はここまでにさせてください。
また次回、続きを更新させていただきます。
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