恋愛・夫婦の心理学

愛しても響かない彼

 

例えば、「彼のことを一生懸命に愛しても、彼が喜ばない」というケース。打っても響かない、愛しても嬉しそうじゃない彼、というお話。それは恋愛でも結婚後でも、です。

この手のお話、なんだか最近多く伺うような気がします。

「私は大好きな彼と一緒にいられることがとても嬉しい。けれど、彼はあんまり嬉しそうじゃないように見える。」
「私が何事も頑張ろうとすると、彼は『そんなに無理しなくていいよ』としか言わない。」
「私が彼のことを心配すると、『いやいや、俺のことは心配しなくていいから』と言う。」
「私が少し甘えたいなと思って、二人の時間に甘えると、彼は何だか嫌がる気配・けれど、私の事を嫌いなわけがない、むしろ好きだと言う。」
「そういえば少し長く付き合っているけれど、彼の愚痴を聞いたことがない。」
「彼からの連絡は遅れがち、メールも即レスなんてことが殆どなくなった。でも、会うと普通の彼がいる。」

 

まぁまぁ事例をあげようとするとたくさんあると思うのですが、彼は私の事どう思ってるの?私に興味があるの?と女性が感じるケースが少なからずあるようなんですよね。

 

どこか、普段気持ちを見せない・自立している男性との恋愛って、あなたが望む心の「近い距離感」に彼はいないけれど、私は確かに彼に一番近い女性である、といったケースが多そう。

 

だから、女性側に不安や疑いが出てきてしまったり、彼の気持ちがさっぱりつかめなくて不安になる、なんて感じになるかもしれませんね。
では今回のようなケースに登場する男性の気持ちを理解していく上で大切なのはこの発想かな?と僕は思っています。

 

「男性にとって、自分の母親(家族)以外に、自分の弱みや本来の姿を全部受け止めてくれる女性がいるとは思えない」

 

これはあくまで極端な比喩ですし、もちろん家族にすら自分の本当の弱みなどをさらけ出すことができないでいる男性もいらっしゃいますけれど。

 

どこか自分の親しい異性ぐらいしか、言いたいことが言えないということ。彼女や妻はあくまで他人。だから、自分の欠点は自分で扱うという発想に似ています。

 

ちなみに、ここでいう男性の弱さとは、表面的に見せる弱み、愚痴という意味ではないんですね。まぁまぁ毎日一人で頑張る男性の苦しみ、悩み、のようなものです。こういったものは誰もが持っているものでもありますが、自立された方ほど自分の外に向けてこの苦しみや悩みを誰にも見せない傾向があります。

 

逆に相手のために頑張っちゃいます。パートナーである女性がどれだけその男性の苦しみや悩みを愛そうと思っていたとしても、ですね。

 

ここにこういったタイプである男性の「自己決定感」があるかもしれませんね。
「自己決定感」とは、私達は自分の意思で物事決めたいと願う気持ちで、そもそも人は自己決定感を求めるものです。

 

どこか「自分は頑張って女性に迷惑をかけていませんよ、そう自分で決めていますよ」という感覚がここにある。だからなかなか譲りません。まぁ頑固に譲らない方もいます。その生き方がどれだけしんどくとも、ですね。

 

この男性の考え方自体間が違っているとは思えないし、男性がそう強くあろうとすることは確かに歓迎されるべき部分があるんですよね。

 

ただ、恋愛などパートナーシップだけはちょっと別かもしれません。

 

あまりに男性が一人で生きようとすることに、寂しい思いをされる女性、不安な気持ちを抱える女性が少なくないようですが、このような発想が強い男性は、その女性の寂しさ、不安を全く違った意味で解釈することもあるようですよ。

 

どこか男性の中で「自分の頑張りが足りないから女性が不安になったり寂しい思いをしている」なんて思うことがあるわけですよね。なので、パートナーシップが不安定になると、何故か更に仕事に気持ちが向く男性もいらっしゃいますね。

 

実際にカウンセリングで、このようなお話は少なくないんですよね。
そもそも「女性に依存すること」をよしとしていない男性にとっての「安心感」は「何事も起きないこと」である場合が少なくないです。もちろんその男性の思いや態度が、女性にとってどういった印象をあたえるか?は別にして。

 

では「何事も起きないこと」で男性の心が満たされるのか?と考えると、確かにそうではない部分もあると思いますよ。

 

パートナーシップを深めていく時、それはどこか心の面で深くつながる時、どうしても相手を信頼して自分の弱い部分を預ける事が必要になりますね。そうお互いが向き合うことが、どれだけの安心感や充実感をもたらすのか?という部分。もしかすると、感覚的に受け入れたことがない男性って少なくない気がします。それぐらい男性も日々戦っている、ということなんですけどね。

 

なので、もしあなたのパートナーが「愛しても響かない」彼だったとしても、彼はあなたのことが好きだと言っているなら、女性がご自分を疑いすぎなくていい、ということ。

 

あなたが思っている以上に彼はあなたに感謝していたり、今のあなたで充分だと思っている可能性がありますね。今まで通り彼のパートナーとして堂々と向き合っていけばいいと思います。

 

それでもあなたの不安が大きいならカウンセリングなどを使っていただいてもいいかもしれませんし、もう少し自分の素晴らしさを感じていくアプローチを取るとうまくいくかもしれませんね。

 

あとは彼への感謝。「いつもいてくれてありがとう」「あなたがいると嬉しい」とビシビシ表現しておくと、そういった男性にも伝わっていくものです。表面的には無反応でも、もしあなたが彼のことが好きならちょっと諦めずに・・・。ま、確かにここがアタマの痛いところですけど、ね。

 

ちなみに、あまりに無関心すぎる男性と一緒にいつづけるのも苦痛なので、その場合はあなたの幸せを優先する選択肢はアリですよね。
そう考えると、男性の皆さん。女性のみなさんはどうも、あなたの心を知りたいと思っているようです。(その女性が好意を寄せる男性には、ですけど)

 

そして、好意を寄せる男性のために頑張りたいと願っておられる女性の皆さんのお話、僕もたくさん聞かせて頂いてきました。

 

「相手に本音を言わない、何もさせない」というのは確かに妙な負担をかけないという意味ではその通りかもしれませんが、そうなっちゃうと、時にあなたが思うよりも遥かに女性は不安になる可能性がありますね。「好きな人に何もできない、触れられない」辛さって結構しんどいものですから。

 

これは自立されている方全般に言えることですけど
、例えば男性が、もう少し女性の気持ちに敏感になると恋愛などの関係性がうまくいくことが多いようですね。そのためにどれだけパートナーに心を許せるか?はとても大切な要素です。

 

もちろんそれができないからいけない、という訳ではありませんが、もっとパートナーを信頼し、自分の気持ち・相手の気持ちを感じてみる。

 

そのために必要なことは「あなたの心を楽にしておくこと」なんですね。ただ頑張るだけじゃなく、時には心を緩めて気持ちのコミュニケーションをしてみてくださいね。それだけで何だかお互いに安心できることもありますから。

 

※もちろんモラハラのような表現をすすめているわけではありませんので念のため。

 

今日は以上です、最後までご覧頂きありがとうございました。
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