ほぼ30代からの心理学

この人と生きていく 5 ~信頼しようとするコントロール~

心理カウンセラー浅野寿和です。いつもありがとうございます。

 

この人と生きていく 5 ~信頼しようとするコントロール~

 

よろしければお付き合い下さい。
 


さて、Cさんの実例からお話をしてきました今回のテーマ。

最後にまとめを書いてみたいと思います。

***

僕自身、パートナーシップのご相談をたくさんいただきますが、パートナーシップのご相談をきっちり詰めていくと、どうしても自己変革(自分を変える)や自己承認(もっと自分を愛する)部分に行き着くことが多いものです。

これは僕自身も気を付けていることですが、何かしらパートナーとの間に問題や解決したいテーマが起こると、「それはパートナーの問題だ」という意識が高まってきて、今の自分の感情を保存して、相手の変化を求めることがあります。

これでは自分自身に問題を変える選択肢が無くなってしまいますので辛い状態は確かに変えがたくなりますね。

一方、パートナーとの間の問題を「自分のこと」と捉えることはとても大切なこと。
ですが、逆にそう思い込みすぎると「パートナーと向き合えない」状況になります。自分があまりにちっぽけで問題だらけのように思え、その無力感や無価値観に飲まれてしまうのです。

どこか、自分の責任にしすぎても、相手の責任にしすぎても・・・つまり、どちらが、何が、正しいのか?を追求しすぎてしまうと、あなたとパートナーとの「対等さ」は失われてしまう一方です。

ではどうすればいいのか?

まずはただ、今のあなたを愛することです。

多く、パートナーシップの問題を持つと、「愛されない・愛せない」という不十分な自分を感じます、パートナーとのケンカはお互いにこの「不十分である」という心の傷に塩レモンを塗り合っているようなもの。

もちろんケンカをすれば怒りも出るでしょう、悲しい気持ちにもなるでしょう、自分は間違っていないと言いたくなるでしょう。それはとても自然な感情ですよね。

「こんなに愛しているのに、信じているのに、どうして分かってくれないの」
「こんなに頑張っているのに、信じているのに、どうしてわからないんだ」

でもそれは・・・・自分が傷付き、これ以上傷付くことを怖れている結果。どこか自分を守るために行われていること、ってとても多い。信じているという言葉を使って、相手をコントロールしようとしていることってとても多いのです。

そこであなたが、その気持ちをぶつけあっても、「私、もしくは相手が悪い」という感覚が生まれ。
そうパートナーに伝えているあなたの気分は最悪で、内面では「自分も悪い」と思っている思いが強化され。
結果、更に自分で自分を追い詰めてしまいます。
そして目の前にいるのは、向き合ってくれないパートナー・・・そうなってしまえば本当に苦しい。

ならば、相手を責める前に、自分を見つめて自分を愛したほうがいいですね。
あなたの頑張り、あなたの実績、あなたの想い、あなたの心、あなたの身体・・・いろいろなものを大切に扱う時です。

まずは自分、なんです。

そして、Cさんの事例のように、あなたが本当に伝えたいこと、あなたがパートナーに渡したくても渡せなかったものに自ら気付き、それを見せていく・・・そのプロセスが必要になってきます。

頑張りやさんは、相手に迷惑をかけないようにと、孤独や寂しさを相手には渡しません。
自分に自信のない方は、パートナーを愛しているという気持ちと相手に渡しません。
自分への疑いやコンプレックスが強い方は、自分が間違っているかもしれないという不安を相手に渡しません。
誠実な方は、自分の失敗、挫折を相手に見せません。情けない自分を見せないんです。

これは絶対にパートナーも望まないだろう。こんな自分は愛されないだろう。
そう思って自立し、隠し続けてきたものを、パートナーに差し出せるぐらいの信頼が必要になります。

Cさんの場合は、子供がほしいという思い。そしてそこに付随した「子供を持つことへの不安、怖れ」「そう伝えることでパートナーを困らせ、嫌われてしまうのではないか?」という疑いがソレに当たります。

パートナーがどう思っているか以上に、自分の中の不安、疑い、不信感をあなたが信頼してしまう。
そんな圧倒的な不信感と、強い怖れを乗り越えるために使うもの。

それが、自分への信頼。
私が選んだパートナーだ、という信頼。

この感覚があなたの中で沸き上がってくると、とてもパワフルで穏やかで感動的な気分になりますよ。
自分の事も相手のことも、とにかく愛おしくなりますしね。

だから、どうやったってあなたに「今の私でいい」「今の俺でいい」という信頼がなければ、とても相手を信頼できないですし、パートナーのことを受け止める覚悟もなくなります。

いくら相手を変えようとしても、結局あなたの疑いは拭えないし、いくらパートナーを変えても同じ状況になってしまうのは、この部分を考えていくと分かっていただけると思います。

そして、あなたが選んだパートナーに、あなたが扱えない不信感や疑い、罪悪感や自己嫌悪といったものを、相手に捧げる勇気が持てるか?

これは「あなたと一緒に生きていく」という、覚悟だと僕は思っています。

ここでは、自分の内面を変えないまま、相手を信じよう、相手を愛そう、相手を変えよう、相手を理解しよう・・・そんなコントロールがわんさか出てきます。自分を変えず、自分の痛みを隠すために。

もしここで相手に跳ねのけられたら、自分は本当に傷ついてしまう。
それでも私は相手を信頼する、と自分の一番痛い部分を差し出すこと。
ここで、自立が終わるのですよね。

それぐらい今までの自分が歩んだ二人の絆を信頼し、それを矜持として扱えるか?
自分を癒し、自分を変え、自分を愛し、立て直せているのか?
自分の愛情を正しさではなく、信頼として扱えるのか?

そのために僕は(僕のカウンセリングを受けてくださるクライアント様とともに)ひたすらに「自己価値」のお話やセッションを繰り返していきますし、必要があれば心のブロックを取り除いていくわけです。

逆に、あなたが今の自分のまま、相手を信じようとする期待や努力ばかりが続けば続くほど、たった一人で生きる世界が終わらないから苦しむ、とも考えられるのです。

 

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