さて、私の電話カウンセリング、満席で予約が取れない状態です。おまたせして申し訳ありません。また、5月東京面談、4月大阪面談も満席です。いつもご利用ありがとうございます。
6月の東京面談は5月5日に、5月の大阪面談、名古屋面談、電話カウンセリングは、4月21日(20日が定休日の為)にご予約を開始させていただく予定です。申し訳ありませんが今しばらくお待ち下さい。よろしくお願いします。
好意の返報性、確かに誤解して使うと・・・。
心理学には「返報性」という言葉があります。
簡単にいえば、与えたものが返ってくるよ、という法則。
好意の返報性は、あなたが人に好意を与えれば好意が返ってきますよ、ということですね。
ただ、この好意の返報性を思考で理解しただけでは、たまーに妙なことが起きるのです。
そもそも「返報性」自体、間違いのないことです。
問題はこの「好意」の部分。
自分が良かれと思っていること=相手の望むことなのか?という部分、やっぱり一致しないこともあるのです。
あなたの主観で考える「良い」と思うことは、きっと「あなたが人にしてもらって嬉しい事、喜ぶこと」ですよね。
それが目の前の人と一致していればいいけれど、一致していない時はちょっと「ありがた迷惑」的な状態になっても不思議じゃありません。
でも、多くの人はあまり「ありがた迷惑」だとは言いません。
それはなぜかと言えば、あなたの好意が分かれば、その気持ちを受け取ろうと思うから。
でも、これ、一つの「理解」なんです。相手が理解してあなたの好意を受け取っている。
だから、あなたが「あぁ相手は喜んでいるからこれでいいんだ」と思い続けていると、次第に相手から反発されることもあるはずです。
好意を理解するって、素晴らしいことですけど、ずーっと続けば疲れますからね。
相手も自分の事を理解してほしいはずですから。
また時には、あなたが良かれと思っていることが、あなたの「相手に受け取って欲しい」「相手はこうするべきよ」といった「ニーズ」だったというケースもなくはないでしょうね。
俗にいう「あなたのことを思って言っている」という言葉は、どこか自分を正当化したい気持ちや怒りが隠れていますから。まるっと相手のことを思えば、なかなかそうは思わないものですしね。
また、こう言われた相手は「あなたの気持ちがわからない自分が間違っている?」と疑う羽目になります。
インパクト的には、あなたに疑われている、理解されていないと思うかもしれませんしね。
これはいくらお互いに善意があっても、上手くいかない事が増えるかもしれません。
この「好意」ってたしかに難しいんです。
どこまでが自分の想いで、どこまで相手を見ているのか?は本当に見えにくいものですから。
だから、あまり考えすぎても難しい。特にこの話を聞いて「あっ・・・」と思われた方なら、そんなに考えすぎなくてもいいと僕は思います。
実はこのテーマに付随した心理は「相手との心の距離感」です。
何かしらの影響があって、相手との距離感が見えないから、相手に対してどれぐらいの、どの感覚の好意を持っていけばいいか見えなくなる。
ので、自分で決めてしまうわけですよね。
そして、その自分の好意を受け取ってもらえなくて傷ついちゃう、受け取ってもらえないことで自分を不十分だと感じてしまう、という構図。
大切なのは「相手を見る」ことで、「相手のため」がいつも「相手を見ている」こととは繋がらない。
たとえうまく愛せなくてもいい。うまく相手を理解できなくてもいい。
ただ、「相手を見て、相手を想う」気持ちが「好意」であって、それを与えたならば、いつかきっとその好意は返ってくるのではないでしょうか?どこか、目には見えない情熱、相手への正直な誠意が大切、そう僕は思うのです。
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