心理カウンセラー浅野寿和です。いつもありがとうございます。
今日もコラムを更新します。
よろしければお付き合いください。
最近、少しこの手のお話が多くなっているようなので、前回のテキストと似た記事を続けますね。
今日は「男性が女性に向き合うにはかなりパワーが必要になる」、そんな状況のお話です。
パートナーシップの中で、普段、多くの男性が女性と向き合うために必要な意識、動機づけってそんなに多くはないように思います。どこか自然に、その男性のスタンスでパートナーである女性と向き合っているんです。
が、こういったケースになると、とたんに男性にとって「女性と向き合うためにパワーが必要になる」ケースがあるんですね。
その一つの例が「女性側の感情に『○○がない』という感覚が強まっている時」。
例えば、自分には価値がない、魅力がない、といった感覚的な部分から
若くない、経済力がない、活動的ではない、人とオープンに付き合えない・・・といった部分など、あらゆる形で
女性の皆さんが「ない」ことを意識している、という状態ですね。
例えば、こういった女性のお悩みを男性に話したとき、男性が優しく受け止めてくれることもあるでしょうが、時には急に男性が怒り出したり、イライラしたり、「俺にどうしろっていうの?」といった発言をすることもあるようです。
まぁもちろん悩みを話して相談したのに怒られるって、なんとも切ないんですけどね。
どうしてこんな反応になってしまうのかというと・・・
この時、パートナーである男性はどうしても「後ろめたさ」や「心苦しさ」を心の深いレベルで感じやすくなるものなのです。妙なたとえですが、真面目で自立的な男性ほど、パートナーやお子さんなど、自分が守るべき女性が傷付いていると認識するだけで、罪悪感を感じてしまうもの。
心の深いレベルでは、『女性が○○がない』と悩んでいること=無価値感・無力感を、まるで自分の責任だと認識する、心の動きが男性にはある。
だから、どこか自然な反応として罪悪感を持つことが少なくないようです。
とがいえ、すべての男性がそう自覚して感じているわけではない、とは思いますけれどね。
そう考えると、女性の皆さんが感じている「不安」って、実は男性の怒りではなく「不安や不足感」を刺激しちゃうものだと言えるんですよね。
もちろんだからといって、女性の皆さんに不安にならないでね、と言いたいわけじゃありませんよ。
女性が我慢している姿も、また男性の罪悪感を刺激するもの。
そうではなく、パートナーとの関係性やそれ以外の関係性の中で、あなたの不安をできる限り解消しておける場所を持っておくこと、自分の中の不安に飲まれないように意識することが大切だったりするんですね。
最後になりますが、こういったケース、男性にとって、ちょびっと踏ん張りどころでもありますよ。
どこか男性が感情的に流されず、相手の気持ちを受け止めたり、相手に反応するだけでいいケースって少なくないんです。下手に問題を解決しようと思うのではなくて、ですね。
実は、男性の問題解決思考や「答えや解決方法」を出す反応の仕方、男性に悪意はないって分かっているんですが、時に女性の感情・不安を切り捨てちゃうようなインパクトを与えちゃうんですよね・・・。
僕がカウンセリングでお話をお聞きすると、「別に旦那さんのことを責めたいわけじゃない、話を聞いて欲しいだけなのに・・・」とおっしゃる女性って少なくないんですよね。
まぁ同じ男性として、これちょっと難しい時もあるとは分かっているんです。だから最初から100%を目指さず、今より何割か増しで、パートナーである女性の気持ち、受け止めるようにしてみるといいかもしれませんね。
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