恋愛・夫婦の心理学

パートナーのことを大切に思っているのに伝わらない

心理カウンセラー浅野寿和です。いつもありがとうございます。

今日もコラムを更新します。

よろしければお付き合いください。


彼が「君のことを大事にできないから」と別れを切り出した。
夫が「もう一緒にいても辛いだけだろう、別れよう」と言い出した。

私は別れたくない。
けれど、もう何度も話し合って私がどれだけ「そんなことない、あなたのことが大切だ」と話しても、彼は夫は首を縦に振らない・・・。君には感謝しているけど、もうツライ・・・としか言わない。

だから、もう、私のことも彼のことも考えて、別れたほうがいいのかとも思う。
けれど、 今のまま別れるって・・・。
でも、このままの関係で居続けるって私の執着なんだろうか・・・。

そうお考えになって悩まれたり、カウンセリングをご検討いただく方もいらっしゃるかもしれません。

「もういいんじゃない、別れたほうがお互いに楽になると思うよ」

親しい友達に相談すると、そんな話もチラホラと聞く。そんな状況もあるかもしれません。

あなたが今の関係を前にも後ろにも進められない理由。それはたしかに一つじゃないと思います。

大好きな人、大切な人だから、そう簡単に諦められないって思いもあるでしょうし。
一緒にいた時間がとても素敵なものだったとしたら、そう簡単に手放せないでしょうし。

何より私が選んだ人を愛しきれなかった・・・ダメになっちゃった・・・そんな自分が嫌になってしまうこともあると思うんです。

この私が選んだ人を愛しきれなかった・・・ダメになっちゃった・・・そんな自分が嫌になってしまう」という部分、男性女性、現れる感覚はちょっと違います。

僕がカウンセリングの中で実感として感じるのは

男性は女性と違い「どこか終わり(先)を見て感じている」ので、終わった後に訪れるお互いの次の可能性を見ている。もちろん自分が選んだ女性を愛しきれない辛さを感じているのですが、それ以上にお互いの「今の苦しみからの解放」を考える傾向があると思います。

しかし、多く女性の皆さんはそうお感じにならないことがあるように、僕は感じています。(僕は男性だから女性の感覚すべてが分かるわけじゃないという意味で仮定形です。)

「今、この関係性」で感じている苦しみ、辛さが、「自分がこれからどう生きるか?」という部分をとても強くネガティヴに刺激するようです。一度自分の価値などが終わった感覚がするというか。

これを男性は簡単に受け入れているようにも見えるかもしれませんし、ある意味男性が女性に「あなたの意味の死」を突きつけているようにも感じるかもしれませんね。

だからとてもキツい。辛い以上に、心がきしむ。自分の意味を失ってしまいそうになる。
そんな印象を僕はたくさん受けますし、実際、そういったご意見もたくさんお聞きします。

だからこそ、別れれば、自分でも楽になると分かっているけれど、受け入れられないのかもしれない、そう思います。

であるなら、これは「男性が思っている以上」に、女性が自分を生かすために苦悩している構図であると考えることも出来ますが、多く男性にこの感覚はあまり伝わりません。

というか、男性の感覚の中では、「自分があなたを苦しめている」という罪悪感が強烈に強まるので、女性の「痛烈な痛み、無価値感」にまで意識や感覚が届かないのです。

大切な関係性の別れ、がもたらす女性が感じる怖れ、痛み。

その意味をそのまま男性は捉えること無く、女性の姿を更に楽にしようと、自分からリリースしようとしてきます。
男性も耐えられないのです、自分があなたを苦しめているという感覚に。
そして女性ほど明確に分からないのです、女性が苦しんでいる姿の本当の意味が。

これがいい悪いではなく、男性と女性の心はそうなっているものなのだ、と思います。
切ない話ですけどね。

だから、こんな時に、彼の悪い部分を受け入れよう、彼の辛さを受け入れようと女性が男性を愛そうとしたり。

昨日の記事のように、女性の中で男性の「悪い彼、夫」の部分を否定したり。
この男性の部分を愛せない自分、男性に私を愛せなくしてしまったという自分を痛烈に批判すると、お互いに辛くて相手を責めるでしょうから・・・関係性はただ痛みの中にしか入り込みません。

そうなると、もう解決しようがないほどに痛み始めます。
そうなってしまうと、確かにもう向き合うことはかなり難しい可能性も出てきます。
ここでもう「どちらが正しい」という話になれば、カウンセラーとしてお役に立てることは・・・残念ながらなくなっていくものなのです。

だから、そうなる前に自分を建て直し、男性女性の双方の気持ちの違いを理解し、自分の痛みに流されるような日常を送らないこと、意識的に自分を立て直せる時間が、とても大切なんです。

こんな時は、お互いに迫らないほうがいいと僕は思います。
感情に流されてワンワン相手を責めれば誤解を更に引き起こすだけ。
やればやるほど、あなたも相手も、本当に伝えたいものとは違う意味の言葉と思いを伝え合い、致命的な誤解を重ねるだけです。

それは女性の怖れや愛情、男性の心苦しさや愛情を、相手が受け止められないのではなく、そもそも解釈できない状態なのだ、と理解して下さい。絶対に、相手に自分の思いを分からせようとしてはいけないのです。

だから、二人の距離が必要になることもあるでしょう。
だから、あなたの自信を失う前に、もう一度自分とパートナーとの間で起きたことを理解する時間も必要です。

そして女性の皆さんには、どうか自分の意味がなくなるような感覚がするかも知れませんが、そんなことはないです。

誰だって自分の終わりなんて感覚、誰も簡単に受け入れられませんよ。あなたが特別に弱いわけでもなんでもない。あなたには愛情も可能性もありますから。

まず、そこを楽にしていく、今の気持ちを解放し、心の面から立て直すためにいろんな人と話してみる、気分を変える、ありとあらゆることをやってみましょう。もちろんカウンセリングも一つの選択肢として使ってみていただいてもいいかもしれません。

そして今日は男性のみなさんへ。

どこか、女性の中にある感覚、どうして女性が苦しんでいるのか?という意味を、一度ちゃんと理解しようという意識を持ってみませんか。

男性が思っている以上に、女性の愛情は強く、それはいつも執着やあなたへの期待、ニーズになってしまうとは限らず、あなたを生かす力でもあるんです。

あなたから一方的に、女性の思いや期待のような感覚に答えようとしないで、「女性の言葉の本当の意味」を理解してみませんか。そして、あなたに向けられた愛情に触れることにチャレンジしてみてください。

とはいえ、同じ男性として強い罪悪感や、怒りを伴うような葛藤、苦しさを感じて、目を背けたくなる気持ちは痛いほど分かります。

それぐらい、男性も頑張ったし、日常の中の不満を我慢したし、女性を信じ、与えようと努力したはずですから。

でも、その男性の辛さもまた、あなたがパートナーを自分から愛すること、自分で何もかも行動することにこだわること、から生まれていることって少なくないんです。

あなたのパートナーである女性はそれだけを願ってはいなかった、というケース、少なくないかもしれません。

僕の経験上、この感覚が男性にはあまりに当たり前すぎて、女性の思いに気づくこともないんですけど・・・

女性の皆さんから「勝手に一人で決めて、一人で完結しないで、私がいるじゃない」と思っている方は少なくないんですよね。

「そんなにあなたが苦しいなら、苦しいって言えばいいじゃない」って。

男性が「良かれ」と思っている、何事も一人で決めること、パートナーに負担をかけないこと。

この限界が来て別れという発想を持つことも多いと思うんですが、その「一人で決める」ことが、女性にとっての「私の意味、価値」をいつの間にかザクザク削っていることって少なくないんですよね・・・。

そう考えると、お互いに、

もう一人の感覚で決めない
最初から、相手を無理に理解しようとはしない
自分の意見はいいですが、自分の「感覚」がいつも正しいとは思わない

まずは、相手を知る、相手はどうしてそう思っているのかを知る。

その上でお互いに答を出すほうが、形はどうなったとしても、お互いに感謝や相手への理解が持てるはずですから。

僕はそんなプロセスを応援させていただくこともあるんですよね。もちろんこのレベルのお話は、確かにキレイ事だけじゃ終わりません。だから、いつもうまくいくとは限りません。

が、このプロセスをしっかり歩むと、最後には、自分の意見を手放した後に見える、相手の想い、だったりするのです。ここからが勝負なのです。

だから、お互いに向き合いたいと思うなら、まずは

「どうして分かってくれない」「どうして愛してくれない」

キレイ事じゃなく、全てにおいて、あなたがこう感じる気持ちは、どこから生まれているのか?を、あなた自身がここにキャッチする必要があるように思います。

どこか

お互いに自分を責める気持ち、否定する気持ち
相手に自分の思い(痛み)を理解させようとする心の動き
相手の事ばかりに意識を取られることこと

の全ては、あなたの自分の心の守る防衛や、コントロールなのです。
それは相手のためになされていることではない。だから関係性が動かない。

でも、それはあなたが自分を守るために必要だったことで、あなたが必死だった証拠。
そう簡単に辛い時に相手のことなんて理解できるとは僕は思えません。

だから、この防衛やコントロールを手放すために、自分の心の中を穏やかにしていきませんか。
できるだけ早く始めませんか。

自分の弱さを知り、強みを知り、痛みの理由、その誤解をとく。
すると、徐々に相手のことが見えてきたりもするものです。

まぁ、激しい痛みがあると、これが難しいことになりますが、焦らずじっくりと。
求められているのは、ひたすら我慢することなのではなく、あなたの心の成熟さ、なんですよね。

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