心理カウンセラー浅野寿和です。いつもありがとうございます。
さて、今日のコラムです。よろしければお付き合いください。
男性性・女性性というお話、実は恋愛やパートナーシップだけに使える考え方とは限られていないんですよね。
普段の私達のストレスケアや自己実現、願望成就にもとても役に立つ考え方なんです。
例えば、こんな方がいらっしゃったとしましょう。
「自分が望んで入社した会社。仕事にプライドを持って今まで職務に携わってきた。しかし、最近なかなかやる気がでなくて困っている。仕事にも会社にも不満はないけれど、どうにも仕事に向き合う気がしなくて困っている。」
「望んで結婚をし子供も授かり、幸せな生活を送って数年。幸せはなずなのになんだか最近虚しさを感じる事が増えてきた。子供も元気に育っているし夫も家事に理解のある男性。何が不満なのだろうと思うのだけれど、気持ちがなかなか前向きにならない。マンネリな生活を打破しようと少し仕事でもしようかなと思うけれど、何だか気持ちが乗らない。」
例えば恋愛のお話以外ですと、こういったケースになるのだろうと思うんですが。
こういったご相談があったとすれば、これは明らかにその方の心のあり方として「男性性」の方向にシフトしすぎてしまっている、と考えられるんですね。
男性性とは自立的な要素。
いわゆる男らしさのような要素だと思ってください。。
頑張る、努力する、戦う、責任を負う、決断する、冒険する、または自分を追い込む事もその要素のなせる業と考えてもいいと思います。
そんな時はあなたの心に女性性の要素を少しづつでも許していくと心のバランスがとれてきます。
ここで言う、心のバランスが取れる、とは、あなたのココロが安定して無理の無い状態になっていくようなイメージだと思ってください。また無理なく頑張れるようになったり、より自分らしくいられるような感覚がするといった感じですね。
女性性とは、柔らかさ、慈愛、(女性的な)優しさ、包容力、受容、感情のようなものです。
例えば、頑張っているときって様々な感情を我慢していたり、自分を受け入れるより喝を入れている事が多いように思いません?
今、あなたが取り組んでいることが家事や料理、家庭的で女性的なイメージがあるものであっても、あなたの心のバランスとしては「頑張る方向」にかなり傾いているのであれば、どこかココロが男性性・自立的な方向にシフトしていると考えられるんですね。
だからもっと自分にやさしい、柔らかい、安心する、そういった言動や場所があると心のバランスが取れることもあります。まぁリラックスできるような要素といいますか、自分にやさしいといいますか、そんな感じです。
こんな感じで「男性性・女性性」という考え方を使うこともできます。
そして・・・この考え方を見つめていくと、確かに対人関係やあなたのパートナーとの関係性がどんな状況になっているのか?うまく噛み合っていないなら、どこをどう変容させていけばいいか、の予想がついていくわけですね。
ちまみに、僕の個人的な経験では、多くの方が自分に厳しい目を向けているといいますか、自分を追い込む方向性を考えていらっしゃるような気がしますね。
そもそも私達が成長する時、どうしても心は「男性性」の方向、つまり頑張り自立する方向に向かっていくものですからね・・・。
あなたが一生懸命なときほど、もう少し自分を緩める、優しくするという発想が必要なことも少なくないような、そんな気が僕はしています。
あ、ちなみにですが、その時にあなたの心の中の女性性のイメージが悪かったり、どこかダメージを受けていると、なかなか自分に優しさや余裕を許せなかったり、優しくすると自分がダメになってしまうような感覚がすることもあるんですよね・・・。
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