恋愛・夫婦の心理学

自立が手放せない~孤独と怖れの世界にいる人の心の中は~

心理カウンセラー浅野寿和です。いつもありがとうございます。

さて、今日は明日10/10(土)は福岡恋愛心理学講座。
そこでちょっとだけ先出し、ではないですが、恋愛心理学講座でお話する内容を今日のテキストにしてみます。

「自立が手放せない~孤独と怖れの世界にいる人の心の中は~」

よろしければお付き合いください。

私達が学ぶ心理学でよく登場する言葉。

「自立が手放せない」

どうしても心の態度として自立的な要素を強めてしまい、なかなかココロを緩めたり、一人で頑張らないという選択が使いにくい状態をある意味意味しているこの言葉。

この自立が手放せない状態、になると、お仕事ではうまくいくことがあっても(対人関係では問題を作りやすいですが)、恋愛や結婚などでは何だか上手く行かないことが増えてしまうことがあります。

心のこととしてみると、「自立している状態」は、まぁ極端な表現をすれば「自分の周囲には敵がたくさんいる」と感じていることに似ているでしょうね。

日常を過ごしているだけでも、いつ狙われるか、打たれるか、攻め込まれるか・・・そんなふうに感じている方もいらっしゃるくらい。

まぁ、どこか戦地のまっただ中にいるような感じですね。

もしあなたの周りは敵ばかりならば、そりゃ油断は大敵、命取り。
ですから、なかなか周囲と繋がる気にもなれないし、人を見たら敵と思え的発想が強まったり、日常的に怖れを非常に強く感じていることになります。

逆に、その感覚の中で「自立を手放していく」ということは、敵の目の前で無抵抗になる、自分を守るものを捨てるイメージにつながります。

だから、正直、とんでもなく怖いし、心の面でも感情的な抵抗が強く生まれても不思議ではないんですよね。

まぁ一般的に毎日自立して頑張っている方はそういった心理状況にあるといえます。

そんな方の恋愛・結婚観は、やっぱり相手は守るもの、自分がなんとかいい形にしないといけないものという発想が強くなっても不思議じゃありません。

恋愛・結婚とは、守るべき者が自分だけではなくなる。
パートナーや家族などが「増える」イメージを持たれる方も少なくないかもしれないですね。

でも、お互いに支え合う発想がなかなか持てない、そんな自立を手放せない方にとっての恋愛や結婚のイメージって孤独です。

たとえ、パートナーや家族など、ある意味人生をともに歩いたり、どこか自分の心を寄せ安らぎを感じる存在にも、依存的な態度を見せません。まぁ当てにしないし、当てにする発想がないんですね。

だから、男性の心の中には誰もいない。全てがどこか自分次第。

この感覚をその傍で見ているパートナーさんは、そりゃ寂しいでしょうし、愛されているとはなかなか思えないでしょう。どれだけそばにいて支えても、相手の気持ちが動かいないとなれば、一緒にいる意味すら疑ってしまうかもしれません。

ただ、あまりに自立が強い方にとって、パートナーさんすらも自分の味方だと知っていながら、心を許したいと願っていながら、しかし「自分以外は全て敵」という発想が消えないので、なかなか当てにできないし。

パートナーなど自分が信頼した人に、少しでも自分のことを批判されると、とても強いダメージを受けてしまうものなんですよ。

それぐらい、自立を手放せない方は、どこか守るべきをモノを増やしたまま、戦地の中で一人で戦っている感覚が色濃く残っていることがありますね。

ここに自立した方特有の苦しさや痛みもありますが、その自立した感覚に独特の美学を見出している方も少なくないかもしれません。美学によった感覚は、ある意味心の面での麻酔のようなものになることもありますからね。

とはいえ、その状態のまま生きるのは相当辛いことでもあります。
が、あまりに当たり前になってしまって、それが辛いことだと認識していない方もいれば。
今が辛いと気づいてしまうと更に辛いので、なかったコトにしてしまう・・・感情を麻痺させてしまったり、全く何事にも興味や期待を持たなくなってしまっている男性もいらっしゃいます。

ただ、自立を手放せない方も、本当は今行きている世界が「戦場」ではなく、「平和な世界」であること。
少なくともパートナーや家族は平和で安全で、安らぎがある場所なんだと認識したいところなんです。

そして、そう心に教えてあげることが自立を手放すことに繋がるんです。
しかし、なかなかすぐにはそう切り替えられず、感情がとにかく抵抗するんですよね。
自立を手放すのがとても怖い、のです。

だから、たとえ一時でも、その辛さや、自立が手放せない理由である「怖れ」を紛らせてくれるものに、少しずつ依存するようになるんですね。(意識的にはウンザリ感や気が休まらない感じ、疲れやストレスと感じることが多いでしょうが)

お酒・タバコといった嗜好品への依存性もその一つですし。
いわゆる「自分へのご褒美」に強く依存し始める人もいますし。
趣味の世界などでも、一人で没頭できるものに依存し始めることも多いですし。

・・・あまり女性の皆さんにとっては気分のいい話ではないかもしれませんが、風俗や浮気・不倫といった一時的に感情を開放できるものを求め、そこにハマってしまうような方もいらっしゃいます。

そこで感じるカタルシス(感情の解放感)に癒しや自分の居場所を感じる方もいます。

でも、そこが本当の意味での心の平和・何の遠慮も躊躇もなく、心の鎧を脱ぎ、羽根を伸ばせるような「愛のある場所」ではないことも多く、そこに辿りつけないという方も少なからずいらっしゃるようです。

こういった自立を手放せない方ほど恋愛や結婚生活の中で、自分が安らげないようなパートナーとの関係性を作る方もいます。もちろん半ば無意識的に。
・小さなことでも物凄くイライラしたり
・どこかパートナーを困っている人・助るべき人にしたり
・パートナーを無力化してしまったり(ダメ出しや何でも自分がやってしまう)

・自分次第恋愛、振り回す恋愛をしたり
・何でもパートナーの言うことをひたすら聞き続けようとしたり
・二人の関係をとても孤独なもの(周囲との繋がりがない状態)にしてしまったり

とまぁ、いろいろなことが起こる可能性があるんですね。

もちろんこれは傍にいるパートナーさんにとっては、とても辛く、寂しく、嫌なことに繋がります。
何でそんなことするの?と思われる方もいると思うんです。

それをある意味心の面から見つめてみると・・・「自立が手放せない状態」が作るもの、と考えることができるんですね。

ただ、そもそも自立していること自体悪いことじゃありません。
頑張ることも一人で耐えることもそもそも把握ではありません。
自立が行き過ぎていて、それが自分にも周囲にもダメージを与えてしまっていることが悲しみを作っている可能性があります。

だからどうか、自立が手放せない方ほど、自分を許し、ゆっくりと自分の感情を受け入れて、あなたのココロが安らぐ方向を見つめていただきたいなと思います。

また、こういった方ほど、本来は「心の安らぎ」に興味を持っているものですし。
そしてどこか、 本当に心を許せる人を求めているということも、なかなかご本人はお認めにならないでしょうが、多いということもあるようなんですね。

またそういったタイプの方のパートナーさんが、より良い関係性を築きたいと思われるならば
まずはこういった心のあり方をご理解され、何より先にご自身のケアから始めていくということが、大切かと思います。

そのサポーターとしてカウンセラーをお役立ていただければとても嬉しいですね。

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