心理カウンセラー浅野寿和です。いつもありがとうございます。
さて、2月もあと1週を切りましたね。
もう僕は来るべき3・15までに・・・という焦りの中で過ごす毎日なんです・・・
って、もちろん冗談ですよ、ネタですよ。
でも、忙しい時ほど、落ち着いて着実にタスクをこなすことが
もはや訳のわからないエゴにはまらない一番の方法。
すると、訳のわからない完璧主義ともおさらばできるのです~。
【ココロのコラム】分かってもらえないより、気持ちが伝わらないだけ、と解釈したほうが傷は浅い?
よろしければお付き合いください。
いわゆる「片思い」ってヤツ。
これは恋愛が始まる前だけでなく
恋人ができてからも
夫婦になってからも
そして、家族ができてからも起きることなんですよね。
カウンセリングの現場にいると日々そう思いますね。
さて、もしあなたが片思いをしているとしたら、きってこう思いませんか?
「きっと相手には私の(僕の)想いは分かってもらえないだろう・・・」
そう思って諦めちゃうから片思いになる、といえばそうなんですけど。
でもそう考えると少しだけ厄介な発想が生まれることがあるようですよ。
それが
「相手はきっとわかってくれない(だろう)」という(確信めいた)感覚ってやつです。
自分の思いは、きっと○○だ、きっとこうなる、きっと受け入れてくれない・・・
そう思うことほど切ないことってないよなぁ~と僕は思います。
そしてそう思う自分のことを「素晴らしい!と誇る人」はあまりいなくて
そんな自分はダメ?・・・だよね?と自分の価値を感じない方向に心が流れてしまう。
まぁ、その結果何が起こる?という部分は
皆さんのご想像にお任せしたいのですが
この自分の価値を感じないようになってしまう心のなかのトレンドって
できれば止めておきたいものの一つかもしれませんね。
そんな時、僕は
「んー切ないですよね・・・うんうん。
そのやさしさ、ゆえにどこかあなたが受け身になるとちょっと大変なこともあるかも?ですね・・・」
なんてお話をすることが少なくないですね。
分かってもらえないというのは被害者意識・・・なんて
身も蓋もない言葉はあんまり使いたくないのが僕の本音。
大切な人に自分のことを分かってもらえなきゃ切なくなるってのが人じゃないかな?と僕は思うから。
まぁ加害者意識か、被害者意識かと言えば、被害者のほうでしょう。
ただ、「分かってもらえない」というあえて自分に手厳しい、受け身な感覚を使って
優しさを表現したり、相手への気遣いを表現している方も多いと僕は思いますよ。
その思いまで破壊するような評価って、なんだか優しくないな~と思うのです。
ただ・・・
片思いのように、どこか心のあり方が受け身になると
かなり切なさが増すので
受け身になるよりは、自分の気持ちに主体性を持つことを僕はオススメはしております。
ただ受け身になるより、ゆっくり前に出てもいいかもしれませんね~とお話するのです。
その優しさや気遣いに思いを馳せながら。
そして「分かってもらえない」事と同じように切ないのが
「頑張っても相手に気持ちが伝わらない」こと。
でもね、まだこっちのほうが実は心のダメージが少ないこともあるんです。
何故なら
「自分から愛そうと思っている、相手に思いを伝えようとしている」という部分を
ちゃんと実感できる可能性が高まるので
例えば
「私は何もしていない」「何もできなかった」という罪悪感や虚しさからは解放されやすいからです。
まぁ切ないは切ないのですけど・・・・
その後に、ベストを尽くしたと思いやすくなるんですね。
そして気持ちが伝わらないのは、実はあなたに思いがあるように
相手にも思いがあるから、すれ違うことがある。
この発想を持つことで、全てを自分の責任だ!と感じてしまったり
自分をこっぴどく責めてしまう理由を減らすことも、時にできるのですね。
いわゆるアカウンタビリティ(自己責任の概念)を持ち
ちゃんと人との間の対等さを感じるためには
どうしたってあなたが「相手を思っている」といった主体性が必要なので。
何より、どこかスタンスとして受け身になって遠慮すると
一見、自分へのダメージがないように思えますが
実はより深いレベルで自己否定が起きちゃう
そんなことも実はありえるのですね。
そう考えると
コレは優しい人がハマりやすいことでもありますが
一生懸命に頑張っても、ちゃんとやっても自信が感じられない時は
もしかするとこのあたりの遠慮って、影響しているのかもしれませんね。
何か参考になれば幸いです。
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