心理カウンセラー浅野寿和です。いつもありがとうございます。
さて、今日から「心理学講座音声配信サービスきくまる」にて、僕の無料音源が配信されております。
昨日は月曜なのに・・・お休みなのに・・・(笑)
もしよければ無料なのでさくっと聞いていただけましたら幸いです。
【パートナーシップの心理学】一度消した彼とのLine。でも彼の名前が友だちリストに入ってきたとき嬉しいって思った私。
うーん、長いタイトルですが、今日は執着のお話です。
よろしければお付き合いください。
まぁこういったお話も、リアルなカウンセリングの中ではあり得るということなんですが。
「別れを迎えて、一度消した彼とのLine。
それが最近、彼がスマホの機種変更をしたようで、一度消えていた彼の名前が、友だちリストに入ってきたのを昨日見つけたんです。
そのとき正直、嬉しいって思ったんですよね・・・。まだ彼のアドレス帳には・・・。
これって私はまだ彼に執着しているんでしょうか?」
んー、まぁカウンセラーとしてココロの動きをお話すれば、執着といえば執着なのかも?ですね。
でも、じゃまた手放すために消しましょう、とまで話すようなお節介はしたくないなぁ・・・。
ただ、そうですよね、と。
あえて突っ込むなら、でもあなたはどうしたい?と聞きたいかなぁ。
なかなか好きだった人の事を割り切れないこともあると思うし、好きだからこそ、その記憶がなかなか消えないこともまた、普通のことかな?と僕は思いますし。
なかなか忘れられない人の場合、何かのキッカケで思い出して甘酸っぱい記憶が戻ってきたり、ドキッとしてみたり。
そんな感覚も日常のスパイスになるかも?と僕は思いますよ。
まぁ別れのダメージが強い時は無理ですけど、ゆっくりとそこの部分、楽しめるようになっていけるといいんですけどね。
もちろん、彼の名前を見てあなたが踊らされる、動揺する、不安定になるなんてことが起こるなら話は別ですし。
今回はそこまでの話じゃないって前提でテキストを書いておりますよ。
カウンセリングの現場で恋愛のご相談を伺っていると
「私はまだ過去の恋愛に執着しているのでしょうか?」というストレートなご質問も頂きます。
「執着を手放さないと新しい幸せは手に入らないっていうじゃないですか?だから手放したいんです」というご相談も中にはありますよね。
まぁ確かにそうなんです。
手放しは進めたほうが自分が楽ですし、過去に執着していると前に進めなくなりますから。
ただ、「そんなまだ過去の恋愛を引きずっているの?もうさっさと手放しなさい!」とはあまり僕は思わないんですよねー。
だから、あまり執着に関するテキストを書いていないし、書いても正論しか書けないかな・・・という気がしています。
いや、さっさと過去の彼のことは手放しましょうとか、心がこう動くという分析を書くのは、まぁある意味分かりやすいのですが、なんだか僕の気持ちがのらないんですよねぇ。
(とはいえ、「自分を変えたくないけど、相手の気持ちを変えて、切なさを逃れたい」というご相談には、「そりゃ難しいかも?」とお答えすることが多いでしょうか?)
これはあんまりカウンセラーだから言わないほうがいいのかもしれないけど、何事も「手放せない」にも理由があるように僕は思うんですよね。
もうバリバリに過去に執着し、へばりつく様相で忘れられない過去があり、何か手放したくない感覚、感情がある。
そういったことはよく起きるし、あなたが手放したいと意識で思っていても、ココロが嫌だよ、と感じているなら、まぁ手放せないでしょうし、また気持ちが戻っちゃうでしょうしね・・・。
どこかご相談いただく方自身も「なんでここまで・・・」と思いながら、しかしどうすることもできない状態になっていることもありますし。
それに、たまにあなたの中でこんな空想をすることってないですか?
昔の記憶や気持ちをなぞっては切なくなって、はぁ~ってため息ついて、気持ちが晴れないからまた昔のことを思い出して・・・・なんてこと。
それを繰り返しているうちに、ココロが少しづつ回復することもありますしねぇ。
逆に落ち込むこともあるかもしれないけど。
僕は、あなたがそうしたいなら、よっぽどじゃないかぎり止めませんよ。
それでいいんじゃないかな?と思いますし。
大切なことは、そのあなたのココロのあり方、執着が今のあなたにとっての苦しさやデメリットになっているか?
あなたの夢や願いを本気で叶えるために手放す必要があるのかどうか?
その辺りをちゃんと見極めることなんでしょうね。
そこにあなたの無理のない、明確な意志がついてくるならきっと手放しはうまく行きますよ。
だから、まだまだあなたの心の中では手放したくないのに
「やっぱり過去のことは手放したほうがいいんですよね」というご質問をいただいても
「ん?今、本当に手放すって感じてます?本当にそう思ってます?ちょっと無理してません?」
と僕は平気で返しますし。
今は手放せない、忘れられないなら、今はまず「それはそれでよし」としないとね、と思います。
何事も否定すればどうにかなるとは限らないのでね、ココロの世界のことは。
(まぁ、だから彼を取り戻したいって話は、これまた別ですけど。)
なので、その辺りの会話を、できれば「楽しんで」いただけると嬉しいなぁ・・・と思います(笑)
兎にも角にも、私たちはもう大人ですからね。
もう「自由」かな、と。
人に迷惑をかけないかぎり、あなたの思うようにでいいんです。
ただ、自分の気持の理由は自分にある。そこから逃げなければね。
だから、それで嬉しいと感じることも、なんだか切なくて苦しいということも自分の責任。
いわゆるアカウンタビリティって考え方ですね。
それ以上でも、それ以下でもない。
それだけ。
・・・この「それだけ」がまた、なかなか切なくないですか?
ただ、これがあなたの中でフフッと笑えて、どこか楽しめたら、きっと手放しはできているはずですよ。
え?もう随分ココロの中で楽しだから、そろそろ過去の彼のことは手放したいので手伝って欲しい?
ならば、遠慮無くガッツリセッション行いますよ。
ええ、やれと言われれば遠慮なくやる。僕はそういうカウンセラーでございますのでね。
その辺、空気を読めと言われても、読まないでやっちゃいますのであしからず(笑)
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