恋愛・夫婦の心理学

「重い女性」と「愛し上手な女性」の違いとは?心理面から違いを解説する

いわゆる「重い女性」と「愛し上手な女性」の違いとは?の違いってなんだろう

重いと言われて凹む女性

「私は彼のことを大切に思い続けているだけ」

そう思っていたら、彼から「気持ちが重い」と言われてフラれた。

切ないことですけど、そんな経験をお持ちの方もいらっしゃるのではないかな、と思います。

実際のご相談の中でも「彼のことを大切に思って行動していただけなのに、それを重いと言われてショックすぎる(ふざけんなと思う!)」とか「元カレに言われた「重い」という言葉が今も気になって、好きな人ができても相手の迷惑だったらどうしよう、嫌われたらどうしようと気になってしまって不安だ」といったお声を伺うことも稀ではありません。

そんな経験から「重い女にはなりたくない!」と、恋愛から距離を置いたり、ひたすら彼の要求を飲んでいる、というお話を伺うこともありますよ。

ただ、いわゆる「愛し上手な人」も、相手のことを考え、相手のために行動していることが多いものです。客観的に見れば「えー、そこまで言っちゃう?やっちゃう?それって相手の迷惑にならないのかな?」と思えるような行動をとっていても、パートナーに喜ばれていたり、気持ちを受け止めてもらえていたりするのです。

では、いわゆる「気持ちが重い人」と「愛し上手な人」違いって一体何なのでしょうか。

自分の気持ちを伝えても、受け止めてもらえる人と受け止めてもらえない人の違いってどこにあるのでしょうか。

先に概要だけお伝えするならばこんな感じdす。

「重い女性」と「愛し上手な女性」の違いは、怖れや不安を行動動機にして恋愛しているか、それとも自分や相手を信頼して恋愛しているかの違いです。

ここでの「重さ」とは、その存在、話題、言動が重いということではなく、「自分の怖れや不安の解消ばかり考えて相手と関わってしまうこと」なのです。

今日はこのあたりの話をもう少し詳しく解説していきます。

よろしければどうぞ。

「重い女性」と「愛し上手な女性」の違いは「愛情」と「ニーズ(要求)」の違いである

いわゆる「重い女性」と呼ばれる人と「愛し上手な女性」違いは、「愛情」と「ニーズ」の違いを認識しているかどうか、です

この違いが明確になっているかどうかで、自分の気持ちも、彼の反応も変わってきます。

もちろん、自分の愛情を「ニーズ」なんて風に解釈されると心外!もうカチンとくる!と思うのです。が、まぁ最後までコラムを読んでみてくださいね。

なぜ、あなたが重い女性だと「誤解」されちゃうのかと、その解消法もちゃんと書きますのでね。

ではまず「愛情」と「ニーズ」の違いについて解説します。

愛情とニーズの違い

「愛情」とは「相手のことを心から大切に思う気持ち」と言えます。

一方、ニーズ(要求)とは「自分の欲求」であり「強く求める気持ち」のことです。

愛情は相手を見て向けるものですが、ニーズは自分だけを見て求めるものです。

つまり、愛情とニーズは全く違うものですし、あえて極端な言い方を使えば真逆の性質のものです。

愛情から物事を見れば、「相手やそのモノのあり方を意図的に変えよう」とはしないものです。それを愛し受け容れる、ということになります。

一方、ニーズの場合は、相手を変えてでも自分の欲求を満たしたいと感じます。だから、自分の気持ちが満たされたり、抱えていたくない感情から逃れるために自分の気持ちを優先することにもなるでしょう。

そして私たちは、この愛情とニーズの違いを勘違いして理解していたり、自分の気持ちが「愛なのか?ニーズなのか?」判断できなくなることがあるようです。

つまり、自分としては「相手のことを考えている」のだけれど、それが「相手にはニーズとして伝わってしまっている」ということが起こり得る、ということです。

ここが難しいところでもあり不思議なところなんですが、その理由は後述します。

愛情とニーズの見分け方について

なお、一般的に愛情からの行動は「相手を理解したり受け入れ、相手に与える行動」ニーズによる行動は「相手の何かを制限したり、何かを奪うような行動(たとえそれが切実なお願いであっても)」に近くなります。

だから、自分がニーズを表現している場合、いくら相手が理解を示してくれても自分自身の気持ちが晴れなかったり、相手に悪いことをしている感覚が拭えなかったり、自分の意見や気持ちが伝わらないとものすごく不満、もしくは不安になることがすくなくありません。

だから、伝える側に全く悪気がなかったとしても、相手には「それは君の要求だ」とか「君は僕の自由を制限したり、僕の気持ちを変えようとしかしない」と思われやすくなります。

なお、愛情から行動している場合は、確かに気持ちが伝わらないと辛いし傷つくのですけど、「伝えている自分」を疑うような気持ちにならなかったり、「自分はできることを行なっている」といった感覚を得やすいので、自分を「それでいい」と認めやすい状態になりますね。

これが愛とニーズの違いを知る一つの目安になるかなぁ、と僕は考えています。

相手のことを考えて心を砕いているにもかかわらず、自分の気分は晴れない、苦しい、なんだか満たされない思いばかり感じるなら、もしかすると相手のことを愛しているのではなく、自分の何かしら満たされない気持ちや、恐れなど感じたくない感情を感じないために行動しているのかもしれません。

が、僕もカウンセリングの現場にいて、この境界線って結構曖昧だよな〜と思うことがしばしばあります。

明らかに自分以外の人に強く要求し不満をぶつけているなら分かりやすいのですが、しかし多くの方のお話を伺っていると「相手のことを大切にしたい気持ちがある」にもかかわらず、「何故かうまく関われない」「相手が喜ばない」「相手から反発される」なんて現実とぶつかっているわけでして、どこがどこまで愛で、どこまでがニーズなのかの違いは、実際にお話を伺ってみないとわからないし、伺っても判断に困ることは少なくないんです。

だから、よほど相手から何かを奪い要求し続けているケースでない限り、他人が見て「それは愛だよ」とか「それはニーズだよ」と正確に分けることもまた難しいことなのかもしれません。

だからここは「じっくり自分の気持ちと向き合ってみること」が必要で、そうでないと自分ですら愛なのか、ニーズなのかの区別がつかないこともあるかもしれませんよ。

ただ、僕の経験上、「私ってもしかすると相手に求めすぎているのかも」と思えるならば、過剰に心配されなくてもいいのではないか、と思います。

実はニーズから行動している人は、自分がニーズから行動していること自体に気づけないことが多いからです。これが正しい、間違っていないと思い込んでいる部分が強いのでね。

「重い女性」と「愛し上手な女性」の違いはネガティヴな意識の扱い方にある

例えば、彼のために一生懸命頑張っている女性がいる、と仮定しましょう。

その女性が彼のことを思い、尽くされているなら、それはきっと「その女性の愛情」を動機に行動していると見ることができます。

しかし、例えば「愛されなくなることが不安だから尽くす」とか、「相手に喜んでもらえていないと自分に価値がないような気がするから尽くす」となるならば、これはニーズ(不安を解消したい気持ち)という動機から出てくる行動だ、と考えることもできます。

どちらも相手のことを考えているには違いがないのです。

その気持ちを否定することは誰もできないと僕は思うのです。

 

また、多くの人が「自分の気持ちが相手に伝わらないかもしれないという不安」を抱えているものです。

言い換えるなら「自分の行動が必ず相手のためになるとは限らない」「時には逆効果になることがある」なんてこともあり得るわけです。

逆に言うならば「自分の気持ちは絶対に間違いないし、相手のためになるのだ!」という強い確信を持ち続けている状態も、いわば「相手を見ていないこと」につながることが少なくないのです。だから、あまりに自分の正しさばかりを考えると、これも「ニーズ(私の気持ちが正しいのだから受け取るべきだという要求)」のようになってしまいます。

つまり、いわゆる「重い女性」も「愛し上手な女性」も「私の気持ちが相手のためになっているのかな?」と不安になることはあり得ることなのです。

ただ、この時に、自分の中に生じた不安などのネガティブな気持ちを「より上手に相手を見て愛すること」に使うのかそれとも「自分の不安などの気持ちを解消するという視点でのみ用いられるのか」によって、その結果が異なってくるのです。

「より上手に相手を見て愛すること」は愛情と言えますが、「自分の不安などの気持ちを解消するという視点でのみ用いられる」となれば、全く悪意のないレベルで「ニーズ」になりかねない、と言うわけです。

 

まぁ難しい話なんですけども、この違いはでかいと僕は思いますよ。

つまり、いわゆる愛し上手な人が「パートナーにお願いしたり、言いたいことを伝えていてもあまり問題にならない」のは、言葉として表現していること以上に、マインドレベルで「より上手に相手を見て愛する」と言う視点を欠かさないから、と考えられるのです。

言い換えるならば「マインドレベルで「より上手に相手を信頼し、自分の愛情をも肯定的に捉えている」から、言いたいことを平気で言えてしまう、ってことなんですね。

逆に、「自分の不安などの気持ちを解消するという視点」から、相手にお願いしたり、関わっていくとなれば、「相手のことを考える気持ち」>「自分の不安解消」という構図とならない限り、いわゆる「重さを感じさせるコミュニケーションとなりやすい」というわけです。

いわゆる「怖れ」を動機にして、自分の気持ちを表現しても、それはどこかで「ニーズ」の要素を孕むので、自分自身の気持ちがすっきりしたり、自分の気持ちを伝えたことで充足することがなく、自分がさらに不安になったり、しんどくなっちゃうのです。

だから「本当に相手に気持ちが伝わってるのかどうか分からない?」「相手は私の気持ちを理解しているの?」といった気持ちがわんさか湧き出してくるんです。

そこにハマると、自分の好意まで台無しにしてしまうことも無きにしも非ず。

そう考えると、重いコミュニケーションって「暗い話をする」ということではなく、「自分が不安や怖れを感じながらコミュニケーションをとること」ではないか、とさえ僕は思います。

そもそも暗い話、重い内容の話、ネガティヴな視点を使った会話って、重いのではなく「意外と重要な話」であることが少なくないんですよね。

何か問題意識があるからネガティブになるわけだし、それを改善するためにネガティヴな意識を使うわけですから。

脱!「重い女性」を実現するために必要なことはこれだ!

寄り添う男女

一言で【脱!「重い女性」を実現するために必要なこと】を表現するならば、「自分の怖れで行動しないこと」となります。

ただ、人は「怖れ」を使って相手のことを察知している側面もあるので、怖れを感じることが悪いこと、ビビらないことが正義、という話ではありません。

そもそも人が人と関わるときってのは「気を使うもの」でしょ。

ここでの「気」って信頼じゃなく、怖れを意味しているんですよ。とても繊細な、相手の様子を窺うセンサーのようなものが怖れですから。

ただ、二人が親密な関係になっていくプロセスや、お互いに信頼を向け合うフェーズにあるときに、「気」、つまり「怖れ」を使いすぎて、自分の不安ばかり見て相手のことが見えなくなったり、自分の抱えている個人的な問題から行動し続けることが「重い」って言われる理由になるわけです。

あなたが「こんな自分を知られてはまずい」とか「こんな私は嫌われちゃうかも」といった気持ちを、「パートナーにバレたくないけど、でも愛してほしい、解消してほしい」と思い続けることになると、いわゆる「ニーズ(要求)」でコミュニケーションするわ、お互いに気を使うわ、となって関係が重くなっちゃうのでしょう。

この話をガラッと違った視点で言い換えるならば、「自分が良かれと思って相手のために与えることをいちいち疑わない、後悔しない!」ってことでもあります。

また、「こうしてほしい」と思う気持ちがあるなら、「私」という主語をちゃんとつけて伝えればいいんです。

そして相手にも選択の自由を与えてあげればいい。

どうしても二人の意見が対立するならば、お互いの意見を否定せず、前向きな二人の答えを出すように何度も関わり、提案していくことです。

そう考えると、普段からいかに自分のことを認めているか、受け入れているか、が「重い人になるかならないか」に影響してくるんですよね。

かつ「相手の様子をよく見て関わること」ができるならば、おそらく相手との間に信頼関係を構築することができるでしょう。

そう考えると、やっぱり僕の視点では「あなたの善意や愛情自体は素晴らしいもの」となります。

だから、やっぱり自分を責めなくてもいいのではないかな、と思いますよ。

逆に「自分を罰して愛することを止めてしまう」としたら、それはある意味もったいないことなんだろう、とも思います。

つまり、多くの人は「パートナーのことを大切に思っているし、その思い自体否定されるべきことではない」と僕は考えています。

ただ、その表現のあり方によって、たとえ同じことを伝えていても「伝わり方」が変わってしまうのです。

そこには、相手と関わるときに「自分の不安ばかり見ているのか、それとも相手の気持ちを見ているのか?」の差が、そこにあるだけではないかな?と思うのです

そして、これはちょっとした意識づけ、たとえば「相手は今どんな状態なんだろう」「どんな気持ちなんだろう」といった興味を持つことを続けることで可能になることかな、とも思います。

とにかく相手のことを知ろう、見よう、感じようと思う意識があれば、そのうち相手のことも「こんな感じかな」とわかってきますから。

 

なので、あなたはもっと自分を信じていい、ってことになります。

あなたはもっと自分なりに感じた相手への思いやりを信じていい、ってことになるのです。

課題はあれど、いちいち自分を責めないことです。

もっと自分を認めてあげれば、自ずと意識が外側を向き始め、相手のことも自然と見えてきますから。

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