恋愛・夫婦の心理学

どっちが「シャドウ」を受け入れんねん!という争いは、果てしない・・・かも?

心理カウンセラー浅野寿和です。いつもありがとうございます。

さて、心理学に登場する「シャドウ」という言葉。

個人的にははシャッテンというドイツ語読みが好みなんですが・・・

このシャドウをめぐるパートナーシップの問題やトラブルって意外と少なくないんですよね。

「シャドウ」とはまぁネガティヴな意味合いで言いますと「この人だけは嫌・・・」って感じる人のことです。

そして、この「シャドウ」は「あなたの影の部分」を表しているわけです。

どこか「絶対こうはなりたくない」と思う、あなたの在り方自体であったり、受け入れたくない要素をシャドウは示してくれているのです。

これが愛情がひしめき合うパートナーシップの中でどんな風に登場するかという、そんなコラムを、リクエストをいただきましたので今日は書いてみます。


例えばこんなケース(極端ですが、あえてわかりやすい事例にします)。

「男は仕事をしてナンボ」と思っている彼と。
「女は愛されてナンボ」と思ってる彼女さんがいるとします。

彼は仕事に忙しく仕事にいそしみ、外出していく日々。
彼女さんは、そんな彼に頼りがいを感じながらも、どこか「もっとそばにいたいなぁ」と思う日々。

それから1年後・・・二人は大ゲンカ。

まぁあくまで仮にの話ですけど、こういった状況があったとしましょう。

***

彼にとってのシャドウの要素は、まず「仕事をしていない僕」ですね。それはあり得ない、と感じている。(だから仕事をサボっている人を見るとイラッとすることもあるかもしれない)

彼女にとってのシャドウの要素は、「大切な人がそばにいない私、さみしい私」ですね。そんな私にはなりたくないと思っている。(だから一人で頑張って生きている人を見ると、私には無理だなぁ・・・と思うかもしれない。)

このシャドウの要素は、まぁお互いに受け入れられない・・・と感じているわけです。

だから、自分としてはこうなりたくない・・・と思っている要素以外で、僕たちは愛情を表現するんですよね。

男性の場合は、稼ぐとか、とにかく稼ぐとか、ひたすら稼ぐとか(笑)

女性の場合は、愛されキャラになろうとか、愛されないのが不安だから我慢しよう、不満を言わないようにしようとか。

得意なことで頑張ろうとする。もちろんこれは素晴らしいことです。

でも実はもうこの時点で

「お互いの中で【こんな自分だけは受け入れられません】と言いながら頑張ってる」

状態ができあがっているわけですよ。

若干の「うしろめたさ」を感じつつ・・・ですね。

でも、分かっているからこそ、そこを突かれると「痛い」といいますか・・・。

ただ、それぞれ当の本人は、日々、ありありと、【こんな私になることだけは嫌だ】と感じて生きていますよね。

だから、パートナーに対しても「僕が私が、そんな嫌な自分になることだけは、絶対に無理だと感じていることは、きっと知っているはず」と思っている方も少なくない。
(こう望むことがワガママだと禁止しいている方も、知っているという意味では同じですね。)

そしてお互いの不満と我慢が爆発すると

どっちが【ありえないと思っている自分自身】を受け入れるねん

というメッセージを発する、そんなケンカをしてしまうこともあるわけです。

だから

男性は「寂しい寂しいって・・・仕事だから仕方ないだろ?じゃ俺がお前のヒモになればいいっていうのか?んなことありえないだろう!」と息まかれる。

女性は「そんなに私のことなんてどうでもいいんだ。私がいたっていなくたって一緒なんだ、あなたは・・・。そんな女にだけはなりたくなかったのに!」と悲鳴をお上げになる。

で、二人は「やっぱし合わないね・・・」となる。

そういう二人のストーリーを僕自身、何度見せていただいてきたことでしょうか?これがいいか悪いか別にしてですね。

さて、実はこういったパートナーとの衝突には、前提条件があると僕は思うわけです。

「自分の中であり得ないよと思っている自分を、パートナーのために受け入れなきゃいけない」

と無理に思い込んでいるから、こうなる・・・ということ。

つまり、本当は

自分が変わった方がいいよね、相手のために

と思って我慢している方が本当に少なくない、と僕はカウンセリングの現場にいると感じます。

でも、なかなか受け入れられない、難しい・・・と感じるのが「シャドウの要素」。

だからある意味、パートナーのために「こんな自分にはなれない・・・」と思うことは、「普通」なんだろうと僕は思うわけです。

うまくできないことで自分をフルボッコにする必要はない、と僕は思います。

むしろパートナーのために自分を変えることは、その意欲を持つことは「とても偉大なチャレンジ」なのですよね。

※つまり、カウンセリングに足を運んでいいただき、今の関係をよりよくしたいだとか、自分を変化させたいと思われるだけで、それはすごいチャレンジであって凄い勇気なんです。(と、僕のクライエントさま全員に声を大にして伝えたいですね!)

また、シャドウって実は「生き残れなかったあなた」を意味していることがあるんです。

本当は「こうありたいと願っていたけれど、しかしそう生きられなかった私」という部分。

だから今のあなたが「これだけはあり得ない」と思っている自分を受け入れるって結構大変なんです。

けれど、実はあなたの心の中にいる「本当はこう生きたい」と願っていた自分を見つけて。

それを認めて。

それでいいよと感じていく。

そのようにココロを癒していくプロセスは、まだ楽にできることがあります。(それでも抵抗を感じることがありますけどね)カウンセリングではこういったプロセスを踏むこともありますね。

そしてここからが大切なのですが。

あなたの真実のパートナーは、そのあなたの「受け入れられない私」を愛してくれます。

あなたの嫌いな部分を愛してくれるから、
パートナーは愛している実感を持てるし。

あなたもパートナーの苦手な部分を愛せるから
自信が持てるようになるのではないでしょうか?

しかしあなたが自分の内面で、自分を嫌い、お互いに自立していると(自分のことは自分で、と考えすぎていると)それは実現できません。(相手に愛してほしいと願うだけ・・・つまり依存ではもっと届きませんが)

あなたの弱さは、相手の強さ。

確かに、あなたが願う幸せと、人が与えたい愛情の形は異なるかもしれませんが、もし、あなたが「ありえない私」ですら素直に見せられる勇気を持てるなら、互いに「相手の愛情」を理解し、受け取れるようにもなります。

実はパートナーってあなたのシャドウの要素を受け入れてくれる人であることが多いんですよ。

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