心理カウンセラー浅野寿和です。いつもありがとうございます。
今日は今から出かけなきゃ!というときに、なぜか仕事をし忘れていたことに気づく・・・というパターンで(笑)朝からバッタバッタしておりました。
何て言うんでしょう・・・普段、日曜ってお休みにしていないのに、今日はお休みをいただいているからでしょうか・・・リズムが狂ってしまっていけませんねぇ。
それでは今日のコラムです。
「ニーズは不安を消さない」
短いコラムですが、お付き合いください。
例えば、パートナーシップや友人との間でのやり取りの中で、相手の気持ちが気になって不安になることってありますよね。
「相手は今、私のことをどう思っているのだろう?」
そう思って不安になるから
「どうしても相手に伝えたいことがある。どうしても相手に聞いておきたいことがある。そうしないと気が済まない・・・」
ってこと、ないでしょうか?
・・・まぁ「不安だからキレる」という方もいるのかもしれませんが。
カウンセリングの中でも
「つい不安になって、相手の気持ちを確かめたくて、こんなこと言っちゃって・・・相手を傷つけちゃった、もう連絡しても帰ってこなくなっちゃった・・・」
そんなお話を伺うことがあります。
そんな時、何も考えず、何の作為なく、相手の機嫌を損なったり、お互いの信頼関係を失う確率は、まぁざっくり見積もって50%だろうと、僕は思っています。
相手があなたにどう答えるかは相手の自由、だから、相手の気持ちが半分あるから、という意味なのですが。
なので、半分はうまくいくんだろうと思うんです。
が、その確率をさらに下げる状態ってものがあるんですね。
それが相手を見ていない、ってこと。
もっといえば、自分の聞きたいことだけしかぶつけていない、状態。
心理学ではニーズ(要求)なんて言葉を使いますけど、ニーズだけぶつけてしまうと、まぁあなたがコミュニケーションしたい人との関係性は、あまりうまくいきませんね。
ただ、そう分かっていても、つい・・・相手にニーズをぶつけてしまうこともあると思うんですね。
そんなお話を僕がよくよく伺うと、「ニーズをぶつけて自分を不安を消そうとしている」方がとても多いように思います。
その気持ち、僕なりに理解できます。
が・・・ニーズは不安を消しません。
その逆・・・こういった対人関係の不安の中で、あなたのニーズを強めれば強めるほど、不安は膨れ上がることが多いんです。
だから、何度も何度も相手の意見を確認しないと不安なまま、って方もいらっしゃるようですよ。
それはそれで切ない話、ですよね。
ニーズには「理解」が必要です。
それは相手を理解する、ということでもありますが
あなたがどうして「そこまで不安になっているのか?どうしてこう感じるのか?」の理解がとっても大切。
自分の感情を理解できないでいると、思い切り振り回されるのはあなた。
そのあなたの感情で振り回されるのが、パートナーやお友達など・・・。
こんな時は、まず自分の気持ちを理解する、ことから始めてみませんか?
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