心理カウンセラー浅野寿和です。いつもありがとうございます。
例えば、ですけれど。
あなたが今、ごっつい凹むことに出会ったとき・・・
その姿を見た友人から「大丈夫!全然問題ないっす!!!」と、いきなり大声で励まされたら、嬉しいけど、ちょっと温度差を感じません?
でも、自分以上に「んーそれは超辛いよねぇ(号泣)」と言われても、「え、泣きたいのは私なんだけどなぁー」ってなりません?
「そかそか、それはつらいよね、本当にね・・・」
その相手の言葉があなたの心になんだかなじむと、ジーンとしたり、分かってもらえたなぁって私たちは感じることが多いようです。
どうも私たちはどうも「自分の感情」にリンクしたコミュニケーションをすると、人と分かり合えるってことが多いようなんですよね。
例えば、僕のカウンセリング現場では
パートナーシップカウンセリングでいろんなお話をお伝えすると・・・
「え?彼(夫)ってそんなことを考えていたんでしょうか・・・そうだったんだ・・・」
とクライエント様におっしゃっていただくことがあります。
が、ある意味、カウンセリングの中で一般的な男性心理を解説させていただくことは、意外とたやすいことなんです。
大切なのはその後です。
その理解を通じて、あなたが彼(夫)に何を見せ、お伝えになるか・・・なんです。
かつて僕も思いきりこの罠にハマったのですが・・・
よく心の法則を「問題探し」のために使うことってあるんですよね・・・。
だから、例えばパートナーシップの中で問題が見つかると
「あーもう、私のココが悪いんだ、、、最悪だぁ・・・」となったり。
「相手の何が問題だから、あなたはこうしてよ!」と言いたくなることはあろうかと思います。
が、その使い方ばかりに心の法則を使うと、ちょっと火傷しやすいかもなぁ・・・と思うんです。
確かにそれは間違っていないのかもしれないですけれど、自分や相手に「あんたのココが問題だ・・・」と突き付られているようなものですから。
その話を興味を持って聞いている分にはいいと思うんですけどね。
もしそれを伝えるなら、
自分のことでも相手に対しても、ちゃんとフォローは必要だと思うんですよ。
そうじゃないと自己嫌悪の理由を増やしたり、大切な人との間の火種になることの方が多そうですしね・・・。
できれば、そうココロの法則を使うよりも・・・
あなたが、自分のことや、相手のことを理解し、気持ちを汲み取るために使う方がより効果的ではないでしょうか?
と僕はご提案させていただいています。
そしてその時に、誰か大切な人とコミュニケーションするなら
あなたが「お伝えになる言葉」にパワーを乗せるために、相手の気持ちへの理解を使うことができると、相手の心になぜかその言葉が~ありふれた言葉であっても~伝わることがあるんですよね。
例えば一言、「ありがとう」と言うにしても。
相手の行為にただ、「ありがとう」と言うのか?
それとも
相手の真意を感じて、そこに「ありがとう」と言うのか?
では、まったくその後の効果が違うんですよね。
イメージ的に表現するならば。
「あなたが相手の目を見てありがとうと言ってるのか?」「相手の足を見てありがとうと言っているのか?」ぐらいその意味が違うことがあるんです。
それは、
何気ない挨拶と、心のこもった挨拶のその意味が違うように。
ココロからの感謝と、あいさつ程度の感謝ではまったく響き方が違うように。
人の心にはそう伝わるものだと思います。
そういった意味合いで「ココロの法則」を使ってほしいなぁと僕はいつも思っています。
なりたい自分になるカウンセリングが人気!
心理カウンセラー浅野寿和のカウンセリングのご利用方法はこちら。
ブログ読者の皆さんからのご質問に浅野がブログ上お答えする「ネタ募集コーナー」は現在も継続中。よろしければあなたの訊いてみたことを↓のページから送ってくださいね。
