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恋愛・夫婦の心理学

怖れはあなたも相手も追い詰める~相手の冷たい態度、分かり合えない二人の気持ち・・・その理由を考える~

心理カウンセラー浅野寿和です。いつもありがとうございます。


怖れ」は意外と厄介なもので、自分を追い詰めるだけでなく、人をも責めるものになっていくことがあります。

が、怖れの原理で、人を責めているとき、私たちは自分が怖れているからだ・・・とはあまり気付きません。

むしろ、相手が脅威を与えている、相手が自分の自由を奪っている・・・そういった認識を持つことが多いんです。

この不安や苦しみを与えているのは相手で、相手が悪い

そう認識することが多いんです。

自らの怖れから逃れるために、そう認識することが多いんです。

もちろんそう感じることも人の心としてはそう動く、といったある意味ナチュラルなこと。

だからこそ「気づかない」のです。

もちろんそれは「責めている方」も、「責められている方」も・・・です。

だからパートナーシップなどで、今後より良い方向性を模索するならば、お互いに「いい悪い」を超えて、自分の気持ちに向き合う必要があるんですね。

***

例えばこんなケース。

「長く一緒にいる彼(夫)との関係があまりよくないんです。どうしてもケンカばかりしてしまう。

私は私なりに彼のことが好きだから、「向き合ってくれていない彼」のことを受け止めようと、私は私なりに必死に我慢してきたんです。私は私なりに気を使ってきたつもりだし、彼も初めはそうだった・・・。

けれど、最近はお互いに不満があると互いに責めるばかりで・・・。

私も我慢したいけど、そんな言葉を受け入れ続けるのはつらい。だから反発すると、ケンカにしかならなくて。

どうしても分かり合えないんです。」

こういったケースは双方に「怖れ」があることって少なくないんです。

例えば女性の皆さんがよくカウンセリングでおっしゃっていただく恐れは

「大切な人を大切にできない私になってしまう怖れ」
「大切な人がそばにいなくなってしまう怖れ」
「大切な人を元気づけるどころか、不満や我慢ばかり感じさせている私への怖れ」

そういったことが多く。

一方男性は

「大切な人を自らが忍耐して守り切れない事への罪悪感」
「女性に我慢をさせ、傷つけ、苦しい思いをさせている自分への罪悪感」
「今の関係に苦しさを感じて逃げ出したくなっている自分への罪悪感」

「その罪悪感を感じたくないという怖れ」を強くお感じの方が多いように僕は思います。

ただ、だからといって、私たちが感じる怖れって、普段日常生活の中で気づけるような「怖れ」ばかりじゃないんですよね・・・。

だからそれぞれのココロ、その内面を見つめないと、「怖れの正体」は見えないし、だからこそ乗り越えることもできなくなるんです。

だから、相手の不安ゆえに出てくる「怒り」などの理由がそもそも私たちはよくわからないことがある。

だからその相手の怒りの理由を「自分の中の怖れ」で解釈してしまう・・・。

相手は「あなたが思うような意図で発していない言葉であっても、あなたの中に「怖れ」が強くある度合いだけ、その「怖れ」に沿ってあなたがそう解釈してしまうんです。

それが誤解を生んでいくことがとても多いんですね。

なかなかうまく前に進まないパートナーシップには常にこの怖れの影響がある、と言っても過言ではありません。

例えば・・・。

パートナーを想う気持ちがあるから・・・と、相手を受け止めようとする、自分の意見を我慢して譲るのは、確かに愛情なんでしょうね。

ただ、もしあなたが「私は○○だから(あなたが愛されないと思っている理由があるから)、もっと頑張らないと、もっといい人間にならないと・・・」といった怖れに追い立てられていたならば。

相手の意見はどこか「あなたへの期待や要求」にしか聞こえないでしょうね。

また、あなたが「相手は嫌がるだろうけど、どうしても私には譲れない気持ちや想いがある」といった「大切な人の想いに反する意見・発想がある」からこそ感じる「怖れ」や「罪悪感(申し訳なさ)」があると。

相手の意見はどこか「相手も強硬に自分の想いを突き通してくるだろう」と思うかもしれないし。

「相手の意見は絶対でそこを譲らせると言う事は・・・自分はとてもワガママな存在で相手に負担をかけている」と、内面で感じてしまうことも不思議ではありません。

時には、いつか相手は怒りだすんじゃないか?不満を言い出すのではないか?といった怖れも出てきます。

どこか優しい、相手思いの人ほど、そう思うんですよね。

だから、お願いするときに「相手にとても気を遣う」のです。

これがジリジリあなたの心の中に積もり積もってくと・・・不満になるわけですけれど。

それ以上に怖れが強まるんです、親密な人との間でね。

自分の意見を自由に開放すると、相手が怒る、否定してくるから…といった風に。

だからといって

「相手のために自分はいいから、我慢して今を受け止めよう」という発想には必ずと言っていいほど「ほころび」が出てきます。

あなたの本心では、今の関係をより良いものにしたい、今のパートナーシップを壊したくない・・・と思っていても

何かしらの怖れがあなたの内面で強く作用すると

知らず知らずのうちに、相手に冷たい態度をとっていたり、無関心さ(めんどくさそうな態度)を見せていたり、相手に作為や決断を求める態度をとっていたり・・・

いろいろなことが起きるのです。

簡単に言えば、人は怖れがあると平気な振りをしようとしますし、自分の気持ちをごまかしますよね。その一端が、先に書いたような態度になって登場するんです

そんな二人の態度が交錯し、パートナーシップがあまりいい展開をなくなると、おそらくそのお二人はお互いにめちゃめちゃ気を遣う関係をつくるでしょう。

しかし、その気を使って自分の気持ちを譲ってきた結果、

相手の言動、態度、表情がネガティヴで冷たい度合いだけ、僕や私のことを相手は理解していない、愛していない

と感じ、怒りを持つようになるでしょうね。

もちろんその怒りは表現しない人も多いですけれど
も。

そうなると、相手があなたに「お願いしてくる」ことって、「相手の勝手なワガママ」にしか見えない。

あなたは、それを「こんなに満たされていないのに、また相手の意見を受け入れなくてはいけないのか・・・」と葛藤する。

どこかこのままでは、あなたが報われないと感じてしまうからですね。

そんな時にパートナーにダメ出しされれば、きっとあなたは

「相手は私を突き放すんだ、何も私の気持ちを理解しようともしていないなんて・・・」

と思うようになることが多いようです。

でも、その時、どうして私はこんな風に扱われるのだろう?という理由を

「私が○○だから(あなたが愛されないと思っている理由があるから)」と感じている人はとても多いのです。

そしてより、自分の中の怖れを隠して、いい人になろうと頑張るわけです。しかし結果がうまく出ないのでとても苦しくなって、報われない気持ちがたくさん出て来てしまうのですね。

ここからは僕のカウンセリング的な視点で書きます。

こんなケースでは、

お互いの突っぱねる態度だったり、相手に対する怒りの理由

「各々が内面で感じている怖れ」を抑圧するために行っている言動、態度の結果であることが多いということです。

つまり、相手を思ってあなたが誰にも口に出さず封印してきた

あなたの不安、怖れ」その結果、生まれてくる「不満、満たされない思い」を

あなたがパートナーのためを思って無かったことにしようとする努力が、限界を迎えると、互いにケンカになる、突っぱねあい、批判しあう・・・ということですね。

自分を責めることも
相手を責めることも
相手の欠点を探ることも
自分の欠点を嘆くことも
相手に痛烈な批判を伝えることも
相手に痛烈な批判を受けて傷つくことも

全部お互いがお互いに隠し持っている「怖れ」が根っこに存在していて。

だからこそ

今は我慢して愛そう
相手を受け入れないとダメだ
苦しいことがあっても前を向こう
未来に光が見えなくても我慢しよう

と、あなたの怖れを抑圧する理由になる。

そこにあなたの意識ばかり取れられてしまうと、お互いが「自分らしさ」を失ってしまうのだろう・・・それが何より辛いことなんだろう、と僕は見ることがあります。

理由を突き詰めると「ただ、それだけなのだろう」と思うケースって本当に少なくないのです。

僕はどんなパートナーシップカウンセリングでも思いますが。

「あなたの心の根っこに大切な人を想う気持ちがなければ、そもそも一緒にいないでしょう?」と思うのです。嫌なら別れる選択は常にありますよ。

でもいつしか、あなたは悪気なく、しかし無意識的に自分の怖れを回避する方法で、相手を愛し続けた結果・・・あなたは自分らしくいられなくなってしまったのかもしれない。

いつしか、相手のためにと思い、譲ってきたこと、我慢してきたことが募って、自分が追い詰められてしまった

それが今、お互いの人生最大の不満と問題になっているんじゃないかな?と。

ただ、そもそもどんな人も、大切だと思う人との関係を、お互いに苦しめあう関係にしてしまう目的なんてないはず。

だとすれば、今、二人がすれ違っている理由は「お互いを批判しあうこと」にはなく「別にある」と考えた方がいいと僕は思うのです。

愛されない怖れ
見捨てられる怖れ
自分の愛情が届かなくなる怖れ
相手を苦しめ、傷つけてしまう怖れ
自分のコンプレックスを知られてしまう怖れ
未来に希望が持てず、苦しい未来が続くと感じてしまう怖れ

結婚する恐れ
責任への怖れ
父になる怖れ
母になる怖れ
子供を持つ怖れ

自分の本質的な欲求が爆発してしまう怖れ
人にどう見られるかを気にする怖れ
自分が恨みつらみを持っていることが表面化することへの怖れ
自信のなさが露呈することへの怖れ
自分が至らないことを認めることへの怖れ

例えば、こういった怖れを、あなたは大切な人のために隠してこなかったでしょうか?

そして、そんな怖れを表現したら、きっと愛する人は失望し、あなたの傍から離れていくと思っていないでしょうか?

もしこれを表現してあなたから離れていくならば・・・それはもしかすると真実のパートナーではなかったのかもしれないですよ。

あなたがずっと隠してきたような

「感じたくもなければ、誰にも知られたくない怖れ」をあなたの中にあることを「認める」こと。

そしてちゃんと表現し解放することができると、きっとあなたはもっと余裕をもってパートナーと向き合うことができるようになっていきますよ。

そして、ートナーさんにその部分をしっかり見せることができると、怖れ自体が、それこそ幻想だと感じることさえできますよ。

それができれば、あなたはパートナーの前で、自分らしくいられるようになるんです。

そのために自分の中の怖れと向き合う方向性が、より良い関係性を模索する方向になっていくこととイコールだとも言えますね。

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