心理カウンセラー浅野寿和です。いつもありがとうございます。
それでは今日のコラムです。
よろしければお付き合いください。
「誰かの役に立ちたい」から、「べき思考」を持つ私がいる。
僕がカウンセリングやセミナーで出会う方の多くが、こんな思いを持っておられるような気がします。
もちろん僕もその一人です。
自分が自分であるために、こうするべき、と考える。
大切な誰かを傷つけたくないから、 これはしてはいけない、と考える。
○○すべき・・・そう思うことは、あなたにとってどんな意味を持つでしょう?
「○○すべき」「○○しないといけない」
このパターンが強まると、その「べき」に考え方に合わない「アイデア、発想、言動」が受け入れられなくなることがあります。
すると、あなたの内面で葛藤する機会が増えていきますので、どうしてもストレスを感じやすくもなります。
だから、つい、責めたくはないけれど、大切な人や身近な人、日ごろの対人関係でイラッとしたり、つい相手を責めるような言葉を使ってしまうことがありますね。
なので、パートナーとの間に誤解が生まれたり、相手に自分の想いを正しく伝えない・・・なんてことも起こります。
昨日、講演の中で「あなたの【べき思考】はあなたの都合」とお話しました。
これ、あなたの中にあるものですものね。
どんな理由があるにせよ、「今のあなたが採用しているやり方」ですから。
だから、その「べき思考」って
実は・・・変えようと思えば変えられます。変える気がなければそのままかもしれない。
ただ、それだけです。
ただ、それだけ。
でも、思い出してほしいんですよ。
その「べき思考」何のためにあるのでしょうか?どんな目的で使っているんですか?と。
「私は○○すべき、しなければ・・・」
例えば、一般的な社会のルールを守るためにこの考え方は必要ですね。
だから、そう思うことで、確かに自分を傷つかないことも増えるので、自分だけを守るために使っていることもあるでしょう。
それ自体は普通のことだと僕は思います。
ただ。
もし、少なくとも日常の中での人との関わり、大切な人との触れ合いの中で、
あなたが「自分のためだけ」に「べき思考」を使っているなら。
あなたの大切な人も、そしてあなた自身のことも、しっかり守れていると言えるでしょうか?
もし、本気でそうしている方がいるとしたら(僕は出会ったことが殆どないですが)人を理解すること、愛することを本気で学ぶときかも?です。
しかし、多くの方がそうじゃないような・・・僕はそんな気がしています。
「私は○○すべき、しなければ・・・」
それって、誰のため、何のためにささげられているのでしょうね?
なによりそのあなたの「べき思考」って。
そもそもは・・・
「「べき」ではなく、あなたの「したい」に繋がっていたんじゃないでしょうか?」
私は人にやさしくすべき、感謝すべき、と思っているなら、
私は人にやさしくしたくて、感謝したい、人だったのではないでしょうか?
私はパートナーのために仕事(家事)を頑張るべき、と思っているなら
私はパートナーのために仕事(家事)を頑張りたい、と思っているのではないでしょうか?
そこで、もしあなたの「したい」が「べき」に変わっているなら。
それはあなたがあなたに
「今の自分じゃね、不十分だし、怠けるし、足りないからね」と思って課した枷のようなもの・・・
なのかもしれませんね。
でも、あなたはそんなネガティヴな自己概念が・・・ふさわしい人なのでしょうか?
どうでしょうね。
少し思い出してみてくださいね。
「あなたはどんな理由で、その「べき思考」を持っているんでしょう?」
それはいつから、何をきっかけに、どういった目的で、誰のために・・・。
僕もパートナーシップや自信にまつわるカウンセリングをさせていただくと実感することがありますよ。
あなたがあなたに課しているその「べき思考」も、その始まりは
あなたの優しさや愛を与えたい想いなんだろうな、と思うこと、意外と少なくないんです。
もし、あなたがこの視点を腑に落としていくことができたなら。
あなた自身はもちろん
同じように「べき思考」を持っている「あなたの大切な人」のことを
ちょっと違った視点で見つめることができるかもしれませんよね?
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