■カウンセリングサービスの浅野寿和です。いつもありがとうございます。
今日はアサノのコラムを更新します。
■『ボクの妻と結婚してください』という映画。
そもそもは小説で、舞台やドラマにもなったって話なんだそうです。
もちろんこの映画のネタバレは書かないでおきたいと思いますが。
簡単にポイントだけ書きますと、
余命宣告された夫が、妻と子供の将来を心配し、妻と子供を愛してくれる別の男性を探すという話。
これがいい悪いは別にして、この発想、男性の愛情の込め方だとか、申し訳なさや無力感ゆえの行動だなぁって僕は思っちゃったんですね。
『自分がいなくなったら、二人はどうなるだろう・・・。』
そう思うとき、まぁ愛する人の未来を守ろうとやっぱり考えるし心配になる・・・。
その結果が、妻の結婚相手を探そうとするって、愛情なんですよね。
ただ、考え方によっては「無責任」のように思えるのかもしれないなとも思うんです。
傍にいる人は、だったら生きて傍にいる努力をしてよ、と思うかもしれない。
最後までちゃんと愛してよ、と思うかもしれない。
ただ去りゆく側の気持ちからすれば、愛せなくなると思うから、何もできなくなると思うから、「今、自分にできることを」と考えた一つのカタチなのかもしれないなぁ・・・と。
特に男性はそういった発想をしがちだよなぁ、と僕は思うわけです。
自分がいなくなったとき、愛する人たちが困らないように、と考える。
いわゆる生命保険も貯蓄もそう、家もそう、そういったものに愛情をこめていく。
そのために・・・まぁこの映画の主人公はかなり突飛な行動をしていると思うのですが、しかし必死になっている姿はまぁ愛情ゆえのことだろうなと思います。
■恋愛の中でもよく男性は言いません?
僕の傍にいない方がいいとか、君はもっと他の人を選ぶべきだよ、とか。
これは、未来君をずっと守っていく自信がない、という言葉の表れかな、と。
自分には何もできないような気がすると思うから出てくる言葉の一つなのかな、と。
それが辛いし申し訳ない、と。男性は言っているのかもしれない。
そんな男性を見て、何勝手なこと言ってんのよ・・・と思う女性の皆さんや。
まぁ、別れは確かに悲しいけど、愛せないなら愛せないとはっきり言われた方が楽、と思われている女性の皆さんもいらっしゃるようで。
下手に期待させて優しくするぐらいなら、もう気持ちがないならハッキリ終わらせてほしい、とね。
そこの感覚は男性と女性、どうも違うっぽいんですよね。
あくまで男性は罪悪感から、傷つけたくないという立場を取る人が多そう。
この映画もそうでしょう、きっと。自分の愛する人が不幸になる姿を、見たくないんだ、想像したくもないんだと思う。
■何でこんなことを書いているか・・・というと
この映画の中でも、主人公の夫の事情と意思を知った妻は、夫が探してきた妻の結婚相手候補の男性にお願いして、夫の意思に合わせてくれと伝えるんですよね・・・。
んーここがね、なんとも切ないというか、かなわないなと僕は思うわけですよ。
結局は、妻の愛情の方が夫の意思より、その上の理解、に進んでいるよね、そこにある切ない気持ちを超えて・・・ね。
これはあくまで映画の話だけど。
ただ実際にカウンセリングの現場にいると、愛するのが上手なのはやっぱり男性より、女性かな・・・と思うんですよね。
これ、男女逆のストーリーだったらどうなんだろう、と思うんですよね。
この続きは今日の20時に。
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