今あるパートナーシップを必死で自分を立て直そうとしている女性の皆さんもいらっしゃって。
しかし、パートナーとの間で感じる、どうしても拭い去れない痛み、苦しさ、悲しさの中で、つい相手に冷たくしたり、疑ったり・・・「治りかけたかさぶた」を剝がすようなことをしてしまう・・・のかもしれません。
もちろんその態度を見た男性は・・・
さらに「責められている気分」になるだろうなぁ・・・。
自分が悪い、責められるようなことをした、という自覚があればあるほどに、ですね。
そこで人によって反応は違うけど、どうすれば許されるか?相手の気分が良くなるか?どう謝ればいいか?を考え、それが分からなくなると反発するんじゃないかなぁ~と僕は思います。
「まだ怒ってる?・・・そうだよね・・・」
「もう俺にどうしろって言うの?俺が悪いんだよ、分かってる・・・」
その言葉はある意味、どうすれば君の気持ちが回復するのかが分からない、と言っている。
ちょっと落ち着いた関係になっていても、こういった問題が起きると、お互いの繊細な気持ちが怒りになって爆発する可能性が十分にありえるわけですからね。
しかし、今、この「腫れ物に触る」ような状況が長く続くと、自分も自分を責め続け、罪悪感を感じ続ける、そこに耐えられる自信がない。
だから「ずっと女性に気を使う人がいる」かもしれないし。
「何も言わない」「関わらない方がお互いのため」と考える人もいるかもしれないし。
まぁそこは人によっていろいろなのだろうと僕は思います。
その時、男性の中には、
パートナーである女性が、もう一度、今の関係を前向きに・・・と思う気持ちを持っていることや、実はあなたを根っこの方では許したい、嫌いになりたくない、とかね。
「そう思っていらっしゃる方もいる」
という発想、可能性って、多くの普通の男性は持ちにくいかなぁと思います。
「ゴメン」なんですよね、全ては。それが全てを覆い隠してしまう。
いわゆる罪悪感にハマるって状態です。
だから、自分が悪いと感じ続けることが、いいことだととらえちゃっている人もいるんですよ、男性の中にはね。
一方、ゴメンというけれど、それ以上に関わってこない、私の気持ちに興味を持たず、自らの罪悪感ばかり見ている男性の姿に。
また不安を煽られる女性もいらっしゃるかもしれないですよね。
「またあなたは自分のことばかり・・・。今、辛いのは私で、支えてほしいのは私だよ・・・」とかね。
そりゃそうなっちゃいますね、パートナーの姿はどうしてもそう見えますよね・・・
僕はそう感じながら、いつもお話を伺うことが多いでしょうか。
なので、まずはクライエントさまの気持ちのケアが最優先だと思うわけでして。じゃなきゃ切なすぎるかも?とか感じてしまうのはやっぱりお節介ですよねぇ(笑)
・・・すみません。
ただ・・・(いきなり話は変わりますが)
今、パートナーとの関係でそういったことが起きているならば、実はこの問題が起きる前から、「同じようなことが起きていたのでは?」と思ってしまう超お節介な僕の(笑)そんな分析が出てくることもあるんです。
そもそもは、お互いがお互いを思うから、一人で頑張ってた。
辛い時も大変な時も、お互いに自分の考えの中で、一人で努力していた。
お互いを支えにせず、生き方としても人の支えを必要とせず、それが正しいと思ってた。
もしそんな傾向が見えてくるならば、ここでのテーマは(問題じゃないですよ)
「パートナーとの関わり方」「あなたの自立の仕方・その状態」
になってくることがあるんですね。もちろんお互いにですけれど。
「そもそも、どこか人と関わることに遠慮しすぎてこなかったですか?」という部分。
もしそうであれば、どこか「パートナーシップの中でお互いに孤独を感じてた、一緒にいる意味を考え始めてしまった」なんてこともあるのかもしれないですね?なんて、またお節介にも思ってしまう僕がいます。
いや、お節介ではなく、心理パターンですね、これは。
そう考えると、浮気やすれ違い、燃え尽きたような感じが来るパートナーシップの危機の前には、
「私は人にうまく依存できない」
という問題が横たわっていることが少なくない、というのが僕の臨床経験からの実感で。
カウンセリングでは、その辺りを扱うセッションをすることも少なくないのです。
なので、問題が起きた後、つい・・・かさぶたを剥がすような「関わり方」をしてしまうこともあるのかな?と思うんですね。
これは問題の裏に隠れているそもそもお互いの「心理パターン」ってやつなのです。
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