恋愛・夫婦の心理学

いやいや私はそんなに頑張っていないんですけど・・・を連発するなら、こう話した方がいいかも?という話 その2

心理カウンセラー浅野寿和です。いつもありがとうございます。

名古屋は昨日、久しぶりの雨でした。

ということで僕も仕事帰りに傘を持って外に出ると・・・なぜか止んでるわけでして。

そこで「ツイてるなぁ」 と思うか?

「なんだよ~せっかく傘持って出てきたのに・・・」と思うか?

それだけでも随分心のパターンって違いますよね?

普段心が何を感じている、捉えている方向性がどこにあるか?をある意味で指し示していますよね。

不思議なんですが、 誰かと一緒にいると「ツイてる!」と感じ、一人だと「なんだよ~」と感じる、なんて人もいますね。

まぁこれも何が良くて悪い、ということではないですが、ちょっと自分の気持ち、心のあり方に対する気付きになるかもしれませんね。

ということで今日のコラムです。

よろしければどうぞ。

 


前回のコラムの続きです。

つい人との関わりの中で

「いやいや私はそんなに頑張っていないんですけど・・・」

という言葉を口癖にしてしまってます、というお話。

ではどうしてそういった口癖ができちゃうの・・・という部分なんですが。

ココロの面からみて、いくつか考えられることを書いてみたいと思います。

シンプルに考えますと、「全く同じ口癖をする人があなたのそばにいた」というケース。

例えば両親・家族の中に、外ではいい顔をして「いやいや・・・」と謙遜ばかりしているけど、家の中では高圧的だったり、「あーしろこーしろ」「不満感を爆発させている」ような人がいた場合。

あなたが子供時代に、その親なり家族から「外ではこう振る舞うものなんだ」とその方法を学び取っている可能性があります。

ただ、それだけならまだ分かりやすいのですが。

家の中では高圧的だったりする親や家族と、あなたがバチバチ喧嘩しちゃいますとですね。

あなたもまた、仕方ないことですども、家の中ではあんまり自分でもよろしくないなぁ・・・という態度を取るようになりますね。その態度、なかなか外では出し難いものだと思うんですよ。

なので、それを隠すために、更に外ではいい人をする、謙遜をする・・・なんてことが繰り返し積み重なって、今のパターンが出来上がったという考え方。

で、更に書きますと・・・

いわゆる長男長女タイプや、家族に対する思いが強い方に多いんですが。

いろいろ家庭内でアレコレ言われた時に

「あぁ私が悪いのかもな・・・」

と思い、親や家族の言うことを真正面から受け止めすぎている方や。

どこか家族との関係で上手に依存できなかった(いい子やがガマンしい、親の期待に答える、一人部屋にいることが多かった・・・など)ケースですと。

「人に承認される」「人はちゃんと認めてくれるのだ」という感覚自体に慣れていない、その発想が薄い・・・

つまり「何でもかんでも自分のせいにしたり、自分の力で解決しないと・・・」と考えてしまう癖がある・・・。

・・・もう少し突っ込んで書くと「依存心をとても嫌ったり苦手にしている傾向」を持つこともあれば。

ココロが苦しい時、唯一その苦しみを逃がすものが「被害者意識的な発想」

~自分だけが悪いわけじゃないし、自分だって好き好んでこうしているわけじゃないし・・・と、言い訳っぽい考えを持つこと~

になるケースもありますね。まぁある意味致し方ないことだと僕は思うんですけども。

もちろん、普段から外でそんな気持ちを持っている私を表現するわけじゃありませんよね。

だから恋愛や夫婦関係で一気にその発想が溢れ出てきて、パートナーとバチバチ喧嘩したり、愛されないことで深く傷ついたりもするんですけれど。

そんなこんなの経験があると。

大人になった今、人から承認される、認められるとびっくりしちゃたり、苦手意識を持っていたり。

そもそも発想として「自分を認めること」「人にサポートしてもらうこと」が薄いので、何かにつけて自分一人で考え、行動することが増えるんです。

もちろん一人で頑張ること自体は素晴らしいことです。それができねば大人にはなれません。

が、こういったタイプの方は、一人で頑張りすぎてココロが燃え尽き諦めを感じていたり。

そもそもその人の心のなかに依存心がなくなったわけじゃなく、恋愛や夫婦・友人関係などの中でどどっと溢れ出ることもありますので、「私は依存的な人間だ・・・」としか認知していないケースもあるんですね。

すると、自分が素晴らしい、という部分に関して、素直に「そうだよね」と感じられない、ということも起き得る。

そんなこんな要素がこんがらがって相まって

つい人前で「いやいや私はそんなに・・・」という表現を使いすぎてしまう人が登場するんですね。

そうです、この傾向を持つ人が悪いわけじゃなく。

この傾向を持つ人は、本来はもっと支え合って生きても良かった時代に、誰よりも一人で頑張ってきた・・・そんな可能性を示唆していると僕は思っています。

だからこそ、もう受け取っていいと思うんですよね。

人の支え、自分の価値、魅力、才能を感じていいと思うんです。

「いやいや私は・・・」とつい言ってしまう私、をゆっくり変化させていくその入り口は・・・

人から承認されたならば「ありがとう」「おかげさまで」という言葉を使って、感謝を伝えること。

なんですね。

ま、自分の価値を自分で全て決めようとしなくても良いのではないですか?という感じなんです。

そして、こういった言葉を、あなたを楽にするために「習慣にする」・・・まぁ癖つけてみるといいですね。

初めは勇気が入りますが、あなたにとってハードルの低い人から試してみると効果的です。

最後になりますが。

なかなか「いやいや私は・・・」と言うくせが抜けない・・という時は。

一つの考え方ですが、あなたが過去に「私のモデル」にしたり、愛してほしい・認めてほしいと思っていた身近な人のことを、あなたが許していない・・・まぁムカついている、苦手にしているというケースが多いもの。

その感覚があなたの意識にあるかどうかは別にして。

この状態は心理的な癒着状態を作っていることも多いので、その身近な人を許し、適切な心理的距離を取り、適切な境界線を作ることなどを考えていくと、楽になるケースが少なくないものですよ。

この癒着状態があると、何故か恋愛や夫婦関係で苦労したり、愛されることにムカついたり、相手に対して不満感や、逆に遠慮や怖れを強く感じるなんてことも起こるんですね。

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