恋愛・夫婦の心理学

パートナーシップの再生プロセスを考える その5 ~相手とあなたのダブルメッセージに気をつける~

心理カウンセラー浅野寿和です。いつもありがとうございます。

今ね、僕の手元にはとっても珍しいものがあるんですよ。それは何かというと、さとうきび。

見たことあります?さとうきび。僕は初めてで超テンション上がりましたよ(笑)

実は、ある方がいつも僕達のことをいつも気にかけてくださって、今回はさとうきびを持たせてくれたんですよね。

しかも現地でさとうきびの食べ方のアドバイスまでいただいて。

「飲み込まないでくださいね」とのメモ書き。

・・・きっとそれがなかったら僕は飲み込んでたでしょうね(笑)いや、優しさを感じます、ホント。

そこでなんか、ふっと「分からない・知らないってこういうことなんだなー」と実感した瞬間です。

それは普段の愛情表現も一緒かなと思うんですよね。

例えば、男性と女性では愛情表現が違うように、私の文化と相手の文化って違うこともあって。

例えば、ハッキリ言わない、ということが愛情表現だという方もいれば、関西のノリ、みたいなものって、いわゆるイジル愛情表現をすることがありますね。

ただ、コミュニケーションは難しくて、気を使ってあえてハッキリ言わない、ということで不信感を与えてしまうこともあれば。

僕も時々、イジるやり方を使うけど、それって最大級の信頼と愛情表現だけど、相手に真意が伝わらないと別の意味で伝わることもある。

僕は今もたまに失敗することがありますよね、あぁお恥ずかしい限り。

コレはパートナーシップでも同じかな、と思います。

うっかりすれ違った思いがあるときに「自分の中の本当にある気持ちを選び続ける」って難しいんですよね。

本当はパートナーのことが好きだったり、愛していたり、とても感謝しているけれど。

それが「うまく伝えられなかったこと」が悔しくて、誤解を与えて傷つけたことが申し訳ないと思っていて。

それを知っているから、罪悪感や不安を感じて、その感情から逃げたくなる。

ただ、それは関係性を曖昧なものにしたり、時には壊す意味にしかならないことが多いんですよね。

だから、何度も自分に問いかけてみる。

「本当に伝えたかったことって何?」と。

ということで、今日はこの考え方をベースにしたコラム。

ちょっと長いですが、よろしければお付き合いください。


「俺が悪い、でいいじゃないか」

これね、恋愛やパートナーシップでの男性の常套句なんです。

例えば、恋愛、夫婦、家族のことで、男性がこの言葉を発することって少なくないよな、と思うんですよ。

また、この言葉で拒絶されたり、責められた気持ちになって、とても悲しい思いをした方もいるかもしれない。

この男性の表現、僕は二つの意味があるよね、と思うんです。

たしかに男性は「自分が悪い」と感じているようです。

ただ、もう一つ、「俺が悪いって言ってんだから」という言葉で「怒りを表現する」という意味もあるよね、って思うんです。

「受動攻撃性(何もしない)」であったり、「引きこもる」というカタチ。

で、この表現方法を受け取る側は、多く「怒りのメッセージ」を信頼する人が多いでしょう。

そう、このようなケンカなどの中で出てくる「俺が悪い」は、ダブルメッセージであることが多いんです。

さて今日は久しぶりにそれなりに「心にまつわる言葉」を使いますよ(笑)

一つ一つ説明していきますね。

このようなダブルメッセージには、二つの要素があるわけです。

いわゆる「伝えているメッセージ」と、「メタメッセージ」と呼ばれるものがあるんですね。

「メタメッセージ」とは、声の調子、声のトーン、話している表情、話すスピード、言葉の選び方、などといった、本来言葉で伝えているメッセージに加わっている部分、と考えてください。

つまり、このダブルメッセージを発されると、その時々で、メタメッセージの方が真実のメッセージを伝える、ということになるケースがあるんですよ。

・・・ええい、ややこしい。

ということで、事例。

「彼が彼女に

『凄く申し訳ないんだけど、今度のデート。実は仕事の接待が入ったんだ。延期してくれないかなぁ・・・』

と申し訳ない気持ちを隠してさらっと、言う。

するとデートを楽しみにしていた彼女は、彼の事情を理解しつつも

『いいよ、わかったよ』

とそっけない態度で言う。

すると彼が罪悪感を刺激され

『何だよその言い方、仕事なんだから仕方ないじゃん!』

と言う。

その言葉を聞いた彼女は

『ナニ?逆ギレ?私、いいよって言ってんじゃん!』

となる。

すると彼は悪いと感じているがゆえに

『ほら・・・。ほら出たよ。どうせ俺を責めたいんだろ?お前も逆ギレてんじゃん、いいよって言ってるけど思ってないじゃん!』

彼女は

『・・・は?ナニを言っているんですかアナタは?ワケわかんないんですけど』

となっていく・・・」

これはどこか、「彼は彼(俺が悪い)」、「彼女は彼女(私は寂しい)」をベースに話しているので、とにかく話が噛み合いません。

そして、二人はどちらも「自分の感情」と「相手の言葉ではないメッセージ」を信頼している。

彼の「ごめん」という言葉も、彼女の「いいよ」という言葉も、それ本音じゃないんじゃない?と思うから、喧嘩になってる。

「本当にごめん・・・だから許されたい」と思う彼、と、「しょうがないなぁ・・・でも寂しいよ」と思っている彼女。

でも、「お互いにそれはどうしてそう思うの?」という部分。

ちゃんとそこ、言えれば良いんですけどね。

先に相手に言わせるんじゃなくてね。

ひたすら相手に言わせると、余計に「詰んだ」感じがするかも?ですよ。

少なくとも相手が素直になった時、あなたが相手との差を感じてしまうので、ちょっと切なくなります。

なので愛情は「先に話した方が楽」だと僕は思います。

コレが先に書いた「すれ違った思いがあるときに、自分の中の本当にある気持ちを選び続ける」ってむずかしいんですよね、という部分です。

話を戻します・・・。

ということで、「俺が悪い、でいいじゃん・・・」と言っている彼は、確かに悪いとどこかで思っている。

けれど、「悪いと感じることが苦しい」彼は、口では「悪い」と言うけど、態度ではそれを示さない。

そこで多くの男性って葛藤しますね。

それを受け止める方、見ている方は更にイライラします。

ただ、僕はこう思うんです。

例えば実際にこうお聞きすることがありますよ。

「確かにあなたのイライラ、お気持ちは痛いほどわかる気がします、僕なりにですけどね。

ただこのままだとあなたも辛いですよね。

だから一つ質問させてもらってもいいですか?

きっとあなたはパートナーさんに悪いと思っているのではないでしょうか。それが伝わらなくて悔しいし、素直になりきれなくて辛いんだと思います。

ただ、どうして、「俺が悪い」って思うんです?どうして「悪い」って伝えたいんですか?

あなたがあえてその「悪い」という辛い感情を選ばなくても、表現できることはあると思うんですよ。

少しだけ考えてみてもらっていいですか?

あなたが「悪いな・・・」という気持ちに込めている、本当のメッセージってなんなんでしょうね?」

ただ、これが感情に慣れていない人、特に日々頑張って感情を押し殺して生きている男性はとっても難しい。難しいから悩むのですよね。

この続きは次回に。

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