【バックナンバー】
・本気で愛した男性は既婚者でした。そんなハートブレイクからの回復を目指して その1
・本気で愛した男性は既婚者でした。そんなハートブレイクからの回復を目指して その2
・本気で愛した男性は既婚者でした。そんなハートブレイクからの回復を目指して その3
・本気で愛した男性は既婚者でした。そんなハートブレイクからの回復を目指して その4
・本気で愛した男性は既婚者でした。そんなハートブレイクからの回復を目指して その5
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前回からの続きです。
実は、『別れた元カレ』がココロの中で大きな存在感を持っている状態のままだと、ココロの中に他の男性が入ってこないなんてことが起きるんです。
例えば
『新しく出会った男性にときめかない』
『好きになれない』
『好きになろうと思うけど違和感を感じる』
『婚活をしたいけど、恋愛する気になれない』
そんな状態になることも少なくないんですね。
本気で好きになれる人ってそんなに多くない・・・そう思われる女性の皆様も多いのではないかなと思いますし。
本気だったからこそ、その本気をすぐ否定するようなコトできないといった、プライド的な問題もありますし。
そもそも好きだったという気持ちを手放すことが怖い、というお話も少なくないんです。
そしてJさんの場合。
元カレに対して本気だったからこそ、傷ついて。
傷ついたからこそ、元カレに対して『怒り』を持っている状態に近かったんですね。
コレが僕の言う「まだ好き」という状態。
言い換えれば、元カレの影響をまだ受け続けている状態、と言えるんです。
でもまぁ、彼に本気だった私がいたからこそ、怒りもでるものだと思うんですね。
ただ。
元カレに怒りを持つ事がいい悪いではなく。
それが心理的な理由になって『他の男性に、Jさん自身の心を開かない理由になってしまうこと』
ここが僕が意識していた部分なんですよね。
それは私を傷つけた男性(男達)への怒りを持つ、というシンプルな見立てだけでなく。
もし、まだココロの中に元カレがいるから、今の男性に『申し訳ない(罪悪感)』を深層心理で感じる理由にもなりますし。
純粋に『一人の人を愛せない私』と出会うことにもなってしまいかねない。
それが、Jさんの深層心理での「男性への怒り」の理由になっていたり、今、Jさんが婚活で出会った男性に対して拒絶感の理由になっているなら、誰よりも悲しいのは『Jさんご自身だろう』と思うんです。
本当に愛する人から傷つけられた痛みが、今、愛されることをブロックしている理由になるならば。
そんなに切ないことはないのではないだろうか、と。
だから僕はこんなご提案をしました。
『そろそろ過去に決着付けましょうか。
もう、そのココロの中に元カレがいることは、Jさんの今の幸せのつながらないかもしれない。
僕はそう思うんですが、どう思われますか?
Jさんがそこまで元カレを信じて、愛して、好きだった、ということちゃんと認めるために。
もう一度男性を好きになる勇気と、あなたの持つ素晴らしい愛するチカラを取り戻すために。
元カレを手放しましょう。
もう過去の記憶や痛みを「私に向けられた愛」の代わりにするのではなくて。
これ以上あなたの価値を失わないように。
僕の仕事はあなたの幸せを望み、サポートすること。
そのためだったら、時に切ないし、チクっとするご提案もしますよ。
今日、元カレに感謝しませんか。
馬鹿げていると思うかもしれませんけれど、コレが今、JさんがJさんの幸せを願う最短距離なんだと僕は思いますよ。
ちゃんとあの恋から卒業しましょう。
そしてあなたの愛情が本物だったのならば、元カレに向かって、凛として、セッションで伝えましょう。
「あの時、私は幸せだったよ」と。
そしてもう一言。
もう一言だけ、こう伝えてほしいのです・・・。』
僕のご提案に同意してくださったJさんは、勇気を持って元カレに向き合うセッションに取り組んでくださいました。
それは、Jさんの涙がとめどなく溢れて、そして心が浄化され、もう一度自身を取り戻していく。
そんなセッションになっていくのです。
次回、このレポートの最終回です。
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