心理カウンセラー浅野寿和です。いつもありがとうございます。
さて、週末は大阪でヒーリングセミナーを担当しておりました。ベーシックな癒しのセミナーの担当でしたので、基本的な癒しの原理などからご説明していたわけですが、その時ふと気づきました。
そうだった・・・親密感はすべてを癒す、だよね、と。再確認した感じです。
どこか不安や怖れが強まっている状態では、なかなか癒しは起きないねぇ・・・と。
いわゆる問題意識は解決策を導くところ、まではいきつくけれど、それが実践できるかどうかって、その時々の心の状態によるんですよね。
だからこそ、自分の心の状態をより良くしておくような心がけ、アプローチってめちゃめちゃ大事なんだよなぁ・・・と改めて認識した2日間でした。
少しでも皆さんのマインドアップに貢献できたなら、と思う充実した2日間でした。
それでは今日のコラムです。
よろしけれお付き合いください。
パートナーシップや対人関係のお悩み、ご相談をいただくときに僕が意識していること。
はじめから愛し上手にはなれないものかもしれないなぁ・・・。
僕達には僕達なりのプロセスがあって、感情があって、過去の経験がある。
だから、うまくできないことだってあるはずです。
しかし、パートナーや人をうまく愛そうと頑張りすぎて、結果的に人を上手に愛せない・上手に関われない自分を責めてしまうことは、実際に多くことかもしれません。
わかってる、けれど、できない。
わかってる、けれど、そう伝えられない。
そんな出来事はたくさんあるかもしれません。
もちろん最終的には、あなたの意志と行動で愛情を示したり、人と関わることが「愛する自信」や「自己肯定感」を育みます。
ちゃんと愛せた、ちゃんと関われた、相手の喜びに貢献できたという感覚は、自己嫌悪や自己否定感を解消する一つの大きな要素でもありますもんね。
しかし、それが最初からうまくできるのか?というと、心の状態によってはそうではないこともあるかもしれないんです。
恥を苦手にしている人ほど、人と恥ずかしくて関われない。
怖れが強い人ほど、怖くて近づけない。
自己否定が強い人ほど、傷つくことを怖れて近づけない。
例えばそんなことも実際には起こり得ること。
もちろんそういった苦手な感情は、感情のトレーニングを積むことや、あなたの中の強まっている誤解を解く癒しの体験を積むことで乗り越えられるようにもなるでしょう。
ただ、そうは言っても、今も現実を生きているみなさんにとって、人とうまく関わることが求められる状況もありそうですね。
確かにカウンセリングや癒しのセミナーで自分を癒すことで、主体的に人を受け入れ愛することができる、その時間短縮ははかれますから、オススメなんです。
が、実際に、目の前にいるパートナーや家族、人に、今、どう関わるか?も大切なこと。
そんな時に僕がよくオススメしていることが、「メッセンジャーになる」という考え方なんですよね。
結局ね、人と関わることが苦手な人って、人と関わる状態になると急に自分の感情を意識して心が思うように動かなかったり。
自分だけで人と関わろうという感覚が出てきて、そこでくじけてしまう方も多いようです。
で、あるならば。
誰かのふりを演じてみるのも一つの方法だと思いますよ、という話。
自分の意識だけでは伝えられないことも、誰かになってみると伝えられるかも?という、いわゆる憑依芸なんですが(笑)
あなたの目の前にいる大切な人。
そこで私ではなく、その家族だったら、仲間だったら、恩師だったら・・・目の前にいる人にどんな言葉をかけるだろうか?と考えてみる。
目の前の大切な人の回りにいるであろう、私以外の人の気持ちを伝える。
そんな「メッセンジャー」になってみよう、と思ってみる方法。
もし、目の前の人の親だったら、親友だったら、恩師だったら、仲間だったら、その人にどんな言葉を伝えるだろうか?
そう考えて、実際に人の力を借りて思いを表現してみる感じ。
あえて「私が伝える」、という意識を若干弱めてみるわけです。
すると、私の意識だけでは言えないことも、意外と伝えられることも多いんですよ。
むしろ、私のこだわり・感情に邪魔されないでコミュニケーションできることも少なくないものです。
この方法で成功体験を積んでみる。
すると、結果的に人と関わる自信がつくので、次第と自分自身とつながりながら、人とコミュニケーションできると思いますよ。
何よりこの方法が素敵なのは。
私のアイデア、言葉だけでは足りない愛情表現を、他の人のアイデアから貰い受けて、自分の愛し方として取り入れることができること。
なかなかね。「分かっているけれど、はじめから愛し上手にはなれない」と思われる方には、意外と使いやすい方法かな、と思います。
どこか「自分の力でちゃんと伝えなければ・・・」という、ある意味プレッシャーからも解放されますしね。
そしてこれを実践していくと分かってくるでしょう。
もしあなたの周囲にいる、お友達、仲間、恩師などが、伝えてくれる、
あなたへの優しさ、ねぎらい、共感などがあったとして。
もし、あなたのお友達、仲間、恩師の言葉・行動が誰かのメッセンジャーだとしたら?
その誰かって誰だろう?
そしてその誰かを、私はちゃんと許せているだろうか?その人の愛を受け取っているだろうか?
もしあなたがそこまで考えられたなら、許しは随分と進んで、問題はかなり溶けていくでしょうね。
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