心理カウンセラー浅野寿和です。いつもありがとうございます。
さて今日はワークショップでいただいたアンケートから生まれたコラムを書こうと思います。
テーマは【人のミスを見ていると自分が苦しくなる】ですね。
よろしければお付き合いください。
人のミスのことを自分のことのように感じて苦しくなってしまいます。
その反面、人のミスやできないところを嫌に思ったりも。
どうしてなんでしょうか?
心理カウンセラー浅野寿和です。いつもありがとうございます。
さて今日はワークショップでいただいたアンケートから生まれたコラムを書こうと思います。
テーマは【人のミスを見ていると自分が苦しくなる】ですね。
よろしければお付き合いください。
人のミスのことを自分のことのように感じて苦しくなってしまいます。
その反面、人のミスやできないところを嫌に思ったりも。
どうしてなんでしょうか?
このようなご相談をいただくとよく僕が話す例え話はですね・・・。
『雷が自分に直接落ちるのも怖いけれど、あなたの目の前にズドーンと落ちるほうがよっぽど怖いってことはありませんか。
「今度いつ自分に落ちるのだろう?」と不安が続くこともないでしょうか?』
今回は「不安」が自分のためになっているかどうか?や、不安をどうあなたの味方につけるか?という話は別、という前提で書きますよ。
もし、あなたが不安を感じ、その苦しさがあなたの毎日の何かしらの障害のようなものになっているなら、それはその理由を理解しておくことで、何もわからないままよりは、不安や苦しさに対処できるかもしれませんね、というお話です。
***
例えば、人がミスをしていると何かしらのことが起きると想像して不安になり、それによって苦しさを感じる、ということはあり得ると思うんですね。
その時、どこかであなたは、「ミスをする」という行動の結果を想定しているのかもしれません。
ミスをした時、多くの場合は「怒られる」と思いません?
だから、それを自分に当てはめて、自分が怒られるということに対する反応、例えば怖いだとか、泣きそうだとか、辛いだとか、自分が駄目で悪に人間だと感じてしまう、とか・・・。
そのような気持ちが、人がミスをする状況を見ていると刺激されているというケースは意外と少なくないと思いますよ。
そう考えれば、あなたの周囲で「ミスをする人」がいれば、そりゃ歓迎したいとは思わないかもしれません。
誰かがミスをすれば何故かあなたが不安になる、怖さを感じる、とすれば、そりゃ嫌でしょうし。
もっと言えば、あなた自身が「ミスをする」ことに人一倍気を使っていたとすれば、どこかであなたは完璧にミスをしたくないと感じている(過剰にミスを恐れている)可能性がありますね。
ミスをする自分をどこか「ダメな私」と思っているかもしれません。
だから、その投影が働いて、あなたの前でミスをしている人に手厳しくなることもあるでしょう。
また、ミスを怖れていると、その自分を守るために、どこかプライド(心の防波堤)を高くすることもありますね。
つまり、どこか「私はミスをするのではないか?」という不安・自信のなさがあるからこそ、どこかミスをする人に対して厳しくなるとも考えられます。
自信がない人ほど自分を大きく見せようとする、ということがありますけど、その応用編のようなものですね。
つまり、あなたが自分がミスをした時に起こることを想像したり、ミスをした私をどう扱っているか?という部分に理由が見えてきそうです。
私達の学ぶ心理学では「ミスは訂正を求められるもの」と考えています。
だから、ミスをしたからといって反省し訂正することは大事ですが、自分をフルボッコにする必要はないかもしれません。
ただミスが怖い、という話になるならば、それはどこかで怒られる・バカにされるといったことへの怖れが関係しているかもしれません。
そのあたり見つめていって、なぜ怖がっているのかを理解したり、そこにある怖れを緩和することもいいでしょうね。
また普段から「頑張ってるんだもん、まぁミスもあるよね」と自分自身に声掛けしてあげることも大切ですね。
あとは完璧主義かな。
ミスを恐れて完璧にしようとすればするほど、この手の怖れは常につきまとってくるので、ミスをする自分や、怒られるのが怖いよ、という気持ちを受容するといいでしょうかね。
あ、あと人に「ミスしちゃうことが怖いよ」って言えること。
ミスが怖いと言えない人ほど、その内面で恐れを解放せずただ怖がるので、ちゃんとそういった気持の表現ができることも大切ですよ。
今回は以上です!
なりたい自分になるカウンセリングが人気!
心理カウンセラー浅野寿和のカウンセリングのご利用方法はこちら。
ブログ読者の皆さんからのご質問に浅野がブログ上お答えする「ネタ募集コーナー」は現在も継続中。よろしければあなたの訊いてみたことを↓のページから送ってくださいね。