心理カウンセラー浅野寿和です。いつもありがとうございます。
今日は名古屋に帰ってきました。午後からカウンセリングルームに向かいます。
しかし最近のお天気は読めませんねぇ。これだけ晴れていれば熱帯夜だな、と思いながら名古屋に戻ると、外に出たら急な雨。んーこの天気、誰に似たのやら?あれ?
それでは今日のコラムです。
よろしければお付き合いください。
僕はよく
『お仕事で成功する秘訣とパートナーシップで成功する秘訣はちょいと違います』
なんてお話をさせていただくことがあるんです。それはなぜか?は、今日は書きませんが(笑)
また、こんな話をさせていただくこともあるんです。
『うまくいく恋の秘訣と、関係性のピンチで使える秘訣はちょっと違うんですよね』
もちろん多くの方が、そりゃそうだよね、とご理解いただけると思うのですが、しかしよくやりがちなミスに
「今、関係性のピンチなのに、自分の気持ちだけを伝えてしまう」
なんてことがあるのかもしれないなぁ、と僕はよく感じます。
いわゆる「いい関係を紡ぐ」ためのカウンセリングと、「今、関係性のピンチです」というケースのカウンセリングが違うってことなんです。ま、あくまで僕の場合は、ですけどね。
これ、僕は画一的のカウンセリングをしているわけじゃないですよ、というなんとなーくステマになるような話ですが(笑)そうではなく、実際にうまくいっている恋愛を高める秘訣は、ピンチの時には逆効果になることが多いかもしれないんですよ。
これは一般的な話ですけど。
うまくいく関係性を作るには「あなたの気持ちを伝える」が有効なことが多くないですか?
あなたが相手に好意を持っていて、大切に想っている、ということが、相手に伝わりやすいし、それで相手が喜ぶことも多いですよね。
しかし、二人の間にいろいろな出来事があって、その結果訪れる「関係性のピンチ」では、「私はあなたをこんなに想っているのに・・・」という意味で使う言葉が、なぜか効果がない、むしろ宙に浮くことがザラではないでしょうか?
むしろ、私はあなたのことをこれだけ愛しているのに・・・という言葉が、パートナーには逆の意味で伝わること、十分にありえると思いますよ。
「君は、あなたは、自分のことばかり言うね、伝えてくるね。」
そう捉えられやすい状況とも言えそうですしね。
ま、僕たちは、相手はそういうネガティヴな意味で愛情を伝えていないよね、と理解していても、つい、ネガティヴな意味合いで理解したくなるような、、、そんな気持ちも、僕たちは持っていますしね。
そもそも関係性のピンチでは、あなたも相手も、うまく愛せない、という問題意識があることが多いです。
口にしないまでも、このままではいけないよね、と思っている。
しかし、このままではいけないと思いつつも、なかなか素直になりきれないのは・・・
「僕は、私は、自分なりにあなたを大切に想っている、のに、相手はその気持ちを理解してくれない。僕や私の気持ちや、その事情を汲み取ってくれていない」
そう感じていることがとても多いからです。
※ただ、ここで書いた「自分なりにあなたを想っている」という部分がとても難解でしてねぇ・・・。
人によっては、犠牲、罪悪感、あなたに関わらない・・・とても分かりにくい、時にはネガティヴな行動パターンとして登場していることがあるんですけどね・・・。その話は個別ケースで状態が違うので、ぜひ直接あなたのお話を聞かせてくださいね。
このような状況で、いわゆる「うまくいく関係」の秘訣だけを使うと、相手は「更に自分の気持ちを理解された気分にならず、むしろ相手の言うことを受け入れなきゃいけないの?と感じてしまう」なんてことが起きるのですね。
つまり、あなたは相手を大切にしているのに、なぜか相手があなたの印象をさらにネガティブなものにしてしまう。
つまり、更に誤解されてしまう・・・。
そんなケース多発中です。めっちゃ切ない話ですけどね。
だから、あなたの今ある状況の中で、どのように相手と関わるか?の使い分け、ってとても大切だと僕は思いますよ。
言い換えれば、相手の誤解を解き、私の思いを伝えやすくする場作り、って大切だということ。
それぐらい男女関係・パートナーシップは生き物、その場面場面で打つ手を変えてみる必要があるよね、とカウンセリングの現場にいると思いますね。
ただ、こんなことを書いておいてなんなんですが・・・
基本的に「関係性を高める方法」と、「こじれた関係性を改善する方法」ってのはそんなに違いがないはずです(笑)
相手を愛する。それに違いはないはずですから。
問題はその中身~あなたが今、相手とどう接し、どう愛するか?~なんだよな、と僕は思うわけです。
また、実は・・・「あなたの上手くいかない恋愛自体をどう扱うのか?」という問題も同時にありましてねぇ。
それもきっとあなたのプロセスだし、あなたの選択の結果だといえばそうなので。そういったスタンスでカウンセリングされる方もいると思うし、それがいい悪いって話では決して無いんですよ。
あなたの「うまくいかなかった関係性」も、それはそれとしてちゃんと受け止める、ということも大切な学びかもしれませんしね。それは僕もそう思うんですよ。
ただ、いつもあなたの関係性がピンチになって、私なりに相手を愛してもパートナーが向き合ってくれないとなれば、そりゃあなたの気持ちも追い込まれるかもしれませんしね。
そういったお話をよーくカウンセリングでお話を伺うと、「あなたがいつも悲しい思いをする」理由、それは多くあなたがあなたを誤解している、ということなんですけど・・・そこも確かに見えてくるんですよ。
その誤解を解かず、失わなくてもいい信頼関係をなくしたり、何度も繰り返すネガティヴな恋愛パターンがあるなら、そこを心の面からサポートさせていただくことは、たしかにできるのかもしれないな、と僕は思うんです。
どうして関係性がうまくいかないのか?
やはりそこにも何かしらの理由があるってことですね。
それで自分を責めなくてもいいんですけどね。
ちなみにもっと深いレベルで関係性を高めていくためには、あなたがその内面にいる自分に気づき、自分を許す、自己価値を感じていく・・・
そんなことを実践するといいんですが・・・それはまた別の機会に。
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