男性は自らの行動を、女性は自らの存在を。
「ないがしろにされている」と感じるときに怒りが・・・
男女関係の中のあるあるネタの一つ。
「じゃ、言わせてもらいますけどね」という反撃シーン。
彼や夫に「あなたは何もしていない」「いつも私ばっかり」と伝えると、めっちゃ沈む・もしくは、超反撃される。
彼女や妻に「俺だってちゃんと考えているんだ、〇〇をちゃんとやってるじゃないか」と伝えると、それから塩対応、もしくは、がががーっと反撃される。
男と女は違う、と分かっていても、そこに悪意なんてなかったとしても、つい自分の感情・解釈で相手に伝えてしまう一言が、思わぬ反撃にあうキッカケになってしまうことも多いのかもしれません。
いや、これが積み重なると、明確なパートナーシップの溝になることも有り得る話なのかもしれません。
そこにあるのは、やっぱり男女の違い
多くの男性はその存在を否定されることと、自分の行為・成果・努力をないがしろにされること、がほぼ同じ意味を持ちます。
だから、パートナーに「あなたは何もしていない」と言われると、超衝撃を受けます。
心理面では、罪悪感や無力感を感じるんですよ。
「俺なりに頑張っているつもりなのに、何もできていないんだ」とショックをうけるんです。
特に男性が仕事などで自信を失っている時は、いわば、痛恨の一撃になりえることもありますね。ひどく責められている、というより、自分を肯定できる材料がなくなちゃう、といった感覚を感じる男性がいても不思議ではないかもしれないんですよ。
もちろん男性も「彼女は妻の言葉は、そういう刺激的な意味じゃないんだ、もしそうならパートナーシップは成立していないんだ」ぐらい理解していたいですね。
ただまぁ生きていればいろいろあって、男性もそうも言っていられないぐらい不安定な時もありえるのかもな、とも思いますが、いかがでしょうか。
ん?そんな男、情けなくね?
もしかして、女性のみなさんはそう思います?(冷汗;)
ただイメージとしては、女性が男性に「お前なんてどうでもいい」「他の女性の方が素敵だ」と言われている、に等しいような感じなんですよ、きっとね。
しかし多くの女性の感覚は少し違うと思うんですね。
例えば、私だって仕事も持っているわけだし、もうちょっと(私や二人のことを)考えてよ、と思うから、つい出てくる言葉なのかもしれないですよね。
例えば、二人の生活の中でお互いの存在をちゃんと思いやって行動して欲しい、と思われていれば。
「この人は私のこと、考えていないんじゃないか?」
そう感じることも有り得る話。
だからつい「あなたは何もしていない」と伝えちゃう場合もありそうです。
ここに僕は女性の皆さんの「葛藤や遠慮」を感じることもあるんですけどね・・・。
「私のこと、どうでもいいんでしょ」とは言わないというか・・・。
何もしていない、とあえて言っているようなね。
だから、そこまで深いダメージになるとは思えていない、みたいなニュアンスがあるかもしれませんね。
だからでしょうか。
カウンセリングの中でも「私はそんなつもりじゃなかったのですが、夫が彼が・・・」というお話をたくさんお聞きするんです。
伝えたいことと、伝わっていることが違うのかもしれない
そもそも男と女は違う。だから、いつも使っている言葉の伝わり方、その意味も違うんです。
でも根っこは愛情であることが多いものです。
「お互いに伝えたいことと、伝わっていることが違うのかもしれない」
今あるパートナーシップを向上させたいと思われるなら、その根っこではなく、枝葉が違うんだ、と思ってみるといいかもしれません。
だからたまには根っこで話し合う時間があってもいいかもしれないですね。
そこでは自分や相手を傷つけないための嘘はつかないこと、相手を気遣いすぎて言葉を変えないこと。
気持ちがうまく伝わらない時間を長く過ごせば過ごすほど、怒りやストレスも抱えがちになりますしね。
だから、相手に思いを伝えるために、つい刺激的な言葉を選んでしまう、という罠もありそうです。
そうなる前に、まずはあなたから少し「相手のことを知る」ことにチャレンジしてみてもいいのかもしれませんね。
それが実はあなた自身の事を知ること~相手にどう捉えられていたのか~につながることも多いようですよ。
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