恋愛・夫婦の心理学

恋愛経験がないわけではないのですが、実は恋愛が怖いんです ~幸せは「楽する」とつかめますよ、という話~

心理カウンセラー浅野寿和です。いつもありがとうございます。

さて、僕は昨日今日と名古屋でじっくりカウンセリングをしております。

いつもカウンセリングをしていると思うのですが、僕がこの好きな仕事をさせていただけているのも、いろいろな人の支えがあってのことだよなぁ・・・と思うんです。

クライエント様はもちろん、仲間・会社・家族・・・いろんな人に支えられているなぁ、ありがたいなぁ、と感じるんですね。

かつての僕は自分しか見えていなくて、自分の努力と実力で今がある、と思いこんでいたのです。それはそれで必要だった観念だろうと思うのですが、今思うと「そんなはずないよね」と。

それぐらい僕は自信がなかったんですよね、そう思わないとやっていられないぐらいに。

それでは今日のコラムです。

よろしければお付き合いください。

 

いつもブログを拝見しています。

私は恋愛経験がゼロではないのですが、実は恋愛が怖いと感じてしまいます。

(中略)

今まで好きな人もいましたし、その人と一緒にいたくないわけではないのですが、なぜか「付き合うことが怖い」と感じるんです。だから「好き」と言われても私からお断りした男性も何人もいますし、付き合っている男性にいつも私から別れ話を伝えていました。

私もこのままじゃ幸せになれないと思い、ブログを参考に考えてみたところ、私は「男性が離れてしまうのでは」と思っているかもしれない、と思うようになりました。でも、どうして「離れていってしまう」と思っているのかが分かりません。やっぱり親との関係でしょうか。それとも私に何か問題があるのでしょうか。

(Sさん ※一部編集させていただきました)

Sさん、この度はブログのネタ募集にご協力いただきましてありがとうございます。

なるほど、恋愛が怖い、男性が「離れていってしまう」と感じる、ですね。それは不安ですし、好きな人が離れていくと思えば傷ついちゃいそうで嫌ですよね。

でも、確かに心の法則を使えば「恋愛が怖い」と感じる理由は導き出せるかもしれませんね。ということで本題へまいります。


「あなたが隠しているもの」が「恋愛の怖れ」をつくる

あなたの自己概念に注目してみる

例えばですね、あの有名なサザエさんのカツオくんをイメージしてこう考えてみてください。

ある日、カツオくんが庭でキャッチボールをしていたら、つい波平さん溺愛の盆栽にボールが直撃!壊すつもりはなかったけれど、うっかりボールをぶつけてしまった。

すると、カツオくんは波平さんから怒られないように、縁側の下にこそっと割れた盆栽を隠しましたとさ。

そして夕方。波平さんが会社から自宅に帰ってくると・・・カツオくんは波平さんに対し、よそよそしい態度を取りました。いつも以上におとなしく、目も合わせません。夕食もそそくさと済ませて「宿題してくる」なんて部屋にこもり始めました。

ま、その後波平さんにバレて、お灸をすえられることになるのですけれども・・・。

***

このカツオくんの行動、もちろん悪意はないにしても、盆栽を壊したことで「ヤバっ(怖い)」と感じ、その後罪悪感を感じ、壊れた盆栽を隠してしまったわけですが。

そんな時、カツオくんは、もちろん盆栽が壊れたことをバレないように・・・と思うのでしょうが、彼はそんな自分自身のことを、どんな人間だと思うのでしょうね。

きっと良い自分だとは思わないでしょう。どこか悪いやつだと自分で思っているでしょうね。

人にはですね、いろんな自己概念、を持っています。

簡単に言い換えれば「私はこんな人」とあなたが感じている部分ですね。

上の例で言えば、盆栽を壊したカツオくんは、悪意がないにしても「悪いことをした自分=悪いヤツ」そんな自己概念を持ちますね。

だから、その自己概念に沿った行動=「素直に謝るのではなく、コソッと隠した」と考えることができるわけです。

だから、そんな悪い自分を隠すために、急におとなしくなったり。波平さんから距離を取り、目も合わせないのでしょうね。もちろん怖い(気が気じゃない)でしょうが。

***

これをSさんの恋愛に応用して考えれば、ちょっと見えてくることがあると思いませんか?

Sさんの自己概念ってどんなものなんでしょうね

もちろんポジティヴなものもあれば、そうではないものがあるのかもしれません。それで普通ですよ。

そしてあなたの中にいい悪いは別にして「男性の前で隠しておかなきゃ」と感じる「自己概念」ってないでしょうか?

多かれ少なかれ人はそういった「こんな自分がバレてはいけない」と思うような自己概念を、自作自演で作り上げるものなのですよね。

ただ、あなたの中に「バレてはいけない」と思うような自己概念が強くあれば、心理的に近い距離感にある恋愛では、「彼にバレる・・・バレちゃう・・・」と、あなたの潜在意識下で「不安・怖れ」となっても感じている事が考えられますね。

そうなると、好きな男性を一緒にいればいるほど、恋愛が苦しくなりそうですよね。

そこで感じる「怖れ・不安を我慢していないといけない」ですからね。

人によってはそれを「嫌われないように努力する」「彼のために頑張る」「よりいい女になるように努力する」ことでカバーされているかたもいるかもしれないですよ。

もちろん彼が好きで行う努力は「愛」です。

しかし、その努力の動機が「不安・恐れ」になっているとまた別の話。

心理学でいうところの「補償行為(不安の埋め合わせの努力)」なので、疲れやすいし、安心できないし、自信につながらないといった感覚を感じるかもしれません。

だから、彼の顔色が気になる人もいれば、「私、本当に彼のことが好きなの?」とか「私、彼に愛されているの?」と疑問を感じる方もいらっしゃるかもしれない。

***

しかしカウンセリングでお話を伺い、よくよく心を見つめていくと

「絶対にバレてはいけない戦いがそこにある!」

と、あなたの「意識」ではなく、「心の中」で「ネガティブな自己概念」を隠そうと必死になっているケースは、僕も何度も扱わせていただいているところです。

だから、

ネガティヴな私を感じながら、好きな彼に近づくのはとても怖いですし(あなたが拒絶されると思い込みやすくなるので)

お付き合いしている男性がいても、「ネガティブな私が彼にバレないうちに、私から別れを切り出す」ということも可能性としては有り得る話かなぁ、と僕は思います。

本当はあなたが別れたくなくても、不安や怖れが勝ってしまうと、こうなるかなぁ、と。

ちなみに、このような経験が更に「私は男性を傷つけちゃうような人」「ワガママな私」「ちゃんと愛せない人」という「自己概念」を更に作り、悩みを深くしてしまう要因になることもありますよ。

ただ、ここで悩むあなたがいるなら、あなたは「私の中の自己概念」で悩んでいる、ということかもしれませんね。

だから、あなたが持っている「私の自己概念」について考えてみてもいいかもしれませんね。

あなたの自己概念を変える方法

ちなみに、あなたの自己概念を変える方法がいくつかありますよ

例えば、

私の自信を培うために仕事を頑張る、自分を磨く、こともそう。

人に感謝したり、理解したり、「人のいいところを見て」付き合うこともそう。

あなたが考えていることではなく、「感じていること」のレベルでいい影響を与えていくことで、自己概念を変えていくこともできますよ。

しかし、そう頑張ってみてもなかなか変えられない自己概念があるときは、ご質問にあるような「親との関係」「過去のあなたの経験で感じた心のダメージ」など、『心』を見つめて癒やす、というプロセスが有効になりますね。

どんな人も「その意識では届かないところ」にアプローチする、という感じですけど。

「私はわたしとして素晴らしい」ぐらい、自分を許し、認め、「私の中の自己概念」を変化させていけば、こういった恋愛の怖れは軽減していくことがありますね。

その自己概念を変える第一歩が「相談」なんですよ。「私のことを話す」こと。

オトナである私たちは、なかなか私の中の問題意識、恥、モヤモヤ、不安を人には話さないですよね。

僕も基本そうですが、なんでもまず自分で解決しようとします。それは悪いことじゃないですよね、うん。

しかし、自分にはその自己概念が当たり前にあるのだから、自力で解決しようとしてもなかなか変わらないといいますか、解放されずに、隠したままになってしまうこともあるんですね。

僕はそう考えるので、

「あなたの愛せないあなた」は、「人が愛してくれるもの」

とも考えているんです。

実は、私の全てを自分を愛しきれる人は少なく、長い時間をかけて一人で苦労する必要はないんです。

そもそも、ある程度は「愛せない自分」が残ってしまうことが多いものですから、完璧は求めないほうが楽です。僕にだって愛せない自分はまだいます(笑)

しかし、あなたがどこか自分を嫌いすぎて、自分を隠しすぎていては、そもそも「人と関わること」が苦行になってしまうでしょう。

そうなると、自分を愛するときに、人の力が借りれないことになります。

だから、まずは「私が自分を癒し、認め」、自分を楽にしていおくことが、あなたが楽に幸せをつかむ道なのですよね。

あなたが心を楽にして、その上で、その思いのままに、大切な人を愛する、愛を与えることです。

すると、あなたは「喜びなのだ」と更に知ることになるでしょうから、より私を好きになれます

よく我々の世界では『真実のパートナーシップを手に入れると、なんだかガラッと人生が変わる』なんて話をしますが、そういった幸せを掴んだ人ほど『楽に幸せは手に入るし、なんとなく幸せになりました』とおっしゃるのです。

それはこの自己概念の話をよーく理解されているからなんだろう、と僕は思うのですよね。

以上、何か参考になりましたら幸いです。

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