それでは今日のコラムの続きです。
「私の素晴らしさにどれだけ早く気づくか」が鍵
僕たちは「自分に何かが足りない」と感じることをとても恥じています。
とても恥ずかしく、時には情けないことだと思っている部分があるんです。
人によっては「もし、私に何かが不足していたら誰にも向き合ってもらえないのではないだろうか?」といった不安を抱えていることもあります。
ここにハマるといわゆる完璧主義になることもありますよね。
でも、よくよく考えてみると・・・真実はその逆なのです。
『私が完璧でなくて、何かが足りなくても、愛してくれる人も、支えてくれる人もいる』
だから、今の私がいるんですよね。
ただ、私たちはなかなかこの「不足感」を受け容れられないですし、つい頑固になったり、プライドばかりを高くしてしまうことも多いようです。
その更に深い部分には、ネガティヴなプライドやガンコさや意地だけがあるわけじゃありません。
多くこんな不安・怖れがありますよ。
「もし、そんなダメな私になってしまったら・・・・」
もし、あなたが自分に何か足りないのでは?と悩んでいるなら、一度あなたの気持ちに問いかめてみてください。
この「・・・・」の部分に何が入るでしょうね?
もちろん人それぞれ違う理由が入ると思うんですよ。
ただ、ここに入る理由が深刻であればあるほど、また、あなたの想いが込められていればいるほど、なかなか自分の中の不足感を認められず、自分を受け容れることが難しくなるんです。
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例えば、「自分は本当にダメになって再起不能になってしまう」
そんな理由が入る方も多いんではないでしょうか。
しかし、ここではまだ語られていないんです。
「なぜあなたがダメになることをそこまで怖れているのか?」が。
だから、カウンセリングでは更にそこを深く見つめていくんです。
すると、多くの場合、あなたの愛しい人のためという理由・・・。
「親や家族」のために、といった理由に行き着く事が本当に多いです。
今の私がダメじゃない人間でいないと、つらくても頑張っていないと、両親が悲しむ、迷惑になる、きっと傷つく・・・
そういった思いを私たちは抱えやすいんですね。
もちろんここにあなたの愛のような思いがあると思うんですけどね。
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つまり、今のあなたが不足感を受け容れられず、自分を責めていたり、自分のプライドを高めていたとしたら、そうなってしまう理由は、もっと心の深い部分に眠っていることが多いもの。
あなたが勇気を持ってそこを動かすことで、私達のココロは強くなり、不足感をも受け容れられるぐらいのしなやかさを持てるようになる。
何かが足りない自分を許せるようになるんですよ。
だから、不足感自体がが問題を作っているわけじゃないことにも気づけます。
すると、問題が起きても「足りないこと」で悩むのではなく
「今、私は何ができるか」が考えられるようになるんですね。
だから問題解決のスピードも上がりますし、自信もつきやすくなります。
そのために、あなたが「私のココロの問題解決をどれだけ早く進められるか」がいわゆる問題解決の鍵になりますね。
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最後になりますが、パートナーシップでもお仕事でも、何がベストなのか?を考えることと、どうすれば失敗しないのかを考えることは、全く違うことだと僕は思っています。
そして、「私がどうすれば不足感を感じないように失敗しないか」ばかり考えている人って、人を愛しているように見えない、という罠がある。そう僕は思うんです。
あなたは全くそんな気はなくとも、「この人、自分のことばかり考えているのではないか?」と相手に思われてしまいやすい。
だから、今、あなたがパートナーや、家族・対人関係の問題って生まれるんだよなぁ・・・と僕は思うことが多いんですよね。
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