心理カウンセラー浅野寿和です。いつもありがとうございます。
では、前回のコラムの続きです。
よろしければどうぞ。
パートナーとの関係改善をしたい!というご相談の一例。
『彼(夫)には、私にとってこんな嫌な部分があって(連絡をくれない、だらしない、冷たい、などなど)、受け容れられないんだけど、受け容れられない私がマズイんですよね』
『彼(夫)のことをコレだけ愛しているのに、相手に伝わらない。どうすれば彼に伝わるんですか。どんな彼だって受け容れる準備はできているのに・・・。』
『私が思うように彼のことをコントロールしていたんだって・・・気が付きました。でもどうしたらコントロールしない関係になれるのかがわかりません』
そういったお話を伺った時に
『確かにあなたは今、パートナーをちゃんと愛したいと願われているのは分かりますし、それは素晴らしいし、なんとか応援させていただきたいんです。
ただ、相手の嫌な部分を見て、それを無理やり受け入れようとしたってあなたに無理が来ると思いませんか』
という話の続きです。
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私の気持ちに素直になれば、意外と先にすすめるものです
もしあなたが『私のパートナーって、なんだか頑張っても相手が喜ばないし、私の気持ちが伝わっていないよね・・・』と思うなら
まずは、冷静に「あなたのこと」として考えてみましょう。あなたが喜ぶ事を考えてみませんか。
もし、あなたが誰かと関わる時、あなたの中の「嫌な部分を先に受け容れてくれる人」より、あなたの「いいところを見て愛してくれる人」のほうが嬉しいし、受け入れやすくないでしょうか。
なんだよ、そんな当たり前のことかよ・・・とお思いかもしれませんけどね。
でも、よくよく考えるとこれって基本的な考え方のように思うんですね、僕は。
そもそも多くの人は自分の欠点を知られることを恐れています。
それが一般的な感覚、ですよね。
そして自立した私たちは、いくらパートナーの前であっても、自分の欠点・弱さをなかなか見せません。
私の欠点を人に見せるって、私達にとって相当な勇気がいること。
だから、パートナーに自分の欠点を見せる前に、パートナーの前では良い自分を見せたいし、人の役に立ちたいし、素晴らしい私でいたいと思うだろうなぁ・・・って思うんです。
もちろん私たちは「自分の欠点を受け容れてもらえ、愛してもらえると、ものすごく嬉しい」ものです。
しかし、そこまでお互いのプロセス・関係性が進んでいないと、こういった問題が起きるんです。
あなたが頑張って頑張ってパートナーさんを受け容れようとすることも、きっと切実な思いそのものですよね。
もちろん「どんな彼も愛してあげたい」と思うことは素晴らしいことです。
ただ、それってもう少し信頼関係を作ってからじゃないと、パートナーさんにとってはちょっと抵抗感があることになる、といったケースも実際にはあるようなんです。
特に忍耐女子のみなさんほど、努力して愛する、相手を受け入れるといったことをされているんだけど、もしかしてその頑張りが
「パートナーさんにとってはネガティブなコミュニケーション」
になっているかもしれないんですよね。
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もし、あなたがパートナーさんとの関係の中で
「なんだか私が頑張っても相手が喜ばないし、私の気持ちが伝わらないなぁ」とお感じなら、もういちど基本に戻ってみるのはいかがでしょう。
「いいものはいい。嫌なものは嫌。」
そして、『相手のいい部分にフォーカスする』『彼が私に対して与えてくれるものに感謝する』
そういったことをもう一度繰り返してみるのもいいかもしれない。
貴女の愛の大きさゆえに、相手をまるっと受け入れようとするお気持ちにケチなんてつけようがないですよね。しかし、相手があなたの思いについてきているかどうか、も結構大切なことなんじゃないかな、と僕は思うんですね。
ただ、もしあなたが「パートナーの嫌や部分ばかり目についてついそれが伝えたくなる」のであれば・・・それはきっとあなたが悪いと考えるより、あなたが頑張りすぎちゃって心の余裕がないのかもしれません。
そんな時はあなたメンテナンスをおすすめしたいところです。
まずはシンプルに「いいものはいい」と伝えられる私になること、そのための癒しが、何よりものパートナーシップへの投資になることも多いようですよ。
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