心理カウンセラー浅野寿和です。いつもありがとうございます。
さて、最近妻から教えてもらい、娘のご飯の作り方を学んでいる日々。ほほう、こうやって作るのね、と学ぶたびに自分の中で何かしらレベルアップしてる感覚がして、最近楽しくなっています。
が、子育ては一日にしてならず。まだまだ新米パパの修行は続くのであります(笑)
さて、今日は僕がつくづく感じるカウンセリング現場での実感をコラムにしますね。
「忘れられない元カレをどう手放すか?」というご相談、最近たくさん頂いています。きっと皆さん転換期なんですね。
よろしければどうぞ。
忘れられない「あの人」をどう手放すか?
今日は私達の心理学でいうところの「手放し」の話です。
別れた彼・彼女のことが忘れられない、ずっと心に引っかかっている。
本当はもっと前向きに恋愛したいけれど、なかなか上手くいかないまま。
終わったことだと分かっていても、つい思い出してしまうあの人。
なかなか切ないお話ではありますけど、過去の経験で今の自分が引っ張られてしまっている、というお話は確かに最近たくさん伺います。
「もう忘れたほうがいいと思うんですが、忘れられないんです」
そんなお声とともに。
特に「この人とずっと一緒にいるんだ」と思った人との別れは、やっぱり尾を引きやすいかもしれませんね。自分自身、相手を受け入れ愛していたわけですから、ね。
そんな時、僕はこんなお話をさせていただくことがありますよ。
「それ・・・彼と一緒にいた時の私、を忘れたくないのかもしれませんね」
彼と一緒にいた時の私って、どんな私だったでしょうか。
凛として自信に満ち溢れていたでしょうか。
大切な人がそばにいて、今までにない安心感を感じていたでしょうか。
本当に「好き」という部分が覚醒して、なんでも受け容れられる私を感じていたでしょうか。
きっと、忘れられない恋愛って「誰かに依存したいだけ」というケースばかりじゃないと思うんです。
特に僕のカウンセリングにお越しいただく方はそうかな、と、個人的には思います。
感情的には執着なんだけど、だからといって彼に執着しているわけじゃないケースもあります。
ただ、昔の彼を嫌いになろうとすると、なかなかうまく手放せないこともあるんですよね。
そんな時は「感覚的」に、昔の私にフォーカスしていただくこともありますよ。
昔の私が持っていて、今の私が失ったと感じるものってなんでしょうか。
もちろん昔の私が持っていた感覚は、きっと今もあなたの中にあるはずです。
が、失ったという感覚が強いと、どうしても取り戻したくなるんですよね・・・。
そのあたりがちょっとした手放しへのヒントになるかもしれません。
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ただ、カウンセリングというものは常に同じものはない、毎度毎度オーダーメイドなものです。
『あなたの気持ちがあまりに辛すぎる時は感情の解放が最優先で考えてみてくださいね。
じっくり今の気持ちを判断せずに解放していきましょう。焦らずに、ですね。』
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『どうやら以前と比べて凄く前進していて、お気持ちもゆっくり落ち着いてきていますね。
そろそろ「あなたを縛る心理」をリリースできる状態になったかもしれませんね。』
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実際のカウンセリングで僕がお話する言葉の一端を書いてみましたが、僕もカウンセリングっていつも同じことをしているわけじゃありません。
特に僕のカウンセリングは、その時々でご提案が変わるんですよ。
・じっくりお話を伺わせていただくとき。
・いろいろ思考レベルの整理をしていただくとき。
・手をこまねいている感情を解放するとき。
・感覚レベルでスコーンと辛い感情を作る「感覚」を手放してしまうとき。
・実際に行動レベルで実践をご提案するとき。
まぁ、いろいろです。
僕達って辛いときは、どうしてもその気持ちをどうにかしたいと思いますよね。
例えば失恋直後であれば、時にもうご飯も食べられないほどに辛い気持ちが溢れてくることだってあります。
そんな時は、今ある感情にフォーカスする方がいいことが多いですよ。一人で頑張るのではなく、誰かと分かち合ったり、丁寧に気持ちを解放するプロセスが大切です。
ただ、それをずっと続けていても、なかなか手放しができないということも考えられます。
実はもうあなたの感情レベルでは整理ができている、けれども手放しができない(実践ができない)なんてことも起こり得る話。
そんな時は、あなたが感覚的に失った「何か」への執着をしている可能性があって、その手放しを進めたほうが楽かな、と僕は思っています。
このレベルでは「不安」「悲しみ」などを直接扱うんじゃなく、「私にとって執着することで得ていることってなんだろう」と、善悪判断無く考えていくわけです。
すると、ある時ハッと気づくかもしれません。
どうして私が過去の恋愛を忘れられないのか、が。
そこにはきっと理由があります。ちょっとロジカルな考え方ですけど、感情に流されるよりはよっぽど楽になれることもありますよ。
その忘れられない理由を手放すセッション。
最近カウンセリングで多用しておりまして、なかなかスッキリ感が出ることが多いようです(お客様談)
何事も忘れられないには理由がある。だから忘れられないことで自分を責めなくてもいいんです。
が、その答えを私の気持ちだけに求め続けても、うまく手放せないこともあるようですね。
ま、押してもダメなら引いてみよう、の実践という感じでしょうか。
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