心理カウンセラー浅野寿和です。いつもありがとうございます。
さてさて。今日まで東京に滞在中です。今回はカウンセリングの出張なのであまり外に出かけてはおりませんねぇ。
来月はセミナーのために水道橋に行くことが決まっております。ヒーリングワークベーシックを担当するためですね。
水道橋ってきっと修学旅行以来ぐらいぶりに伺います(笑)何年前やねん、と自分でツッコんでみますが、ほんとそれぐらいぶり。昔の記憶がよみがえるかしらー?と若干期待しておりますが、どうでしょうね。
それでは今日のコラム。
よろしければどうぞー。
揉め事を避けようとしすぎて、自滅する私?
多くの人が「揉め事なんて起こしたくない・・・」と思っているかもしれません。
だから対人関係も、パートナーシップも、できれば仲良く、いい関係でいたいものですよね。
ただ、あまりに揉め事を起こしたくない・・・と思いすぎている方、もいらっしゃるんです。とにかくトラブルを避ける、揉めそうなことは決して口にしない。そんなタイプの方。
どこか自分の気持ちを抑えることが日常茶飯事。
そんな私のココロの中は・・・実は平和じゃない、なんてこともあるようですよ。
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ここでいう『平和主義』とは、世界平和云々ではなく対人関係レベルの平和を求める気持ち、のような意味で解釈してください。
このタイプの方が共通して感じていることはこれ。
「嫌われるのが怖い」「私さえ我慢すればいい」
だから、対人関係やパートナーとの関係で「争いや揉め事を避ける」ことに意識が向いているんです。
どこか慢性的に、自分の気持ちを抑圧したり、自分の考えをすぐ引っ込めてしまう。
いつも周りの人の顔色を伺い、いつしか自分のことがよく分からなくなって、自分の素直な気持ちさえ・・・捉えることが難しくなっていたり。
いつも怯えて周りを見回してしまう癖があったり、自分が何かしら発言したり、行動を起こすときに周りの目線が気になって不安・怖れに苛まれちゃうこともあるかもしれません。
それはとても切ないことですが、しかしそれこそが「私の身を守る術」だからこそ、止められない。そんな心の癖(パターン)を持っていることもあるようですよ。
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こういった平和主義なタイプの皆さんのココロ、それは「悲しみや苦しさ」で満ち溢れているもの。
しかし、同時に「怒り」が溜まりに溜まっていることも少なくありません。
が、自分自身の気持ちがよく分からなくなる傾向があるので、パートナーシップや対人関係の中で自分が怒っているのかどうなのかすら分からなくなってしまうこともあるようです。
きっと「私、平和主義タイプかも?」とおもってくださる方ならお分かりでしょう。
おそらく平和主義者のみなさんが一人でいるとき。
もしくは、家族や親密な人と一緒にいるとき。
やたらめったらいらいらが募ったり、つい普段は口にしないようなダークな言葉をぶっぱなす私と出会うことはないでしょうか。
カウンセリングの中で稀に「あなたは今、とても怒ってるって分かりますでしょうか」とお話することがあるんですよ。
もちろんその瞬間は「え?怒ってるんですか?私・・・」とお話くださる方が多いですけどね。
しかし、癒しが進んでいくと「浅野さん!もうめっちゃ、めっちゃ彼が許せなくてムカついて仕方がありません!!!」といったお話をしてくださる方もいるんです。
実は、平和主義タイプの方って、本来は外に対して向かう「怒り」が「内面(自分)に向いている」事が多いんですよ。
それこそ、人にどう思われるか?揉め事を起こしたら大変・・・と、自分さえ我慢すればいいと自分に怒りを向けて自分を抑えているわけです。
もちろん、それ自体が誰かのため、という明確な目的があるなら、それをいい悪いで語ることはできないんだろう・・・と僕は思うんです。
しかし、慢性化した、そして少し度が過ぎた平和主義って、自分のココロを不安定にしてしまったり、自分を価値ある存在だと感じにくくなる要因にもなりますから、ここだけ要注意なんですよ。
つい考えませんか?
「怒っちゃう私が悪いんだ。」
「頑張れない私が悪いんだ。」
「こんな気持ちになってしまう自分がダメなんだ。」
まぁ自分をボロボロにしちゃうんですよね、気づかなうちに。
その傷の度合いだけ、またココロは不安や痛みを感じやすくなるので、更に平和主義にならざるをえない、といいますかね。
その自己否定・自己嫌悪の結果、対等な対人関係を築くことが苦手であったり、パートナーとの対等さを感じられず、常に卑屈な私を感じたり、人に意見する、モノを言うことが難しくなることもあります。
だから揉め事を起こしたくない・・・という平和主義が行き過ぎると、強い自己否定・自己嫌悪が伴うことがあって、自分で自分を傷つけてしまうことにもつながるんですよね。
それは本当に辛いことですよね。
この続きは今日の20時に。
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