恋愛と男性心理

仕事に夢中で結婚を渋る彼のココロを動かした「ある言葉」

『彼と付き合って数年。彼はずっと仕事が忙しいとばかり話している人。二人の未来について私が話すと、『考えているけど、今は余裕がない』と先送りばかり。

 

まぁ今の関係も悪くはないけれど、そろそろ私も結婚を意識しているし、ぶっちゃけ結婚できない人と一緒にいるつもりはない。ただ、できれば彼と一緒になりたい。

でも、彼の気持ちを動かすにはどうしたらいいんでしょう?」

 

これによく似たご相談をいただいた際、僕から「んーその彼には、こう伝えてみてはいかがでしょう」とお伝えしたんです。

 

それ、実際に実践していただいたところ、なんと彼の気持ちが動いた、ってお話がいくつもありました。

 

今日はその話を簡単にまとめて見たいと思うんです。

 

 

僕はその方にこうご提案しました。

 

「彼に『私がいるから大丈夫だよ』と、それだけ伝えてみてください。

 

それ以外に何も必要ありません。今までどおりのあなたでいてください。

 

そして、きっとそう伝えたからと言って彼の態度が急変するとか、そんなマジカルな事は起こらないと僕は思います・。ごめんなさい、夢のない話で・・・。

 

ただ、それからの彼の言動をよーく見ていてください。変化を起こしたいときほど「観察」がなにより大切なんです。難しい理屈はあるにはあるのですが、それはいいですから、とにかくその後の彼に注目です。

 

彼の言動が今までよりあなたに向いているなら、おそらくそれは響いているってことなんですよ、きっと。

 

それでも彼が動かなかったとしたら、彼の中に一人でいたい別の要因があると考えていいかもしれないですから。』

 

***

 

カウンセリングの案件でもよく登場する「なかなか結婚が決められない男性」のお話。

 

特に仕事ばっかりしてて、私のことどう思ってんだよ的なお話は、たくさん僕のもとに頂いているところです。

 

ちゃんと未来のことを話そうにも、彼が微妙な雰囲気を醸し出すのでなかなか話せ出せない、とか。その話は・・・と彼が避けるとか、まぁいろんなお話を伺うことが多いんですよ。

 

そんな時程僕は、押してもダメなら引いてみな、的発想が必要なんじゃないかなぁ・・・と思うわけです。

 

 

私達は、社会に出てから、これからどう生きていこうか・・・と悩み、自分なりに努力し、成長し、時間をかけて「自分なりの生き方」を手に入れるものですよね。

 

その自分なりの生き方って、安心感をもたらすものですし、「今はこれでいい」と思えるもの。

 

これは男性に限らず女性の皆さんもそう感じることってないでしょうか、なんて思います。

 

だから、その男性が努力してそれなりに自分の生き方を手に入れたとしたら、その生き方を変化させることに躊躇することって有り得る話なんだろうな、と思うわけです。
 
また、自分が今まで努力して手に入れた生き方、やり方を変えるとしたら、その変化の向こうに何かしらの喜びや豊かさ、メリットが無いと、なかなか変化を受け容れる気にはならないと思いません?

 

「今、自分が○○することで、○○となれる」

 

そう思えないと、やっぱり現状維持に価値を見出す人は多そうですよね。

 

例えば、仕事ばっかりしていて、なかなかパートナーシップのプロセスを進めようとしない男性がいたとしたら。

 

「今、自分がパートナーシップを手に入れることで、どうなれるのか」

 

のイメージが見えないままなので、彼の意識が前に進まないってことも少なくなさそうです。

 

僕が男性のご相談を伺うと、結婚するということは責任が云々、仕事ももっと頑張らないと、収入も増やさないと、今まで以上に自由がなくなる・・・まぁそんなことをお感じの方もいるわけです。なかなか口には出さなくてもね。

 

僕はそう考える男性って真面目だし、責任感あるよねと思うんですが、ぶっちゃけ、その感覚を背負っても背負わなくても、あんまり結果は変わらないかもなぁ、と僕は思っちゃうわけですよ。

 

むしろ、二人で生きる喜びがより気持ちを強くしたり、毎日に張りを与えてくれることのほうが大きいと思うので。

 

 

 

しかし、何故か男性がそう思えないとしたら

 

「結婚しても結局、自分次第。それは変わらない。」

 

という意識を持っているんじゃないかな、と思うんですね。

 

もし、こういった男性にとって感じ取れていないことがあるとしたら。

 

「自分とともに歩もうとしてくれる女性の思い」

 

なんだろう、と僕は思うんです。
だから、こういった男性には

 

「私がいるから大丈夫だよ」

 

って伝えてみてください、と僕はお話することがあるんです。

だからといって女性が更になにか急に頑張ったり、特別、彼の負担を引き受ける必要はありませんよ。

 

今までどおり、彼のことを大切に思って行動していてくださればいいんです。

まぁ「何かあったら私がいるじゃん」という言葉は、男性も「彼女になにかあったら俺が支えないとなぁ」と、同じようなことを考えているので男性の気持ちに響きやすいだろう、という話なんですね。

 

これはいわゆる「相手の心を動かすもの=相手があなたに与えたいと願っているもの」という考え方がベースになっています。

 

例えば、あなたがある人からお中元でお素麺をもらったら、その人には麺類を返しておけばまぁ間違いはないだろう、という感じですね。

 

人は、自分がいいな、喜んでくれるかな、と思うものを人に与えようとしますから、それは嫌いなものではないはずなんです。それが理解されないことが何より辛いわけですよ。まぁそれを自分で表現していないことも問題ですけどね。

 

逆に自分がお素麺が大嫌いなのに相手に送るって・・・そりゃ悪意を感じませんか?

 

男女関係も同じだと思うんですよねー。相手の心を動かしたければ、相手が「これがいい」と思っている感覚を捉えて伝えるなり何なりしていく感じです。
ただ、この「私がいるから大丈夫」という言葉。

 

やたら依存的な人に伝えると、ガッツリ依存されますので取扱注意、ってところでしょうか。

 

しかし、誰かがそばにいる安心感から長い間距離をおい
ている男性にとっては、なかなか効果的な言葉だと思います。

 

そして、あなたがそう伝えても、まぁ多くは彼に「ふーん、そうなんだ」「へー・・・」みたいにに流されることもあるでしょう。

 

が、その後の男性の言動がポイントなんです。

 

男性は思考の生き物なので、いろんな女性の言動を考えて、それから行動する人も少なくないので。すぐに答えは出なくても、その後の様子を観察するのも大切ですね。
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