心理カウンセラー浅野寿和です。いつもありがとうございます。
さて、昨日は『ほぼ30代からの心理学ワークショップ』でした。久々金山での開催でしたので、なんだか新鮮でした。金山の会場は名古屋市内を見渡せるのでなんとも爽やかです。
そして!
本日は「名古屋感謝祭2018」開催です!
今から僕も会場に向かいます。当日飛び込みも大歓迎です!ぜひぜひお越しくださいね!
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それでは今日のコラムです。
よろしければどうぞ。
嫉妬は、するのもされるのも怖いもの
「つい人に嫉妬してしまう自分が嫌なんです」
僕のもとに嫉妬に関してお寄せいただくご相談、この形が最も多いのではないかな・・・なんて個人的に感じています。
嫉妬する自分が嫌。
つい嫉妬心を感じて人を攻撃しそうになる自分が嫌。
そんな自分自身を変えていきたい。
そうですよね、嫉妬ってあまり感じたくないですもんね。
誰かに嫉妬して、人の幸せを願えなかったり、自分をちっぽけに感じてしまったり、人の良い部分を見るとついケチをつけたくなったり・・・
そんなつもりはないけれど、ついそうしたくなることもあるかもしれないですし。
嫉妬ってネガティヴな感情のミックスジュースのようなものだから、嫌な気分になりますしね。
が、なかなか自分の中の嫉妬が消えずに困ってしまうこともあるのではないでしょうか?
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ただ、自分が嫉妬するという問題を紐解くとき、どうしても見逃せない要素が一つあります。
それが「あなたが嫉妬された側」であったことの影響。
実は私達が生きていると、嫉妬されることも、とても多いのです。
そこにあなたが気づいているかどうかは別にして、です。
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例えば、実際のご相談でも
自分の良さ・魅力がいまいちピンとこない、というお話があります。
それが転じて
「本当に自分は愛されているのでしょうか?」
「自分は職場や人にでしっかり貢献できているのでしょうか?」
そういったご相談につながっていることも実際にある話。
ただ、自分の良さをなぜそこまで封印しているか・・・を見つめていくと
「自分が(より良いものを持っていると・魅力的であると)攻撃される」
そういった体験から、自分自身を隠すしかなかった、自分を表現できなかった、という方もいらっしゃるのです。
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そもそも「嫉妬される」ということは、とても恐ろしいことです。
もちろん、自分がつい自分の価値を使って人をナジったなんてことがあるなら、その恐れの理由がまだ分かりやすい。
しかし、自分自身が持てる才能や魅力をただ持っているだけで、攻撃されるとなれば、こんなに不安で恐ろしいことはありませんよね。
だから、何かしら対策を打たなければいけなくなるでしょう?
そこで、その人を許す人もいます。
しかし、どこか一人で頑張るくせがつきすぎていて、恐れに囲まれてしまいそれがうまくできなくて、人からかなり距離をとって生きようとする人もいれば、嫉妬される恐怖に対応するぐらいの怒り、や、攻撃性、を持つしかない、と思う人いるかもしれません。
もちろん、それはその人が生きるための処世術とも言えそうですよね。だからいいも悪いもないと僕は思うんですよ。
ただ、人の嫉妬に対して怒りや攻撃性で迎え撃つと
嫉妬される恐ろしさに加えて、自分自身の怒りの跳ねっ返り(投影・自分がこれだけ怒っているんだから、人はもっと怒っているだろう)と感じてしまうことが起きやすい。
この恐れに手を焼いて、なかなか自分が自由に動けなくなっている人もいらっしゃるようです。
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この嫉妬される、という経験については、お話をじっくり伺うことで見えてくることが多いんですよね。
実は自分では、親、家族、友達などに「怒られた」なんて経験の中に、相手の嫉妬が隠れている場合も多いので、分かりにくかったりもします。
ただ、どうあれこの嫉妬されたという問題は
「あなたに嫉妬する(した)人を理解し許すこと」
が最終的な抜け道になるのですね。
相手を可愛そうだと思うのではなく、理解し許す、なんですけどね。
すると、嫉妬する私や、嫉妬されることへの恐れから解放されたり
自分の価値が感じられ、毎日過ごしやすくなることも多いんですけどね。
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