カウンセリングサービスの浅野寿和です。いつもありがとうございます。
クリスマスにこんなネタ?と思われちゃいそうな話ですが、今日は久々男性心理の話をば。
よろしければどうぞ。
目次
モテそうなのに独りでいるカレ
近づいたら、罪悪感男子でガードが硬かった・・・。
「気遣い・優しさ」をネガティヴに表現する男性の話
「いや、君に悪いからいいよ」
「そんな迷惑かけられないし」
「自分のためにそこまでしてもらわなくていいから」
「自分のことぐらい自分でするから」
「自分のためになにかしてくれるのは嬉しい、けれど気を使うから止めてほしい」
「・・・でも、何かあったら俺に言ってね」
こういった言葉を頻発する「いい人なんだけどやけに人の好意をブロックしたおす男性」
えー僕のもとにはなぜか「女性の好意を鉄壁のブロックで跳ね除けるtoo shy shy boy men」にまつわるご相談が多くお寄せいただきますねぇ。
なんでだろう?と疑問を感じつつ、自分のことを顧みると「んー人のことは言えないな・・・」なんて物思いに耽る昨今ですが、まま、それはそれとして。
私、カレのことが気になって夜も眠れません。
もとい、気になって近づきたいけれどどないしたらよいのですか?浅野さん。
カレは何考えてるの?
どーして私の好意をブロックするの?
それって彼が嫌がってるってこと?
やっぱり彼は私のことを避けているの?
やっぱり無理なんですか?
ねぇ、どうなんですか!
私、こう見えてハートが強いからどんな言葉でも受け止められます。
もうはっきり言ってください!!!
そんなお話を伺うとか伺わないとか・・・。
そんなガッツあふれる女子、忍耐女子、隠れ武闘派な皆さんにはいつもこうお伝えしております。
あーその男性の拒絶は、まぁ挨拶みたいなものですよ、きっと。
な、何?ただの挨拶???
えぇ、分かりますとも。きっとみなさんの脳の血管がブチブチ切れる音が今聞こえた気がいたしますが、まぁブログですから気にせずテキストを書き進めます。
そうなんですよねー(乾いた声)
男性の中にはまるで挨拶のように
「あぁ僕のことはいいから」
そう話す男性がいるんですよねー。しょうがないですよねー。
しかも本人は「善意」でそうしているのでしょうからねー。
あぁ、ここでいう「善意」とは「良いこと」という意味でもあり、「その行為の意味を知らない」という意味でもありますよん。
「負担をかけたくない病」は「愛を受け取らない病」である
誰だって親しい人、好きな人に好意を向けたいものですよね。
僕たちは愛したい生き物であり、自分の行為を受け取ってもらうことで喜びを感じる側面がありますから。
しかしですね。
中にはなぜか「人に迷惑かけたくないよー」という思いがやたら強い人がいらっしゃいます。
もちろんそれがダメってことではないのですが、そもそもどーして人に迷惑をかけたくないという思いが強いのよ?という部分、あまり意識されたことがないはずなのです、このタイプの人ほどね。
深層心理としては「自分は迷惑なんじゃ?」「人に負担をかけてばかりでどうしようもないんじゃ?」なんて自己概念がある、と見ることもできるのです。
まま、人は人に嫌われて行きたくないものじゃないですか。嫌われる勇気も大切ですし、人の目を制限にしていても辛いだけですけど、嫌われて生きる勇気って意識しないと持てないでしょ?
すると、自分自身が傷つきたくないって思う分だけ「人に気を使う人」が登場するのです。
人に気を使う。遠慮する。相手の負担にならないようにする。
コレ自体、悪いこととはいい難いですね。
むしろ相手のために心から行っているのであれば、それはきっと愛に近いものになるでしょう。
しかし、自分が人の迷惑になるのが嫌だ、という思いから生まれるそれは
「相手がどう思っているかどうでもいいから、自分は迷惑になるのは嫌だってば!」
という、頑なな自己主張のようなものになるわけですよ。
まま、自分が傷つきたくないわけですけどね。
*
このような頑なな自己主張を持っている男性こそ、今日のテーマそのもの。
モテそうなのに恋愛に興味なさそうなカレに近づいてみたら、実はカレはめっちゃガードが硬くて近づけそうにない。
とりあえず挨拶程度に私の好意を打ち込んでみたら(軽い右フックからボディーブローへのコンビネーション三連打程度で済ませたら)
散々「遠慮という拒絶」で鉄壁のガードでブロック。意外と腹筋鍛えているな、こいつって感じだったんですよ。
ならば・・・と思い、上空から軽く爆撃してみたら
カレは地対空ミサイルを用意して撃ち落とし、ホッとした表情をたたえながら去っていった。
で、また次の機会に(学校や職場などで)会うと、平然とした態度で「おはよう」と私に近づき笑顔を振りまいてきた。
もう信じられない!!!
そんな私の中に、次は逃げられない至近距離からバズーカ砲で狙い撃とうか、と考えてしまうのですが、私はどうしたらいいでしょう?
なんてお話につながるわけですよね。(もちろんこの話はフィクションですよ♡)
そんなお話を伺うたびに
「いやいや、そんな至近距離からバズーカなんてぶっ放したら、相手は『なんでだろう?』と本気で首を傾げながらマルコゲになりますから止めましょうね♡」
とお諌め・・・もとい、お話するのが僕の精一杯のご提案になるわけですよ。
まま、ぶっ放しちゃった後なら、それはそれで仕方ないわけですけどね・・・。
そういったお話を伺うたびに僕はこのようなお話を延々とお伝えすることになるのですよ。
「負担をかけたくない病」は「愛を受け取らない病」である。
人に負担を掛けることを「自分のために」嫌だと感じている人ほど、このような状態になっていることが多いものなのです。
悪意なく、時には善意で、人の愛情を的確に撃ち落とすのですよ。
そこには「自分が迷惑な存在にならないため」という大義名分が存在しているのです。
つまり、自分が迷惑な存在にならないために、人の愛を受け取らないのです。
それこそ誤解とも言えますが、まま、いわゆる自立のパターンのお話であり、そこにあるのは罪悪感そのものですよね。
ここでのポイントは、カレは「自分
のために」あなたの愛を受け取らないわけです。
いいですか、自分のために受け取らない、のです。
そこにあなたへのネガティブな評価はあまりないと言えます。
なのに、そこで彼が嫌がるような空爆を行うとしたら、それこそ本当に嫌われてしまいかねません。別の意味で拒絶され始めます。
そう。
急がば回れでございます。
鳴かぬなら、鳴くまで待とうでも、鳴くまで恫喝しようそうしよう、でもありませぬ。
ちょっと知恵を使う時が来ているのでございますよ。
愛を受け取らない人でも、全く受け取らないわけではない、という希望的観測もある
「とにかく人の直接的な愛情を受け取らない男性」であっても
それでもまだなんとか相手を貫きそう・・・もとい、相手に伝わりそうな愛し方ってのもありそうなのです。
それが優しさであり、理解であり、共感です。
多くの人はその心の奥底で
「愛して欲しい」「理解して欲しい」「認めて欲しい」
そう思っているものなのです。
ただこのガートが硬い男性に対しては
「私はあなたを愛していますよ」というメッセージを直接出してみても、きっとはねのけられます。
彼の中に「自分は人の負担になるんじゃね?」という自己概念(罪悪感)があるからです。
人の負担になるような自分が、人に愛されても困っちゃうなーと感じるのです。
もちろんそれこそ誤解なんですけど、しかし彼がそう感じている限り仕方ないわけですよ。
であれば。
その彼の「気遣い」を見て、彼の気持ちを少しでも理解して共感するのです。
「なるほどねー。
あなたはそう感じているんだね。
あなたはそうやって人に対して思いを伝えているんだね。」
すると人の好意を鉄壁のブロックで弾き返す彼も
「自分を理解してくれている=自分の味方」
に関しては心を開きやすいのですよ。
「自分のことをこんなに理解してくれるんだ、彼女は」
多くの自立男性って、ここが親密感の入口になっていることってすごく多いんです。
それぐらい、自分なりの意見・考え方に対するの理解には飢えていると思いますよ。
そもそも、自分の正しさややり方を突き通しながら生きているのが自立男性ですからね。
もし、あなたが彼にそう思わせることができれば、彼はゆっくりとあなたの話に聞く耳を持つようになるでしょう。
ここからでも遅くはないと思いますよ。
空爆・・・もとい、あなたの想いを伝えていくならば。
とかくガードの硬い男性には、まずこの信頼関係と心理的距離を近づける作業が重要だと僕は思うのです。
それからあなたの魅力なり、愛なり、慈愛を打ち込むなら、僕も何らお止めすることはないのです。
もう総力戦でOK、と思うわけでございます、はい。
*
人が人と距離を置いたり、人の好意を拒絶するには、やはり何かしらの事情があるものなのです。
「今、愛されても困る」と感じるタイミング、事情を持つこともあるでしょう。
もちろん自分の好意を拒絶されると傷ついてしまう僕たちですが、しかし相手の事情もまた無視できないものでしょうね。
恋愛、親密な関係になりたいならば特に。
それをも「しゃーないなぁ・・・」と相手を愛し包み込むことができるなら、きっとあなたは誰よりも愛し上手な人になれているのでしょう。
僕はそう思うのです。
もちろん、あなたが自分を疑う必要なんてありませんよ。
あなたなりの想い、愛し方を大切にしながらでOKなのです。
ただ「相手に届きやすい愛し方・接し方」を選ぶこと。
そんな発想があってもいいのかもしれませんね。
んー今日はこんな真面目な話にするつもりはなかったのですが、今日はこのへんで( ̄ー ̄)ニヤリ
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