恋愛・夫婦の心理学

半年後の自分が笑顔でいるために今できること 〜笑えない自分からの卒業〜

半年後の自分が笑顔でいるために今からできること

カウンセリングの現場にいますと、やはりご相談いただく方の多くが悩まれていて、だから「今は笑えない」といった状況にあることが少なくないんですよね。

その内容は多岐にわたり、失恋、離婚、仕事での失敗、挫折、自分の性格の問題などさまざまです。

もちろんその状態が悪いわけでもなんでもなくて、それぐらい必死になっておられるし、笑えない状態でも皆さん毎日頑張っておられるわけで、僕もお力になりたいなぁと思っているところなんです。

ただ、今、笑えない状態であると、ついつい物事をシビアに見すぎてしまったり、なにより自分を疑ってしまうことが多いようなんですよね。

だから、気持ちが滅入ったり、ついつい緊張状態が続いてしまい、気持ちの余裕がなくなったり、これからの自分がいい方向に向かうとは思いにくくなってしまうこともあるようです。

 

そんなとき、僕が「こういったことを考えてみるといいですよ」とお伝えすることがあるのですね。

今日はそれをご紹介したいと思うんです。

今が辛いのは「それだけのことが起きた」と考えてみる

「失恋ぐらいでこんな状態になるなんて」
「この程度のことはみんなが経験することなのに、私はこんなに傷ついている」

これ、カウンセリングの中で伺うお声の一つです。

例えば、恋愛にはいつも別れのリスクがあるって自分でもわかっている。愛し合える喜びを享受できる場合もあれば、残念ながら痛みを感じる場合もあるのに、実際に別れを経験するとすごく辛くて苦しい。

例えば、誰だってミスはするし、その経験から学んでいくこともたくさんあるはず。なのに私は、ひとつの出来事ですごく辛い気持ちを抱えてしまう。

そんなご自分の今を否定的に見つめている方もいらっしゃるかもしれません。

ただ、辛いときに自分を否定的に見ると更に辛くなります。たしかに一時的に自分を責めると痛みや苦しみを感じないように思うこともありますけど、やっぱり傷つくし、自己嫌悪が強まりやすいです。

だから、もしあなたにとって苦しい状態があるならば「私にとってそれぐらいのことが起きた」と考えてみていいと僕は思うのです。

傷ついている自分が悪いわけではない、と考えてみることです。

そして、今の自分と他の誰かと比較する必要もありません。

「友達の〇〇ちゃんだったら傷つかないのに」なんて風に考えてしまうこと自体、友達を使って自分を責めていることなので、まぁ気持ちはわかりますけどちょっと横においておきましょう。

カウンセリングの中でも「すぐ傷つく自分が嫌だ」というお声を伺います。その気持ち、個人的に分からなくもないのです。

ただ、傷ついてしまうにも理由があります。その理由を無視して自分を責めると抜け道がなくなっちゃうんですよね。

確かに傷つかない自分になれれば楽かもしれません。ただ、そうなれない自分を責めても傷つかない自分になることは難しいと思いませんか?

傷つくものは傷つくのです。

そしてその傷つく理由も、傷ついてしまう心の感度も人によって違うものです。

だから、今の自分をいい意味で受け容れることって大切だと思うのですよ。

ちなみに、もし多少のことでも傷つかない自分になることに意味があるとしたら、それは最愛の人のため、守りたい誰かのため、なのでしょうね。

しかし、今、自分が苦しいならば、その自分を立て直したり、丁寧に癒やすことが優先されるべきことではないでしょうか。

その癒やしを通じて「多少のことで傷つかない自分」を目指していけばいいのではないでしょうか。

自分なりに与えたこと・愛したことを思い出してみよう

さて、ある程度、辛い感情と上手に付き合う時間を過ごすと「それだけのことが起きた」と思うだけでは、なかなかスッキリ感が得られなくなることがあります。

このあたりからココロの様子も少しづつ変わってくることが多いものです。

実は僕たちが傷ついたり辛い気持ちを抱えるのは「自分が誰かの幸せを願っていたから」という場合がとても多いのです。

だから、自分の中にある「誰かへの思い」「与えたい気持ち」をしっかり認めて解放することができずにいると、それはそれでまたモヤモヤしたり自分を疑う理由にもなりやすいんですよね。

この状態になると「自分なりに与えたこと・愛したことを思い出してみる」なんてことが効果的に働くことが多いです。

自分なりに持っていた与えたい気持ち、愛したい気持ちに気付いて、それを認めて受け入れていく感じですね。

これはブログ掲載OKの話。

以前カウンセリングの中で、パートナーのために頑張って関わったのですが、ひどく傷つけられたことでひどい自己不信に陥っていた方とお話をさせてもらったときのことです。

その方はパートナーに対して強い怒りも恨みも抱いていました。もちろんひどい悲しみとともにね。

この状態を見ると「それぐらい傷ついたんだな」とよく分かりますよね。だから笑えなくなってしまっているんだ、と。

ただ、この状況が続くとなると、彼女を見てこのように思う人も出てきませんか?

「いつまでもそんなに怒るなよ」「気持ちはわかるけど恨まないほうがいいよ」と。

そう思いたくなる人も少なくないのかなと思いますし、きっとそのご本人も怒りや恨みなんて持っていなくないと思っていたのでしょう。

が、僕はその怒りや恨みを否定的に見てはいなかったですよ。むしろ、それこそが大切な自分の気持ちに気づくキッカケになるだろう、と見ていたんです。

「ねぇ、そりゃ恨むし、ムカつくし、怒りも感じますよね。それぐらい本気だったのはあなたでしょうから。悔しいし、何をどうすれば気持ちが晴れるのかわかりませんよね?

だったら、あえてこう考えてみてはどうでしょう。

あなたはそのパートナーに何を伝えたかったんでしょうか。今は怒りや恨みになっているその気持ち、そもそもはどんな気持ちだったんでしょうね。」

そこからの彼女は嗚咽しながら、そのパートナーに伝えたかったことを僕に教えてくれましたよ。

あなたと幸せになりたかった、とね。(これはもう泣ける話です、ガチで。)

彼女にとってそれを(僕の前で)表現することは「私だけが惨めで負けを認めること」のように思えていたようなのですが、僕からするとそうじゃないわけですよ。

最後までパートナーのことを愛そう、自分なりの気持ちを伝えようとしたのは、その方ご本人なのですから。

「よう頑張ったね」と伝えたい気分になるわけですな、僕としては。

上手に愛せたか、尽くしすぎなかったか、辛いのに無理をしていなかったか。

それは今後扱うべき課題であって、問題ではないと僕は思うのです。

そうではなく、彼女が本当にパートナーのことを考えて、どれだけ辛い気持ちを抱えても彼女なりの気持ちを表現しようとしたことを、僕は大切に扱いたいし、彼女にもそう扱ってもらえるようにと考えていたわけです。

ねぇ、そこを否定したら、もう自分の中に何も残らないって思いません?

そんなバツを自分に与えるべきじゃないって思いません?

僕なりになんとなく、そのあたりの気持ちの動きが(僕なりに)理解できるような気がするから、ってのもありますけども、やっぱり自分の最も大切な気持ちを自分で否定するとしたら、そりゃ笑えないし、めちゃめちゃしんどいと思うんですよね。

また、これはたとえば「自分のプライドを捨てられずに恋人を傷つけたというケース」であっても同じなのですよ。

確かにプライドを捨てられなかったのは自分なのでしょうが、その内面には「自分のプライドよりも恋人を大切にしたかった」という気持ちが存在していなければ、恋愛から遠ざかったり自分を責めることもないのでしょう。

それぐらい「愛せない」「気持ちが伝わらない」ということは苦しいこと。

だから、僕は「自分なりに与えたこと・愛したことを思い出してみてください」とお伝えすることがあるんです。

今という現実、起きた結果も大切なことですが、それだけじゃなくて、あなたの心のあるとても大切で価値のあるものを自分で壊さないようにしてもらいたいのです。

そんな願いを込めながら「自分なりに与えたこと・愛したことを思い出してみてください」とお伝えするのです。

「私は何がしたい人だったのか」を思い出せればかなり楽になっているはず

このようなプロセスを経て「私って何がしたい人だったのか」を思い出すことができるようになると、随分と心は軽くなっていると思いますよ。

そもそも自分の中に愛情があったことを思い出し、それには素晴らしい価値があると見つめていくことができる状態になって、初めて笑えるようになっていきますからね。

辛いときに「私がしたかったことは?」と考えると、おそらく「でもできなかった」「伝わらなかった」と感じて自分を責める理由になりかねないんですよ。

だから、実際のカウンセリングでは感情の解放をしながら、徐々に癒やしを進めていき、感情を整えていくことになるんですけどね。

また、このような笑えない状態から笑える自分になっていくプロセスって一定ではないんですよ。

「私、もう大丈夫かも?元気になれたかも?」と思っていても、次は「やっぱりまだ全然ダメだった・・・」と感じることは普通におきますよ。

一進一退を繰り返しながら前に進んでいきますから、できれば今だけを見て一喜一憂しないようにしたいところですね。

最後に

実際のカウンセリングで「なぜ私は相手の幸せを願えないのか」というお声を伺うこともあります。(こんなの私らしい私じゃないというお声とともに。)

そういったお声を僕に届けてくださる方には、その声で自分を責めちゃうし、それまたしゃーないことですけど、また責めないように考えてみてくださいね、とお伝えしています。

僕たちはそんなに器用に感情を扱えないものです。

ただ、自分の辛さを押し殺そうとしてしまえば、あなたの愛情も良い部分も封印しかねないですからね。

だから、今感じることから丁寧に気持ちを紡ぐこと。

ゆっくりとでも着実に前に進むことが、あなたがもう一度笑えるようになるためのプロセスです。

半年、1年後の自分が笑顔でいるように、今を大切に過ごしたいですよね。

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