恋愛・夫婦の心理学

「私なんて・・・」という思い そのメリットとデメリット

「私なんて・・・」という思いにも意味があるとしたら

カウンセリングサービスの浅野寿和です。いつもありがとうございます。

例えば

  • 辛い失恋や別れを経験したとき。
  • 仕事などで大きな失敗をしてしまったとき。
  • 大切な人を本意ではないけれど傷つけてしまったとき。

ついつい出てくる「私なんて・・・」「オレなんて・・・・」という気持ちと言葉。

これにもメリットとデメリットがあるとしたら、それはどんな意味だと思います?

『「私なんて・・・」という言葉が出てくるなら、そこにも意味があるから、しゃーないし、否定的に見ないことですよ。

ただ、今のこの状態を長く続けるとデメリットが出てくるので、しっかり自分を癒やしていきましょうね。』

僕はなんて考え方をしているんですよね。

だから「私なんて・・・」という気持ちを無理に止めることのデメリットも考えますし、しかし長く使い続けることのデメリットも考えるんです。

今日はその辺のお話をば。

「私なんて・・・」は現実に対応するためにある?

例えば

  • 辛い失恋や別れを経験したとき。
  • 仕事などで大きな失敗をしてしまったとき。
  • 大切な人を本意ではないけれど傷つけてしまったとき。

これってなかなか素直には受け入れがたい状況ですよね。

僕たちがそこで感じる不安を軽減しようとするとき

無意識的に「私なんて・・・」という思い・観念・言葉を使うことがあるんです。

「私なんて・・・」って言葉、どこか自分を責める気持ちだから、あまり使いたくはないですよね。

しかし、私なんて・・・という言葉を使うことで、今感じている不安や痛みを軽減しようとしている場合もあるのです。

これが「私なんて・・・」という言葉のメリット、とまではいいませんけど、効果なのでしょう。

むしろ、自分にとってあまりに大きな出来事が起きたなら、それを使わないほうが苦しい、ということもありえるんですよ。

もちろん自分の中でも

「私なんて・・・」と思い続けている自分が嫌だ、と思っても、そういった気持ちが溢れてくることもあるでしょう。

そんなときほど、僕はそれこそ「しゃーないことですよね」と見つめるんです。

その自分を責めるような気持ち、言葉が、今は必要な状況だからそうなってしまうのでしょう。

また、あなたの大切な友人から「私なんて・・・」という言葉を聞いたなら、きっと励ますことが多いでしょう。もちろんそこには善意しかないですよね。

「そんなことないよ」
「もっと前向きな気持ちになろうよ」

しかし「私なんて・・・」という言葉が不安を軽減する目的で使われているならば、それを止めることもまた辛いことなのです。

人には「辛い出来事をバネにして、前向きに生きる」事ができる人もいます。

そういったタイプの人にとって「私なんて・・・」という言葉を使っている人を見ると、若干モヤモヤするかもしれませんね。

ただこの「辛い出来事をバネにすること」も、「私なんて・・・」という言葉を使うことも

形は全く違いますけど心理的な防衛とみることができます。

今、目の前の友達には「私なんて・・・」という言葉を使わざるを得ない事情があるわけですから、それはそれとして寄り添っていくことも愛情や友情といえるのかもしれませんよね。

長く続けるデメリット

ただ、「私なんて・・・」という思いや「私なんてモード」を長く続けることにも確かにデメリットはありそうです。

自分を否定的に見ることで不安を軽減しているにしても、やっぱり一時的であるほうがいいでしょう。

あまり長く続けると「私なんて・・・」という自己否定感ばかりが強まったり

何か不安があるために自分を責めてしまうパターンが身についてしまうこともあります。

自分の使っている思い、言葉は、時分のイメージに強力に作用しますからね。

もちろん既にパターンがあるなら、今からその癒やしを考えていけばいいだけなんですけどね。

ただ、ひたすらに「私なんて・・・」の連用は避けたいですね、というお話です。

失恋にまつわるカウンセリングでよくお伝えすること

『最近失恋を経験し「私なんて・・・」という言葉ばかり浮かんでくる。』

そんなお話を伺うことがあります。

それだけのダメージがあるのでしょうから、今を大切に自分を労っていきたいところですよね。

ただ、多くの人がなぜか「私なんて・・・」と思うがゆえに無理をしようとしてしまうことがあります。

もちろんこの経験を学びやバネに変えるという意味ならば、まだ理解できるんです。

しかし「私なんて・・・」という気持ちを別の意味合いとして強化するような、対人関係のトラブル、親とのケンカ、友達関係との分離などを引き起こしてしまうケースもあるんですよね。

そして、対人関係などがうまくいかない自分を更に責めるような思いを持つようになる。

こうなると失恋の経験で抱えた不安やダメージとは別の自己嫌悪や自己否定の理由をもつことにもなりかねません。

そんなときほど

んー今は無理をしないでおきましょう。

今の自分にできることだけでいい。

それぐらいの考え方でちょうどいいことが多いんですよ。

そもそも大きなハートブレイクを体験すれば、それだけでやっぱり自分を信じられなくなったり、不安にかられることは起き得ることです。

だから、今が大事なんですよね。

例えば、足を骨折しているのにマラソンに出場しようとする人はいないはずなんですが、どうも心の話となると、骨折レベルのダメージなのにまたダッシュしようとする人がいるとかいないとか・・・。

ここで無理をしすぎて目的を見失うと、もっと切ない気持ちになることもありますからね・・・。

まま、失恋や辛い出来事の後ほど、つい仕事などに没頭して忘れたくなるときでもあるとは思うんですが、それはそれとして、ちゃんと自分の癒やしを進めたいところですね。

特に、もうひとりで抱えないこと、人に話す、分かってもらうことには大きな効果はありますよ。

実は言いたいことが言えないタイプじゃないですか?

ここからは若干余談に近いんですが・・・

実はこういったご相談をいただく方ほど

「本当に大切な(親しい)人に、言いたいことを言おうとすると罪悪感や遠慮を感じて言えずにいる」

そんな場合が少なくないようですよ。

ま、普通の話はできるけれど、大切な人に本当に言いたいことを伝えることに躊躇する方が多いようです。

心理学の中には「自己への向き換え」なんて言葉があるんですけどね。

これは「相手に向けている感情を、自分に向き換えること」を意味します。

例えば、

本当は「この関係がダメになったのは彼が悪い部分もある」と思っているんだけど、

その「彼が悪い」という部分がうまく意識できずにいるので、結果的に自分自身を責めてしまう、なんてケースがそれに当たります。

その結果、何でもかんでも私が悪いんだ・・・

つまり、「私なんて・・・」という気持ちが湧いてくるのです。

だから、恋愛相談を友達にしたとして

友達から
「それ、彼も悪くない?」という意見が出たときに

なぜか「自分が悪いんだ、そう責められているんだ」と解釈してしまう人もいるとかいないとか・・・。

この「向き換え」も心理的な一つの防衛、なんですよね。

向き換えを行うことで、何かしらの不安を軽減しようとしている、という意味で。

もちろんそうなってしまうにも事情がありますけどね。

一例としては、意外と昔から(家族の中でも)自分が悪いんだ、と感じることが多かったなんてことも少なくないんです。

その周囲にはご苦労されている家族がいたり、親密感や安心できる環境を享受できなかったり、いろいろ事情があることが多いんですけどね。

もちろんこの辺はケースバイケースの話ですけれど

もっと深いレベルの癒やしとしては、今の家族関係を見つめたり、過去の心理パターンを見つめて癒やすことが効果的な場合もよくあるんですよね。

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