日常に使える心理学

人から警戒されたり、嫌味を言われやすい私

全く悪意なんてないのに人から警戒されたり、嫌味を言われやすい私

udegumi

まぁ毎日がうまくいっていて、日々充実感を感じられていれば思わないのかもしれません。

ただ、生きていると「なんだかうまくいかないなぁ・・・」と感じることもありますよね。

そんなとき、ちょっと虚しい気分になって

「私、毎日頑張ってるし、間違ったことも悪いこともしていないのに、どうしてこうなっちゃうんだろう・・・」

そう感じることってあるのかな、と思うのです。

もちろんその気持ちを表現することは稀、なのかもしれません。

「はぁ・・・」とため息をついて、悶々としたり、虚しい気持ちが湧き上がってきても、それを自分なりに切り替えて「また頑張ろう」と思うことのほうが多いのではないでしょうか。

カウンセリングの現場でも、意外とこのような「心の声」はお聞きします。

「私なりに頑張ってきたんだけど、うまくいかなくて。どうしてなんでしょう、私、何か間違った部分があるんでしょうか・・・」

多くの人が感じているけれど、しかし表現しない切ないお気持ちを話してくださる。

それってとても大切なことだよな、と僕は感じています。

そもそもネガティブな感情って、抱えておくと毒になるだけってこと、意外と多いんです。

ネガティブな感情は、その使い方(人を理解するツールだとかね)を知れば役に立ちますけど、自分の内面で抱えておくとマイナスの効果ばかり生むことが多いので。

あなたが頑張っていること。
あなたなりに取り組んできたこと。
そこに込められたあなたの気持ち・思い。

きっと間違いなんかじゃないんです。

そう僕は考えるのでほぼほぼ「あなたが間違っているとか考えなくていいと思いますよ」とお伝えすることが多いんです。

あなたがあなたなりに頑張ってきたそのプロセスをあまり否定的には見つめないんです。

ただ一つ、気になることが残っているともいえます。

そのあたりが「全く悪意なんてないのに人から警戒されたり、嫌味を言われやすい問題」として表面化してくる部分です。

自分は間違っているの?と考える意味

例えばね・・・

「私、毎日頑張ってるし、間違ったことも悪いこともしていないのに、どうしてこうなっちゃうんだろう・・・」

僕たちがこう考えるとき

その根っこでは「どうすればいいのか?何が正しいのか?」という価値観のもとに考えられていると思うんですね。

「どうしてこんなに虚しいのか、切ないのか・・・それって私の何か間違っているってこと?」

そう考えてしまうから、逆に正しさ・正解が欲しくなる感じなんですよね。

と同時に「何が悪い(間違っている)のだろう」と考え込んでいる状態ともいえるわけです。

そもそも「何が問題なんだろう・・・」と考えること自体が悪いわけじゃないんですけど

「はぁ、どうしてこうなっちゃうの?何が間違っているの?」という考え方をしていると

自分が悪い、か。

自分は悪くない、相手(周囲)が悪い、か。

その答えを求めている感じになっちゃうんですよねぇ。

だから、何か切ない出来事がおこると

「私なんて」という気持ちが湧き出してきやすいですしね。(つい自分が悪いんだと思いすぎるので)

そう思うことが辛くなってくると

「・・・あんな言い方をした友達が悪いでしょ?」
「私に冷たくしたあの男が悪いんじゃんね?」
「あの人にもう一度気持ちを分かってもらわなきゃ気がすまないし!」

といった風に感じるようになるわけですねぇ。

つまり

「私、頑張ってるし悪いことなんてしていないのに・・・」という思いは

自分が悪いか、それとも自分以外の何かが悪いのか、という答えしか導かない、ということ。

もっと楽で楽しい毎日を送る秘訣を探しているようで、そこにフォーカスできていなかったりしますよん、というお話です。

ちなみにこの考え方自体、きっと心理的防衛です。

ただ、この防衛方法を使っていると、幸せになるための答えが出てこないことって意外と少なくないのかなと思います。

つまり、防衛にはもっと自分に優しい方法だってありますよん、という話なんですけどね。

3.誤解されやすい人になってませんか?

このように考えている人ほどなにより人に誤解されやすいよな~と僕は思っています。

この発想にハマっているときほど、人はあなたを警戒する事が多いようですよ。

あなたの周囲にもいませんか?

「あぁ、もうやってられないわ、こんなに頑張っているのに・・・」

そんな口癖を持っている人。

この人のそばにいると、なんだか自分が責められているような気分になることありません?

もちろん口癖を持つ本人も、そもそも何かを悪者にしたり、誰かを責めたいわけじゃないと思うんですね。

できれば毎日楽しみたいし、楽にやっていきたいと思うはず。

ただ、この口癖を持っている人ほど、何事も「何が悪いんだろう?」という部分にフォーカスするクセがあるのですよね。

だから、その人の近くにいると「自分が直接責められているわけじゃないんだけど、なんだか責められている、疑われているような気分」になるんです。

それは「自分が悪いわけじゃないのに・・・」と考えているだけでそうなります。

「私の何が間違っているんだろう?」という考え方で前向きになろうとしている場合も同じです。

そもそも「自分が悪くないはずなのに・・・」という思い・気分には

「じゃ、何が悪いんだよ」という答えが出ないと整合性が取れないですから。

だから「その癖のある人のそばにいるだけで自分が悪いと言われている気分になる」のです。

その結果、人が近くにいなくなったり、陰口や嫌味を言われたり・・・なんて悲しい出来事がおきてしまうわけです。

それもこれも「何が悪いの?私が悪いの?」という思いを使い続けているからおきること、と考えられるんですよ。

4.悪者探しをやめて自分を癒やすこと

ついつい「こんなに頑張っているのにどうして、なんで?」という思いが出てくるとき。

実は僕たちは悪意なく「悪者(何が悪いのか)探し」をしている。

まずそこに気づいてみてください。

自分が悪いのか(間違っているのか)

そうでなければ何が悪いのか(間違っているのか)

そう考えるクセをできるだけ手放すことです。

自分は自分なりに頑張っているなら、それでよし、なのです!

優しさをもって自分を見つめることなんですね。

慣れていないとなかなか抵抗感があるかもしれませんが、一つ一つ自分を見つめて、いい悪いではなく、認めていくこと。

それは

自分なりに頑張ったこと、思いを込めてきたことでもいいでしょう。
今の悲しさ、虚しさでもいいでしょう(感情の解放ですね)
自分自身の存在、という意味でもいいでしょうね。

一つ一つ、間違ってないよ、ではなく「それでいいんだよ」と感じていきましょう。

それこそ癒やしですよね。

この延長線上に「気持ちを楽にして、毎日を楽しめている自分」が待っています。

そうなれば、人もあなたを警戒する理由がなくなりますから、あまり妙なことは言われにくくなりますよ。言われたとしても一時的な嫉妬程度で終わるはず。

できれば、僕たちカウンセラー以外の人に「私が間違っているってことなんですか?」と食い下がらないことですよ♡

さらに人に誤解や警戒をされますからねぇ・・・(遠い目)

そう思っているのは「まず自分だったんだな」と気づいていきましょう。

そのクセ、心理的な防衛方法を手放して、自分を許したり、今の自分を認めていくこと、その一歩一歩が新しい自分の扱い方になるようにしてみてくださいな。

***

そう、最後に手前味噌な話で申し訳ないんですけど

最近、あるクライエント様からこんなお話を伺ったのですよ~。

『浅野さんのカウンセリングって、そもそもの悩み・問題が解消するだけじゃなく、「何が悪いのかの問題探しの意識が手放せる」から毎回来ています』

・・・嬉しいっす♡ありがたいっす♡

そして、嬉しくて泣けるっす・・・(T_T)

悩みを持つとついついその理由を探りたくなりますよね。

僕もこのブログでは、読者の皆さんに少しでも不安を手放していただきたいなと思い、そのあたりの心理分析・解説を重点的に行なっています。

ただ、それが僕のご提供している癒やしとはちょいと違うようです(本人あまり自覚なし?)

まぁ転んでもただでは起きない人生が大好きな僕としては

「悩むのは仕方ないこと。

ただ、どうせ悩んだのなら、これをきっかけにもっと楽になってくださいねー」

なんて考えているのは事実で、来月もそんな癒やしのセミナーを開催しますよ!

あなたを深く深く癒やしますので、ちゃちゃっと申し込んでくださいませねー!

しかしその僕の思いを、僕以上にクライエント様のほうが理解してくださっているとは・・・すごくありがたい話です。

本人としては、そんなテクニカルなことをしている自覚はないので、ご感想をいただけると更に僕のモチベーションが上がってしまいますよねぇー。

ま、それだけ自分のことは自分ではよく分からず、一応「わかった風」に見せているってことなんでしょうか(遠い目)

まぁでも、自分のいいところって、自分以外の人が教えてくれることって多いんですよね。

だから人って素晴らしい。

もうみんな大好きです(笑)

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↑これは昨年12月・池尾カウンセラーとコラボしたWSの様子・・・いや、ネタ写真です(笑)

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