恋愛・夫婦の心理学

犠牲的なパートナーシップとその心理的背景

犠牲的な恋に終止符を打つために

カウンセリングサービス・心理カウンセラー浅野寿和です。

いつもありがとうございます。

さて、今日は「犠牲」の話を少しばかりしようかと思います。

恋愛でも対人関係でも、時には仕事でも「犠牲的」になってしまってつらい思いをされている方のお話はたくさん伺います。

犠牲的な恋に終止符を打つ

相手に合わせすぎてしまう、尽くしすぎてしまう。

そこまで耐えなくても良くない?と友だちに言われても、なかなか耐えることを手放せない。

いわゆる「犠牲的?」と思えるような恋、についてのお悩みですね。

本当はこんな状態を望んでいないけれど、ついなってしまうという恋愛のパターン。

その裏に潜む心理って「過去の(依存的だった)自分を許せない」だったりするんですよね。

僕たちはある意味で「わがまま過ぎる?」と思えるような時代を過ごすもの。

特に思春期あたりがそれにあたりますけどね。

思春期と限らず、会社で言えば入社してしばらく経過し、仕事を覚えはじめた頃。

恋愛や結婚であればちょっと二人の情熱が落ち着いて「今までの扱いと違くない?」と思い出す頃。

そんな、どうにも自分のニーズが吹き出してしまうこともあるわけですが・・・。

そんな時期を過ぎて自分も少し落ち着きを取り戻し

「うーん、私ってわがままだったかも?」と自分を顧みて反省する時期があるんですよ。

まだまだ子供だったな・・・とか。
まだまだ未熟だったな・・・とか。

すると、過去の自分を否定的に見てしまうことがあって、ついつい自分を恥じちゃうんですよね。

そして「自分が間違っていた」という気持ちを強めて、自分を律するようになります。

ただ、この感覚が強すぎると「何をやっても自分はダメ」と思うようになりやすく

「自分が頑張らないと」
「〇〇してほしいと思う自分が悪いのかな」
「できない自分が悪いのかな」

と思いつづける人が出てくるのです。

それが恋愛や夫婦関係の中で出てくると、いわゆる犠牲的な関係になるわけです。

何が起きても「うーん、やっぱり自分が悪いのかも?」と思うようになるといいますか。

たとえ対等ではない(と客観的には思える)関係性でも、私の頑張りが足りないのかな~と常に感じて頑張っちゃう、けど、結果が・・・といった感じになることもあるようですよね。

 

自分を否定的に見ると・・・

もし、ですよ。

「自分はうまく愛せないかも」「今のままでは彼の迷惑になるかも」など、必要以上に考えているとしたらの話・・・ 。

そんなとき、周囲の人から

「頑張っているね」「あなたのいいところはここだよね」といわれてもなかなか受け取れず、自分の中の疑いが消えないことってないですか?

「え?本当にそうなんですか?」
「でも私はそう思えないんです」
「私、まだまだって思うんです。」

といったふうに思いやすいのです。

それは謙虚な態度のようにも思えますが、人によってはガチでそう感じているケースも多いんですよ。

先に書いた「未熟だった自分への戒め」のような意味合いで、自分のことを評価しないようになっているんですよね。

逆に

「いやーキミは本当にしょぼいね」
「キミが足を引っ張ってる」
「僕にとってキミは迷惑だ」

と言われると、自分が感じていることと、人の話していることが一致して、ある意味心が納得するのです。

もちろん、実際に否定的なことを言われれば凄く嫌な気分になりますし、そもそもは望まないことですけどね。

ただ、そう言われることを望まないからこそ「自分が頑張らないと」と思い込んでいる部分ってありません?

どこか、ダメな自分がバレてしまうことを怖れる、って感じ。

なぜか「自分の中で自分を疑う」ほど、こういった自分にメリットのないような出来事が起きます。

好意的な意見を受け取れないし、否定的な意見になびきつつ、グサッと心に突き刺さる。

頑張っても頑張ってもなんだかいい結果が手に入らない。

そんな状況が続いてしまうんですよね。

どこか自分の「できない」を受け入れていないので、自分のこともなかなか許せないし、人の言葉で自分の感情が揺さぶられてしまう状態になるのです。

自分の中で、「できない」ということを認めてあげてもいいのですけど、どこか過去を反省している分だけ、なかなか楽な道、を選ばないようになっているといいますか。

だから「できない自分」を嫌わないであげてくださいね、なんて話になるわけですよ、カウンセリングでは。

ここ、やりすぎると完璧を求めてしまい苦しくなりますから。

 

そもそも、かつての反省から自分を認めない姿勢を持つことも、一つの成長プロセスと言えますけど、ある意味みんなそういった道を通って成長していきますし、わがままだったり、何もできない自分がすべての問題を作っているわけでもないわけです。

むしろ、大人になればなるほど「できない自分」が人の役に立つこともある、と僕は思うんですよ。

 

できない自分がいるから、人はあなたを愛せるし、人はあなたの役に立てるという意味で、できない自分にも意味があると思うんですよね。
 

できない自分を受け入れたい、しかし・・・

しかし。

万が一の話、自分の欠点を責め続けていたり、自分の人生の困難の理由を「できない自分」に求めているとしたら。

どうやっても自分を許せず、人の愛情も支援も受け取れないし、できない自分を叩きのめして、その存在がなくなるまで自分を責め続けることになるかもしれません。

まぁ、そう思う気持ちも分かるのですけどね。

どこか「未熟な自分」「できない自分」を敵にして、嫌って、自分の中でぶっ叩くと、犠牲的な恋愛パターンって続いちゃうんですよね。

でも、私達は完璧じゃないですよね。

何かしら「できない自分」というものは常に存在するものですから、できないことを受け入れていくほうが前向きな選択になることが多いものです、特に大人になってからは。

しかし、いわゆる「いい人」「真面目な人」「誠実でありたい人」ほど、できない自分を叩いてしまうので、なかなか「できない自分」を受け入れられない度合いだけ、苦しいけれど頑張り続けてしまうこともあるのかもしれません。

つまり、犠牲的な恋愛パターンの根っこにあるのは「未熟だった自分へのバツ」だったというケース、多いんですよ。

特に何度も同じような苦しい恋愛パターンを続けているなら、できない自分を受け入れられずに苦しんでいる、なんてケースが多いんです。

あなたはあなたとして素晴らしいけれど、それがなかなか受け入れられない、みたいな感じでね。

だから、コツコツ自分と向き合って、いい自分・できない自分、双方受け入れていく、というプロセスが、犠牲的な恋愛パターンを癒やす鍵になっていくことも多いんですよ。

もちろん

「パートナーには「できない私」を愛して欲しい。

だって私はパートナーの同じ部分を受け入れているのだから・・・」

そんな思いを持つ方もいるかもしれません。

が、パートナーも「できない自分」を嫌っているタイプだと・・・うーん、そこが難しくなるんですよね。

ここがパートナーシップの難しいトコロ、ともいえますね。

お互いが同じような歩みを進められればいいですけどね・・・。

 

できない自分は「何かをやりたかった自分」かもしれない

また、この「できない自分」に関して、こう考えることもできます。

それほどまでに「できない自分」を嫌うということは、

そこに「自分がやりたかったこと」が存在する可能性が大いにある。

 
たとえば、人を愛したかった、誰かを助けたかった、誰かの役に立ちたかった・・・

 

そんな思いがあるから「実際にそれができない自分を嫌う」こともあるでしょうから。

 

ならば、そんな「過去の自分」を一度許してみてもいいかもしれませんよね。

本当にあなたがやりたかったことは何でしょう。

あなたは一体、誰に、どんなことを与えたかったと思っていたのでしょう。

できるできないに関わらず、あなたが成し遂げたいと願ったことは何でしょう。

あなたが近くにいる大切な人たちに見せたかった自分とは、どんな自分でしょう。

そんな自分に気づきながら、自分の本質、自分が誰のために何を与えたかったのかを知ることは、深くあなたを癒やす気づきになると思いますよ。

その上で、自分が本当にやりたかったことを「やる」と決めることも効果的です。

これも犠牲的な恋愛や対人関係を突破する一つの方法だと思うのです。

もし自分にやりたいことがあるなら、それをやらないことがストレスになっていることも凄く多いと思うんですよね。

この「やりたいこと」には、実際に手をつけたほうがいいことも多いものですよ。

あなたは昔、何をしたいと願っていたでしょう。

未来、どんな自分でありたいと願っていたのでしょう。

あなたが心からやりたいと思っていることってなんでしょう?

その気持ち、どこかで遠慮していませんか?

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