ほぼ30代からの心理学

アラサー以降の「人目を気にする」には深い事情が隠れている ~SNSへの近況アップをためらうという事例から~

アラサー以降の「人目を気にする」には深い事情が隠れている

カウンセリングサービス・心理カウンセラー浅野寿和です。

いつもありがとうございます。

さて、今日は「SNSに近況をアップしようと思うけど、ときどきためらってしまいます」という話がお題。

先に今日のネタのタネを書いちゃいますと、いわゆる「人目が気になる」という話なのです。

が、それは「自分を隠したいからですね」「恥ずかしいからですね」といった着地点だけの話なら、僕もネタにはしないんですよねぇ(遠い目)

これ、よーく見つめてみると実は「歓迎すべき自分の成長」の影響もあると思うのです。

今日はこの深い事情について語りたくなったってわけでございます。

特にアラサー以降の皆さんに読んでいただきたいコラム。

よろしければどうぞ。

 

アラサー以降の「人目を気にする」には深い事情が隠れている

いわゆる「人の目が気になってしまって言いたいことが言えない」というご相談は、あらゆる世代の皆さんから伺います。

つい人にどう思われているだろうか、と気にして

人に合わせすぎて疲れてしまった
好きな人に思いを伝えられません
仕事上で支障が出ているので、そんな自分を変えたいです

というお話などがそれに当たりますね。

ただ、今日はこういった意味での「人の目を気にする」という話を書こうと思ったわけじゃございません。

そもそも「人目を気にするタイプじゃなかった」という方が、急に人の目を気にし始めるというケースを扱いたいのです。

『20代は自分らしさ全開。

自分の思うように生きてきたし、自分を見失ったことはない。

好きなことをして、好きな仕事をして、好きな人のそばにいて。それが普通だった。

友達なら自分のことを隠さず話せたし、相談もできた。

そんな私でいることがある意味普通だった。

ただ、最近ふっと「自分を表現すること」に抵抗感ような感覚を覚えることがある。

その一端がSNSの投稿。

インスタやFacebookに近況をアップしようとするときに「これ、どう思われるだろう?」と考えるようになってきた。

たとえば、私が友達と遊びに出かけて楽しそうにしている写真をアップするとき、ちょっと躊躇する。

「これ、私が独身だから楽しんでいるんだよね」

と思われているんじゃないか、となんとなく気にするようになった。

SNSでつながっている同世代の友達は、今、子育て中だったり、結婚している人が多いのが理由。

いや、相手が誰であっても、私を知る人なら「独身だから遊んでんだね」と思われてるんじゃない?と気にしてしまう。

昔はそんな私じゃなかったのに、今はついつい・・・。

といったお話ですね。

ひたらく言えば「そもそも人の目を気にするタイプではなかった人が、気にし始めるパターン」もあるでよ、ということです。

 

心の成長課題は年齢にとって異なる

まぁこんなことを理屈っぽく書くのもどうかと思うんですが、それも仕事の一つなので、理屈をこねます(笑)

たとえば、20代前半とアラサー世代のみなさんでは、心の「成長課題」が異なるのですな。

10代後半から20代前半は、自分の興味先行の時代とも言えそう。

自分のやりたいことを実現することが何よりも優先されます。

その行動動機は、いい意味での「欲」のようなものです。

あれもしてみたい、この人に興味がある、こんな自分になってみたい・・・

そういった欲が強く出てくる時期でもあるんですよね。逆にあまり欲しいと思えないものに、大して興味を持たないという側面もあるわけです。

僕もたまーに20代前半の女性と話す機会が(プライベートで)あるんですけど、話を聞いていると「強いなー」「グイグイいくなー」と思うことが多いですよね。

むしろ僕が落ち着きすぎた話をすると「そんなに欲がないってヤバくないですか」と言われてしまいそうな雰囲気(笑)

一方、いわゆるアラサー(僕の表現では”ほぼ30代”)以降の皆さんの行動動機は、いわゆる「ほしい」という欲もありますが

「ほしい」という欲が、「与えたい」「愛したい」という欲求に変わっていく感じなんですね。

たまにアラサー以降の男性が「いやー子供ほしいんだよね、育ててみたい」なんて言葉を話すこともあれば、自分の甥っ子・姪っ子ちゃんが生まれると、めっちゃ可愛がる人がいる、なんて話もありますけどね。

なにか自分の愛情を注ぐ対象がほしい、と思うようになるってところが、20代前半の頃の私との違い、みたいな部分ってないでしょうか。

もちろんこれは理屈であって、20代前半でも愛したい人はいるし、逆にアラサー以降でも、なんでも欲しがっている人はいるかもしれません。

ただ一つの目安として、僕たちはアラサーに近づけは近づくほど「愛するもの」を欲するようになる傾向が出てくるって考えることはできそうだと僕は思うのです。

この行動動機、内面的な感覚の変化がSNSとの向き合い方にも現れてくる、と考えるならば。

「昔はひと目を気にしなかった私が、年令を重ねるとともに気にするようになった」

という気持ちや感覚の変化の理由も見えてくると思うんですね。

自分がより「愛するもの」を求めるようになっている。

自分の心が何かを受け入れ、愛し、包み、大切にしたがっている。

それは犠牲と呼ばれるものではなく、自然と自分の内面が変化している証、ということなのかもしれません。

ただ、この内面の変化によって引き起こされる現象、今回の場合は「人目を気にする理由」ですが、

これを僕たちの「エゴ」で解釈すると、あまりいい解釈は出てこないんですねー。

たとえば「SNSに近況アップをためらうのは私が独身だから」という理由。

これって、自分をある意味「恥」にしてしまったり、自分が寂しい存在だと思わせるような解釈ですよね。

もちろんそのままにしておくとあまりいい気分ではありませんよね。

時には自分を表現することをためらって、自分を隠してしまう理由になることもあるでしょう。

すると、自分の感覚がより窮屈になってしまって、周囲の目を使って自分を制限してしまうことにもつながります。

こうなると更にメリットがないし、毎日がつまらなくなってしまうこともあると思うんです。

ただここで「自分の心の変化」と視点を含めて、もっと丁寧にその事情を見つめていくと

「私は愛する対象を欲しがっている」と解釈することだってできるんですよね。

つまり、私(の心)は、すでに

「誰かを愛する準備ができている」

そう解釈するならば、これはどこか喜ばしい成長と言えないでしょうか。

愛する対象がいないことで、切ない思いを抱えるのは、一人が寂しいからもありますけど、「愛せない物足りなさ」の・ようなものを感じている可能性って高い。

それを自分にとってネガティヴな要素にするのか、それとも前向きな要素にするのかは、自分で決められると言っても過言ではないような気がしますよ。

そう。僕の理想は、常に心の法則を「よりためになる方向で使う」こと。

間違ったものを都合の良い解釈をするためだけに心の法則を使ってもしんどいだけですが、上手に心の法則を使って自分を見つめていけば、なんだよ、そんなことか、と思えることってたくさんあるんですよ。

 

内面的な変化にはすぐ気づかないけど・・・気づいてみよう

ただ、僕たちの内面的な変化ってなかなかね、気づかないもの。

僕自身もそうです。自分の変化にすぐ気づくって難しいですよ。

先日、ある人に「最近、浅野くん、変わったね。なんか別人のよう・・・」と言われまして。

え?って感じなんです、自分としてはね。

確かに今、僕自身が自分を変えている最中で、自分の変化は気をつけて見ている最中なのですが、そこまで大きく自分の内面が変わったと気づかなかったんですよ(笑)

んー客観的な目には叶わないものですね。

そう。

余談ですけど、僕のクライエントさまも同じようにおっしゃってくださる方も多いです。

そもそも僕のカウンセリングを「定点観測的な存在」として使ってくださっている方もいて、僕としては嬉しい限りなんですけどね。

僕もよく「最近、なんかいいことありました?」「ちょっと疲れてませんか?」とお声掛けするんですけどね。

それぐらいクライエントさまの変化は僕も見ていますし、そこに気づくだけで修正できることもたくさんありますからね。

あぁ、話がそれました。

それぐらい「自分の内面の変化にはすぐ気づかない」ってことです。

だからあえて自分のための時間を作って、自分を見つめてみることはオススメです。

そして心のについて学んで、自分の感じ方の変化や、悩みの質の変化には意味があるんだと知ることができると、もっと上手に自分を肯定したり、気持ちを支えることもできますから、オススメですよ。

ホント「自分の感じ方の変化」をネガティヴに解釈して、自分の制限にしてしまうことも多いので要注意です。

 

自己表現を続けるために

最後になりますけど

つい「うーん、周囲の人に独身だから遊んでるんだよねと思われたくないなー」と思っちゃって、SNSの投稿や友達との連絡を控えそうになっている人がいるなら、こう思ってみるといいですよ。

「お気遣い、ありがとう」

ご心配ありがとうでもいいですけど、そう心の中でつぶやいてみるといいのではないでしょうか。

ポイントは「周囲の人を敵のように扱わない」ってこと。

つい敵にしてしまうのは、自分を必要以上にネガティヴに捉えているからであって、周囲の人はたいして変わってません、きっと。

だから、「お気遣い、ありがとう」と感謝。

その上で、堂々と自分を表現してみてくださいな。

ついつい年令を重ねると恥の意識も各方面に広がっていって

仕事ができる・できない
結婚してる・してない
恋人がいる・いない

など、気にする事が増えてしまいがち。

ただ、気にすることが増えるってことは、自分が扱えるものも増えている可能性もありそうですよ。

そこまで広い視野がある、実は扱う準備ができている、と理解していくことで、自分を肯定していく材料にしたいものですね。

ABOUT ME
浅野 寿和
カウンセリングサービス所属心理カウンセラー。名古屋を中心に東京・大阪・福岡で〜旅人のように〜カウンセリング・セミナーを開催。心理学は現実で使えてなんぼ、がポリシー。
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