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恵まれているのに幸せを感じない ~幸せを実感する癒やしとは何か~

恵まれているのに幸せを感じない心理とは

カウンセリングサービス・心理カウンセラー浅野寿和です。

いつもありがとうございます。

さて今日のコラムのテーマは、僕自身も気づかないままハマり続けていた悩みでもあります。

恵まれているのに幸せを感じない

僕の場合は「人に恵まれているのに、人を嫌い、怖れていて、人嫌いだと認識していた」という感じです。

まぁ人が嫌いならカウンセラーはしてないと思うんですが、自分の中にものすごい自己矛盾が長いあいだ存在していたことは確かです。今でもたまに顔を出すかなぁ、この感覚。

実際にカウンセリングで扱わせてもらうその他のケースでは

・実家が名家とよばれる家で、周囲からは「いいわね」と言われるけれど、自分自身が幸せだとは思えない。
・家族がエリート揃い。経済的な側面やステータスは十分あるのに、その実家が好きになれずに関わりたくないと思ってしまう。
・とても愛してくれるパートナーがいるけれど、幸せだと実感できなくて一緒にいることが本当に辛い。
・経済的には十分恵まれているけれど、生きていることに疲れた感がある。

などなど、さまざまな形で「恵まれているのに幸せを実感できない」というお悩みをいただくのですね。

もちろんそれぞれのお悩みには、ここに対応する悩みを作る理由がありますから、毎回「あなたのためだけのオーダーメイド」であるカウンセリングでは、皆さんそれぞれの思いを大切にさせていただいているところです。

ただ、じっくりお話を伺っていくと、意識上はさまざまな「悩み・問題」として浮上してきているものは、ある共通している心の状態が見えてくることが多いんです。

今日はその辺のお話と、実際にどのようにして「恵まれていることを受け取っていくか」まで考えていきたいと思います。

 

恵まれていることが不幸に感じるとき

今日はまずちょっと不思議なことを書いてみたいと思います。

僕たちはときに、恵まれているということを「不幸」だと感じることがあるのです。

一見するとえーそんなことってあるんかいな、と思えるような話なのですが、たしかにあり得るんですよ。

こういったお悩みを持っている方がカウンセリングにお越しいただくと「私、恵まれているはずなのに。きっと傲慢なんですよね。でも本当に辛いんです。」とその思いを伝えてくださる方もいるのです。

幸せなはずなのに、幸せを実感できない。むしろ苦しみだと感じてしまう。

これは本当に辛い話だと僕は思うんですよね。

一般的な観念として「幸せ」とよばれるものが目の前にある。しかし、自分自身が幸せだと感じられないなら、ではいったいこの世の中のどこに自分の幸せがあるのだろう、と考え込んでしまっても不思議ではないですよね。

人は可能性を感じられるときほど、とても前向きになれますが、未来がない・可能性がないと感じているときはどうしても苦しみを感じますからね。

実際、「どうすれば幸せを実感できるのか」とその苦しみから抜け出したい一心で、ハードワークが止められず燃え尽きていたり、対人関係を切り離しながら過ごしていたり、どこか望まない恋愛・結婚やリスキーな男女関係に身を投じていく方のご相談もたくさん伺ってきました。

自分の心や体の犠牲を払ってまで幸せを実感したいと願う気持ち。

やっとつかめたと思えた幸せが実感できないならば、それは本当に切ないことだと僕は思うんですよね。

そういったご相談をいただく方の中には、本当は幸せを感じられる環境、たとえば家族の中や、友人・仲間の中で、強い悲しみを感じていたり、自暴自棄ともいえるような感情を抱え、誰も知らない世界に飛び出していくような経験をされている方が多いのです。

たとえば、家の中で、学校や職場で、対人関係の中で、「ただそこにいるだけで苦しい」という経験をされるわけです。

それゆえに、家が嫌い、恋愛が苦しい、学校・仕事が苦しい、対人関係が苦手だという認識を持つようになる方が多いようです。

自分なりに努力しているけれど、なぜか喜びを感じないし、安心すらできない。

それこそ幸せを感じないという気持ち、すなわち不幸だと感じる理由になっていくのでしょう。

そしてどこか自分を信じられなくなり、疑う気持ちが強くなっていくのかもしれません。

 

自尊感情という言葉

自尊感情とは「自分は誰かの喜びである」「自分には価値がある」と感じる感覚です。

多くの人は誰かの喜びになりたくて、誰かの幸せに貢献したいと願っています。

そして、そういったプロセスの中で、自分を肯定し、自信を深め、充実感を感じていくようになっていきます。

もちろん「恵まれているのに幸せだと実感できない」と悩まれている方も同じで、誰かの喜びになりたいという気持ちが存在しています。それは人一倍強い思いとして存在していることも多いんです。

ただ、幸せを実感できないとお悩みの方ほど

「本当に自分は誰かの喜びになっているのだろうか?」

と自分を疑うの気持ちも同時に強く存在していることが多いんですよね。

この疑いがまた幸せを実感できない理由になっていくのです。

恋愛の中でなら、「本当に私は相手を上手に愛しているのだろうか」と思う。

それは「私は本当に愛されているの?」という気持ちとして浮上してくることが多いのですが、つい無理をして相手に合わせたり、相手の要求を飲んだり、言いたいことを押し殺していたり、といったことが続くようにもなります。

困ったちゃんやダメンズ、ロックマンを選ぶ女性の深層心理の一つ、ともいえますが、それほどまでに愛を受け取ってくれそうにないハードルの高い人を心から愛することで、「私はこの人の喜びである」と実感したいと願っているわけです。

しかし、実際は愛しにくい人である以上、なかなか自分が望む気持ちを感じることが難しくなるわけですね。

友人から「もっといい人いるよ」と言われても、しかし頷けないのは、この「私は誰かの喜びである」という感覚を得たい気持ちを譲れないから、というケースも少なくありません。

が、多くの場合、「相手のことを放っておけない」「自分が去ったら見捨てるようでかわいそう」といった気持ちを感じている方のほうが多いと思うんですけどね。

対人関係なら

「自分が誰かの喜びになれないのではないか」という思いが強すぎて、頑張りすぎたり、言いたいことが言えずにいたり、人に嫌われないように過剰に気を使うといった事が起きます。

そのうち疲れてしまい、人が嫌いだと思うようになることも多いですね。

家族関係の場合はもっと強烈で

「自分が家族の一員である意味があるのだろうか」
「何のために生きているんだろう」

そんなどこか哲学的ともいえる疑問を感じるようになる方も少なくないのです。

そもそもは多くの人が家族(両親)の喜びになりたいと願って幼少期を過ごしていたのですが、それが感じられないままいると、自分は誰のためにもならない存在ではないかと感じ始めてしまうんですね。

特に、家族と話が合わない、考え方が合わない、とても厳しく育てられた、褒められた経験がほぼない、といった経験を積み重ねた場合はそう感じやすくなりますね。

 

自分の個性・才能が違和感を感じさせていた

ここで少し、自尊感情に大きく影響する「家族」の話にフォーカスしたいと思います。

「恵まれているけれど幸せを実感できない」というご相談をいただく方ほど、家族との考え方、感じ方がかなり違う、という環境の中で過ごされてきた方が少なくないようです。

それは家族と自分と個性、才能、考え方が違ったという事実を指し示しているのでしょう。

しかしこれがものすごく強い分離感を生み出しているケースが少なくないな、と僕は見ています。

まるで、みにくいアヒルの子の話のように、自分は「違う」存在、自分は望まれていない存在、そういった気持ちすら感じることもあるんですね。

だからこそ、幸せを感じられない居場所=「自分の家族」を嫌悪してしまうこともあるでしょうし、自分自身に才能や魅力などが存在するという実感すら持てないこともあるんです。

僕たちの依存時代(子供時代)とは、「いかに愛されるか」を学ぶときです。

ただ、切ないことですが、愛を実感できなかったという分だけ、自分を大切にすることを忘れ、どのようにすれば人に受け入れてもらえるのか、と考えるようになる人も少なくないのです。

だから、人に合わせますし、人の目も気になりますし、相手がどう思っているのだろうという気持ちが手放し難くなります。

そういった気持ちこそ命綱ですし、そうでもしないと自分が守れないと感じるものでしょうから。

これは僕も同じで、子供時代に親の愛を実感できた時間はあまりなかった、といえます。

それには理由があったわけですが、どこか「自分は望まれていない」「自分は家族の喜びではない」という気持ちが転じて、「家族は自分のことをどうでもいい存在だと思っているのだろう」という思い込みによって、更に家族に対しても過剰に気を使うようになり、反面、嫌悪感や抵抗感を強く持つようにもなっていったんですね。

ただ、そういった受け身な意識を持ち続けていても苦しいだけで、実際に人から愛してもらえないという事実を目の当たりにし、思春期辺りから「早く家を出たい」と考え、自分から人に社会に与えていくようになる人もたくさんいらっしゃいます。

この場合、何事にも献身という意味を超えるレベルで頑張る、相手に尽くす、与えるようになるケースで、一つの恋愛、結婚、仕事、対人関係などで、必要以上にエネルギーを使い疲れ果ててしまうようにもなっていきます。

いわゆる燃え尽きやすい状態になっていくんですね。

こういった状態になると、意識としては「何が問題なんだろう」と考えてしまいますし、「どうすれば楽になるだろうか・幸せを実感できるだろう」と考えるようになっていくというわけです。

とても前向きな気持になることが難しい、と感じてしまうこともあるでしょう。

それでも前向きに、と頑張れば頑張るほど、自分が削れていくような感覚を感じることもあるかもしれません。

 

あなたは誰かの喜びになれる存在

とくに家族の中で「みにくいアヒルの子」状態になってしまうと、その後、いくら白鳥になれたとしても、過去に感じた痛みを忘れ去ることができず

・人から美しい、かわいい、と褒められても全く喜べない。美しくしているのは相手が喜ぶから。
・人から努力を褒められても嬉しくない。努力しないと生きていけないから。
・自分なりにいつも頑張っているつもりだか、いつも「足りない」と感じてしまう。
・自分の居場所をずっと感じられずに、不安ばかり感じる。

どれだけ誰かに愛されても、環境的に経済的に恵まれていても、自分の才能を使い、努力して自分を整えても、幸せを実感できなくなっていくことがありますよ。

それはひとえに「幸せは感じるもの」であって、事実だけでは足りないからです。

その根っこには「自分が誰かの喜びになれる」と感じられない、という問題が存在していることが多いです。

その自分を変えるために、心理学に触れ、自己肯定感をアップさせる方法を日常に取り入れたり、自分を褒めてみたりといろんな手段を使われている方のお話もたくさん伺っていますよ。

その手法自体、きっと間違いじゃないんです。

しかし、なかなかそれが実感できない、というお声も多いのです。

それはどうしても心のなかにある感情(感じる気持ち)が変わらないほどに、大きな経験をされてきたからなのかもしれません。

その場合は、ぜひこの事実を理解していただければと思うのです。

「理解され、愛されるということを学ぶ」
「愛されるという実感を感じられるほどに感情を整理し癒やす」

これは「誰かに愛してもらう」という依存的な態度と似ているようで、違うものだと僕は思っています。

人の想い、愛、理解、とはどのようなものかをその心と体で実感し、学び取るということなんです。

そもそも「愛される」「自分は人の喜びである」という感覚は、一人ではなく、人との関わりの中で学ぶものだと僕は思います。

いくら一人で頑張っても、また、愛されなかったという思いの中で、寂しさの中で、自分を愛してもなかなか「自分は誰かの喜びだ」とう実感が手に入らないこともあるかもしれません。

それはひとえに「愛される」とはどういう感覚か、人の愛はどのようにあなたに向くのかを実感できていない場合に起きることなのかもしれません。

そんなときほど、できれば「人との関わり」の中で自分を癒やすことを僕はご提案しています。

「私は誰かの喜びになれる」という実感と、それを受け取れるしなやかで柔らかい心を培うこと。

頑張って頑張って、心を固くする方向とは少し違うのです。

そして、その学びは、あなたに良い気分を感じさせますから、おのずと人に感謝できますし、人や物事にも寛容になりますし、自分自身ももっと好きになることができます。

そのためのツールとして僕はカウンセリングやセミナーをご提供しています。僕がみなさんのお役に立てるならこんなに嬉しいことはないなと思いながら、日々この仕事をさせてもらっています。

とはいえ、もちろんあなたにフィットする方法ならそれでいいんです。僕は「これをしないとダメ」と申し上げたいわけじゃありません。

どうか、人との関わり、恋人・友達・信頼できる人との関係性の中で、人の愛とはどのようなものかをどうか知っていただければと思います。

あなたが諦めなければ、きっと恵まれていることにも喜べるようになりますし、心の中が感謝で溢れて温かい気持ちになることだって可能だと思いますよ。

最後になりますが、これが最もお伝えしたかったこと。

「恵まれているのに幸せを実感できない」というご相談だけではなく

「人の幸せが喜べない」
「自分なりに努力していたけれど、幸せが実感できない」
「どうにかしてパートナーや家族の幸せを実現したい」

そのようなお話をしてくださる方の多くに、僕は才能、愛、ハートを感じることが多いです。

これは個人的な思いになりますけど、こういったお話をしてくださる方ほど、大きな幸せへの可能性を秘めていると思っています。

自分をよく知り、癒やし、整えていくと爆発的に幸せになる方が多い、という実感もあります。

そのために「自尊感情~自分は誰かの喜びなんだ~」という実感を感じてみたい、学んでみたいと思っていただけたなら本当に嬉しいです。

ABOUT ME
浅野 寿和
カウンセリングサービス所属心理カウンセラー。名古屋を中心に東京・大阪・福岡で〜旅人のように〜カウンセリング・セミナーを開催。心理学は現実で使えてなんぼ、がポリシー。
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